2024/09/27

2024年度9月知事臨時記者会見(2024年9月27日)の要旨について

愛媛県  

令和6年度9月知事臨時記者会見(令和6年9月27日)の要旨について

ページID:0089591 更新日:2024年10月1日 印刷ページ表示

日程:令和6年9月27日(金曜日)

時間:16時07分~16時21分

場所:知事会議室

(時事通信(幹事社))

それでは、事前通告の質問に移ります。昨日、松山市が臨時会見を開き、中心市街地とJR松山駅周辺まちづくりの将来像について、野志市長が発表されました。これについて知事の所感はいかがでしょうか。

(知事)

はい。昨日、松山市長が、中心市街地やJR松山駅周辺のまちづくり全体について、会見を開いたことは、各種報道で聞いているところでありますけれども、細かいことの事前のお話は聞いていませんでしたので、今の時点で、詳細は分かりません。ただ、前々から、県の方で全体像というのが大事ではないかというふうな意見も述べてきた経緯がありますので、そういう意味では、市長の今の時点での思いというものが表明されたのではなかろうかと認識しています。これからが、スタートになるわけですので、ぜひ時計の針を動かしていただきたいなというふうに思います。もちろん、中身についてはまだ市長さんの思いですから、これから市民でいろんな議論があるでしょうし、また議会とのやりとりもあると思いますので、その推移を見守っていきたいというふうに思っています。

(時事通信(幹事社))

ありがとうございます。それでは、質問のある社はお願いいたします。

(愛媛新聞)

愛媛新聞です。よろしくお願いします。知事、先日の発表の詳細は見ていらっしゃらないということだとは思うのですけれども、例えば、あのプランを見たときに懸念するものであるだとかは、何かありますでしょうか。

(知事)

そうですね、例えば、自分がまちづくりをやってきた経験から言うと、いろんな影響も出てくるところもありますので、ある程度、そういったところと事前の相談であるとか、話し合いというのが必要だと思うのですけれども、それがどの程度やられているかはちょっと分からないので、ここは松山市にお聞きいただいたらいいのではないかなというふうに思います。それと、やはり、まだスケジュール感が、各種報道でも出ていなかったので、やはり、どういうタイミングのスケジュールで何を動かしていくのかということを明確にしないと、かなり巨額の財政負担が生じる可能性もあるので、そこの財政対応というものが、まちづくりを進めていくときに、非常に重要になってくるので、スケジュール感というのが、次大事になってくるんじゃないかなというふうに思います。

(愛媛新聞)

もう一点、JRの松山駅開業が29日に迫っていますけれども、今回の発表のタイミングというのはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

(知事)

これはもう、松山市の判断なので、県がどうのこうのということはありません。

(あいテレビ)

市の発表した内容っていうのは、県都のまちづくりに関わることなので、県との連携も非常に大事だと思っていますし、知事も常々そういうことをおっしゃっていると思うのですが、今回、知事もまだ詳細を把握されていないということで、事前に、例えば、県との話し合いとか調整がなかったことについては、何か感じておられるものはありますでしょうか。

(知事)

まだ正式な話じゃなくて、市長さんの思いだと思いますので、これからだというふうに思います。

(時事通信)

時事通信です。今回、その市長が思いを出されたということで、県もお金を出す部分というのは、バスタだとか、あるかと思います。現時点で点数を付けろというわけではないのですけれども、どのように評価されていますか。

(知事)

先ほど言った、本当に事業化のプロセスっていうものが明確になって、それから財源の問題、それから開発の熟度の問題、もういろいろな要素がないと何とも言えないですね。

あと、やっぱり市民の皆さんとどういう話し合いをしていくのかという、もうしてあるのかもしれないので、そこは分かりません。

ただ一点言えば、そのパーツの部分のバスタについての平面というのは話がありましたけれども、とにかく県の負担が、この事業については生じることになりますので、幾度となく申し上げてきましたが、事業計画、運営手法、これについては早く出していただきたいというふうに思います。

(時事通信(幹事社))

続きまして、先ほど岸田総理の後任として新たに石破茂自民党総裁が選出されました。

知事はどのような期待を持たれていますでしょうか。

(知事)

そうですね。石破さんが今日、就任が決まったということで、4日前には、野党側では立憲民主党の野田さんが代表に選出されて、ちょうど私が国会議員にいた時の、石破新総裁が2期先輩で、野田さんが同期で、その当時、同じグループにいましたので、いろいろな懐かしい思い出がよみがえってきます。

石破新総裁は、もう本当に当時から安全保障という、国民の命を守るという分野ですから、そのフィールドではもう本当に第一人者とも言うべき知識と見識を持たれていた方でありますし、野田さんも非常にバランス感覚のある人材でしたので、私はもう今ニュートラルですから、どちらだということではなくて、2人ともに国が良くなるために頑張ってもらいたいなと心から期待をさせていただきたいと思います。

(愛媛新聞)

石破さんには、地方重視、そういったイメージのある政治家だと思うのですが、その辺に対する知事の期待というのはございますでしょうか。

(知事)

