2024/02/16

WMグロース5号投資事業有限責任組合による(株) Kyuluxへの出資について

株式会社 日本政策投資銀行 

WMグロース5号投資事業有限責任組合による(株) Kyuluxへの出資について

2024/02/16

  • 投資
  • 九州

株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、WMパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:徳永康雄、以下「WM」という。)が運用するWMグロース5号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)を通じ、株式会社Kyulux(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:中野伸之、以下「当社」という。)への出資を実行いたしました。

当ファンドは、国内の中堅・中小企業を投資対象とし、各社のニーズに合わせて「バイアウト投資」及び「マイノリティ投資」の双方に対応可能であり、DBJがアンカー投資家として参画し、2022年7月に設立されたエクイティファンドです。DBJは当ファンドからの投資案件のうち、「特定投資業務(注1)」の要件に合致するものについては、同業務を活用することとしています。

当社は、レアメタルに頼ることなくコストパフォーマンスに優れた長寿命かつ高純度の発色、さらには高効率な発光を実現する発光技術-Hyperfluorescence(TM)-を軸に、有機 EL ディスプレイや照明に用いる次世代発光材料の開発に取り組む九州大学発のスタートアップ企業です。当社は、今般のシリーズ C 資金調達ラウンドにて、当ファンドを含む国内外の投資家から合計42.7億円の資金調達を行っており、この資金を活用して製品開発をさらに加速させ、外部機関の協力を得ながらIPポートフォリオの強化および体制整備を進めることを企図しています。

DBJは、本件が、当ファンドから調達した資金及びWMによる支援を以て、当社が成長戦略の加速を実現することで、オープンイノベーションの推進を通じた本邦企業の競争力強化や我が国の社会経済の活力の向上及び持続的発展に寄与するものとして、「特定投資業務」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用いたします。

DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、我が国企業の競争力強化や地域経済活性化の観点から、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。

【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140

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