2024/08/31

斎宮歴史博物館 開館35周年記念特別展 「中世の斎宮とその時代背景―転換期を生きた斎王たち―」を開催します

三重県庁 

令和06年08月31日

斎宮歴史博物館 開館35周年記念特別展 「中世の斎宮とその時代背景―転換期を生きた斎王たち―」を開催します

斎宮歴史博物館では、10月5日(土)から開館35周年記念特別展「中世の斎宮とその時代背景―転換期を生きた斎王たち―」を開催します。従来あまり注目されてこなかった中世の斎宮にスポットをあて、激動の時代を生きた斎王たちの姿や斎王制度の移り変わりをご紹介します。期間中には、記念講演会や学芸員による展示解説会、体験講座なども実施します。ぜひご家族やご友人とお越しください。

1 開催期間
令和6年10月5日(土)から11月24日(日)まで
休館日:10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)、
11月5日(火)、11日(月)、18日(月)
※会期中、一部資料の展示替えを行います。

2 場所
斎宮歴史博物館 特別展示室(三重県多気郡明和町竹川503)

3 開館時間
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)

4 観覧料
一般:500円(400円)、大学生:400円(320円)、高校生以下:無料 ※( )は団体料金
※常設展も併せて観覧の場合は、所定の観覧料が必要です。
【常設展示観覧とのセット料金】
一般:790円(670円)、大学生:590円(500円)、高校生以下:無料 ※( )は団体料金

5 展示内容
天皇が新しく即位するたびに未婚の皇女の中から斎王を選び伊勢斎宮へと派遣した斎王制度は、飛鳥時代から南北朝時代にかけて、およそ660年にわたり存続しました。斎王制度といえば、最盛期であった平安時代をはじめ、近年になって解明の進む成立・整備期にあたる飛鳥・奈良時代の斎宮に関心が集まる一方、平安時代末期以降の衰退・廃絶期に相当する中世の斎宮が取り上げられる機会は多くありませんでした。
そこで、この展覧会では、長期にわたる斎宮の歴史の中でも従来あまり注目されてこなかった中世の斎宮にスポットをあて、古代から中世への激動の時代における斎王制度の様相を斎王たちの動向とともに紹介します。

展示資料点数 55件
【主な展示資料】◎は国宝、○は重要文化財
◎媞子内親王歌合(類聚歌合〈二十巻本歌合〉 巻八)(ていしないしんのううたあわせ)
平安時代末期 陽明文庫蔵
後白河法皇院庁下文 宝菩提院文書
(ごしらかわほうおういんのちょうくだしぶみ ほうぼだいいんもんじょ)
平安時代(治承3(1179)年8月18日) 前田育徳会蔵
中殿御会図(ちゅうでんごかいず) 江戸時代 斎宮歴史博物館蔵
春日権現霊験記 巻十五(模本)(かすがごんげんれいげんき)
明治33(1900)年 京都市立芸術大学芸術資料館蔵
天子御影(てんしみえい) 桃山時代 陽明文庫蔵
御裳濯和歌集(みもすそわかしゅう) 江戸時代 神宮文庫蔵
斎宮跡出土資料 平安時代後期~鎌倉時代 斎宮歴史博物館蔵
○久我家文書 池大納言家領相傳文書案
(こがけもんじょ いけだいなごんけりょうそうでんもんじょあん) 鎌倉時代 國學院大學図書館蔵
女房三十六歌仙図屏風(にょうぼうさんじゅうろっかんせんずびょうぶ) 江戸時代 斎宮歴史博物館蔵
時代不同歌合絵巻断簡(斎宮女御・式子内親王)
(じだいふどううたあわせえまきだんかん さいくうのにょうご・しきしないしんのう)
室町時代 斎宮歴史博物館蔵
時代不同歌合絵巻断簡(赤染衛門・殷富門院大輔)
(じだいふどううたあわせえまきだんかん あかぞめえもん・いんぷもんいんのたいふ)
鎌倉時代 細見美術館蔵
○明月記 嘉禄元年夏 藤原定家筆(めいげつき かろくがんねんなつ) 鎌倉時代 日本大学図書館蔵
通海参詣記(つうかいさんけいき) 江戸時代 神宮文庫蔵