そうですね。地方創生という分野については非常に思い入れが強い新総裁ですので、しかも、今も国会議員も大都市部を選挙区とする議員が非常に多くなって、地方でも大都市志向の議員さんが大勢誕生する中で、本当に地方の現場を大切にする立場で全力疾走してくれる議員が少なくなってきているので、非常に危惧を覚えております。

そういう中で、石破さんは地元も鳥取県でありますから、本当にそうした地方の現状というのを選挙区で身に染みてお分かりいただいている方ですので、その点は本当に期待ができるんじゃないかなというふうに思っております。

(時事通信)

知事は、前回の岸田首相の退任のときに、次期総裁に求めるもの、次期総理に求めるものとして骨太の政策を掲げている政治家、批判を恐れない政治家ということをおっしゃっていました。石破新総裁はその条件に合致していますでしょうか。

(知事)

そうですね。特に安全保障ではいろんな海外での動きがあり、国民の皆さんも心配されているような状況なので、そういうところについてのしっかりとした方針というのは打ち出されるんではなかろうかなというふうには思います。

また、政策通でもありますので、骨太の政策ということに関しては、討論なんか聞いていても安定感があったんではなかろうかというふうに思います。

逃げる逃げないというのは分かりませんけども、やっぱり人間っていうのは、いろんな信念というものと批判というものの板挟みになるときに試されるんだろうと思いますけども、それは、その場になってみないと誰も分からない。やっぱり信念が、例えば、なかなか説得がうまくいかなくて伝わらない、反対の意見の方が多い。特に今SNSなんかはもう本当に無責任に批判ばっかりするようなツールもある中で、信念を曲げずに進んで行くというのは相当な胆力が必要だと思うので、ましてや国レベルですから、国の命運を背負うわけですので、誤りのない信念については、勇気を持って進んでいってほしいなというふうに思います。

(愛媛朝日テレビ)

愛媛朝日テレビです。臨時会見という場で聞くのが正解かあれなんですけれども、県民の関心事という点で事前通告にない一問をお伺いしたいんですけれども、これまで県では東温市さんと連携をしてさまざまな企業立地等々をされてるかと思うんですけれども、大型商業施設コストコの誘致にも取り組まれていると取材の方で聞きました。

県民の関心事としてハッピーなニュースとしてお伺いをするんですけれども、現状言える範囲で進捗等々を教えていただければと思います。

(知事)

はい。相手先のあることなのでやっぱりある程度めどが立たないと私から正式なことは言えないので、あくまでも経緯だけお話をさせていただきたいと思います。

もともと、4、5年前になるんですけれども、大型商業施設の会社が四国への可能性もあるんじゃないかという情報をキャッチしてアタックを開始いたしました。

このときは愛媛県としてアタックを開始していたのですけども、その後、令和2年の12月だったと思います。関係者と私お会いしまして、是が非でも愛媛県にというようなところから正式なアプローチが始まりました。

ただ、やっていく上において、基礎自治体の全面協力がなければ難しいというふうに判断しましたので、いくつかの基礎自治体に関心の度合いというのを投げ掛けてみたんですけども、その中で東温市さんがもう何が何でもと非常に強い思いを示されました。その思いがあれば県と一緒になって、いろいろな課題を克服できるんじゃないかというふうに判断しまして、ある時点から東温市さんと一緒になって、アプローチを展開し、今日にいたっています。

東温市さんが強い熱意を示されたのは、やはりスマートインターの完成によって、市の置かれた状況がガラリと変わって、特に企業誘致の面で積極的に動かれてきた背景があるのではなかろうかと思いますけれども、まだまだ決まったわけではありませんから、必ず呼んでくるように東温市さんと一緒になって全力でアプローチを続けたいというふうに思っています。

(愛媛朝日テレビ)

重ねて関連してなんですけれども、まだ正式決定ではないという大前提のもとでのお話になるのですけれども、その4年、5年にわたる企業誘致っていうところで、もちろん知事の熱量に加えまして、県では主管の経済労働部局ですとか、さまざまな関係者、部局の粘り強い交渉があったとも聞いているのですけれども、そういったところに対して、この場を借りてではないんですけれども、ねぎらいであったり、やっぱり県庁一丸で立ち向かう今のその強みとかっていうのは知事の目にどういうふうに映ってるのか教えてください。

(知事)

そうですね。よくチーム愛媛という言葉を使わせていただくのですけども、私がやるのは方針を決めることと、それから肝の交渉を直接やるという場面で、その前段階であるとか、あとのフォローであるとか、これはもう職員が精一杯頑張ってくれているので、ここ1、2年でも本当に企業誘致もかなり良い案件を実現に結び付けてくれている心強い部隊、職員だと思っていますし、また、今回は東温市の、先ほど強い熱意と申し上げましたけど、本当にぜひうちにという凄まじい熱意で臨まれていました。

だから、市長さんを初め職員さんも一丸となってチームを組んでいただいていますので、まさにこのチーム力というのが、企業の誘致においても非常に大事だなということを感じます。もちろんまだ決まってないですけども、最後までこのチーム力で熱意を伝えていきたいと思っています。

(愛媛朝日テレビ)

すみません唐突に。ありがとうございました。

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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