6 関連行事
(1)記念講演会「中世を生きた斎王たち」
日時:10月19日(土)13時30分から15時30分まで
講師:伴瀬 明美(ばんせ あけみ)氏(大阪大学大学院人文学研究科教授)
会場:斎宮歴史博物館 講堂
参加方法:事前申込制、無料
定員:120名 ※応募多数の場合は抽選を行います。
申込方法:
《電子申請システムの場合》
「三重県電子申請・届出システム」(三重県ホームページ内)からお申し込みください。
https://apply.e-tumo.jp/pref-mie-u/offer/offerList_detail?tempSeq=2002
《往復はがきの場合》
氏名(ふりがな)、住所、電話番号を明記のうえ、下記までお申し込みください。
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503 斎宮歴史博物館 10月講演会係
募集期間:9月7日(土)から9月27日(金)まで
※締切日必着 結果は、10月上旬に発送・発信の予定です。
※申し込みは、申請1件またははがき1枚につきお一人様とさせていただきます。

(2)学芸員による展示解説会
日時:10月12日(土)・11月3日(日)・11月16日(土)
各回とも13時30分から14時30分まで(終了時刻は予定)
会場:斎宮歴史博物館 講堂及び特別展示室
参加方法:自由参加(事前申込不要) ※当日の特別展の観覧券が必要です。

7 県立文化施設アニバーサリー連携事業
この事業は、斎宮歴史博物館開館35周年、三重県総合博物館開館10周年、三重県総合文化センター開館30周年を記念して、県立文化施設各館が連携して取り組む事業です。
(1)記念講演会「転換期の美術―後白河院と絵巻―」
日時:11月9日(土)13時30分から15時30分まで
講師:山本 陽子(やまもと ようこ)氏(明星大学教育学部教授)
会場:斎宮歴史博物館 講堂
参加方法:事前申込制、無料
定員:120名 ※応募多数の場合は抽選を行います。
申込方法:
《電子申請システムの場合》
「三重県電子申請・届出システム」(三重県ホームページ内)からお申し込みください。
https://apply.e-tumo.jp/pref-mie-u/offer/offerList_detail?tempSeq=2003
《往復はがきの場合》
氏名(ふりがな)、住所、電話番号を明記のうえ、下記までお申し込みください。
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503 斎宮歴史博物館 11月講演会係
募集期間:9月28日(土)から10月18日(金)まで
※締切日必着 結果は、10月下旬に発送・発信の予定です。
※申し込みは、申請1件またははがき1枚につきお一人様とさせていただきます。

(2)いつきのみや歴史体験館連携事業 体験講座「絵巻物づくりにチャレンジしよう」
日時:11月2日(土)①10時から12時まで ②14時から16時まで
定員:各回15名
会場:いつきのみや歴史体験館(三重県多気郡明和町斎宮3046-25)
参加方法:いつきのみや歴史体験館(0596-52-3890)まで電話でお申し込みください。※先着順
参加費:1,000円
募集開始:10月1日(火)9時30分

8 その他
(1)「ミュージアム部」POP UP SHOP in 斎宮
ミュージアム好きによるミュージアム好きのためのオリジナルグッズを販売している「ミュージアム部」のPOP UP SHOPです。和歌モチーフのブローチや「枕草子」に登場する猫「命婦のおとど」ぬいぐるみなど、かわいくて雅なグッズが登場します。
会場:ミュージアムショップルインズ
期間:11月24日(日)まで
営業時間:10時から16時まで
協力:明和観光商社

(2)斎宮歴史博物館オリジナルグッズの販売
特別展の開催を記念して、ミュージアムショップルインズにて、当館所蔵資料を使ったオリジナルグッズを販売します。

9 主催
斎宮歴史博物館

10 後援
朝日新聞社・中日新聞社・日本経済新聞社津支局・毎日新聞社・夕刊三重新聞社・読売新聞社・
NHK津放送局・中京テレビ放送株式会社・CBCテレビ・東海テレビ放送株式会社・
三重テレビ放送株式会社・メ~テレ・三重エフエム放送株式会社・近畿日本鉄道株式会社

11 助成
公益財団法人岡田文化財団、芸術文化振興基金

関連資料

  • 中世の斎宮とその時代背景チラシ(PDF(3MB))
  • 主な展示資料(PDF(429KB))

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