2024/10/02

「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」発表

大東建託 株式会社 

「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」発表

ニュースリリース

2024年10月02日

大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:竹内啓)は、他に類をみない大規模な調査を行い、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」として集計しました。
なお、本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指しています。

▼詳しい調査結果はこちらから▼
【街の魅力度ランキング】
https://www.eheya.net/sumicoco/2024/ranking/attraction/sumicoco_area_pref.html

街の魅力度ランキング トップ3は「福岡県」「神奈川県」「東京都」

■街の魅力度ランキング1位~20位

■街の魅力度ランキング21位~40位

居住者回答者数 183,727名 ※詳細はページ下部よりダウンロード

•居住者評価の「居住満足度(住みここち)」・「因子分析(生活利便性因子~防災因子までの8因子)」・「建物満足度」・「幸福度」・「住み続けたい」の計12項目と、非居住者評価の「経験・関係」(5項目)、「認知」(2項目)、「希望」(3項目)、「評価」(8項目)の計18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均を元にランキングを作成しています。

•居住者評価・非居住者評価の各項目は、下記回答の平均値から順位付けしています。【居住者評価】「居住満足度(住みここち)」・「建物満足度」・「住み続けたい」の項目は「そう思う」:100点から「そう思わない」:0点までの5段階評価、「因子分析」は因子分析の結果、「幸福度」は1点(非常に不幸)から10点(非常に幸福)までの10段階評価【非居住者評価】「経験・関係」は2段階評価(はい・いいえ)、「認知」、「希望」、「評価」は「そう思う」:100点から「そう思わない」:0点までの5段階評価です。

•30項目の評価項目の評価点数・正規化点数(偏差値)の平均を用いると特定項目で突出した値があった場合にその影響が非常に大きくなり、事実上項目に上乗せされるため、順位平均でランキングを作成しています。

•非居住者評価は、回答者の居住都道府県以外の都道府県をランダムに表示し、一人につき一つの都道府県について回答するよう制御しています。

•街の魅力を発信することを目的としているため、41位以下の順位は公開していません。


本調査は今回が3回目となります。詳細につきましては、「住みここちランキング」WEBサイト(https://www.eheya.net/sumicoco/)

または大東建託株式会社「賃貸未来研究所」公式WEBサイト(https://www.kentaku.co.jp/miraiken/)をご参照ください。

総評

魅力度(都道府県)トップは、3年連続で福岡県

3年連続で福岡県が1位に輝きました。2位は2年連続で神奈川県、3位は東京都(昨年5位)、4位は京都府(昨年3位)、5位は兵庫県(昨年4位)となっています。福岡県は、居住者評価では2位、非居住者評価では1位です。居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位の評価を得ています。一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」1位、「住んでみたいと思う」「住みやすそう」「食べ物がおいしい」で2位と評価が高くなっている他、「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」の評価項目では3位です。3位の東京都は、居住者評価は1位ですが非居住者評価は11位です。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多いものの、居住者評価の「静かさ治安」「物価家賃」などの項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げています。

観光地としての魅力度(都道府県)は、北海道・沖縄県・京都府が今年もトップ3に

「観光に訪れたいと思う」の項目では、1位は3年連続で北海道です。2位は沖縄県(昨年3位)、3位は京都府(昨年2位)となっています。非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で2位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位と、道府県の観光地としての魅力にも特徴がありそうです。

魅力度(都道府県)で茨城県・群馬県・栃木県も健闘

他社のランキングで話題になった茨城県は総合37位(居住者評価、非居住者評価ともに37位)と上位ではありませんが、最下位ではありません。また、群馬県は総合29位(昨年33位)、栃木県は総合28位(昨年30位)と、それぞれ順位を上げました。

※賃貸未来研究所では、「魅力的だと思う」という設問も同時に調査していますが、この設問と「観光に訪れたい」「仕事で訪れたい」という設問との相関関係がそれぞれ0.903、0.843と非常に強いことが分かりました。そのため、「魅力的だと思う」を含めたランキングの作成は適切ではないと判断し、この設問は本ランキングの調査対象の30項目に含めていません。

※回答者の居住地も非常に重要であり回答者の割付を自治体の人口比率にできるだけ近くする必要があります。しかしながら、都道府県ごとの割付では都市部の比率が相当高まると考えられるため、本調査では市区町村ごとに割付を行っています。また、できるだけ回答者の訪問経験等のバイアスを小さくするために、都道府県ごとに3,000名以上の回答を得るように調整しています。

調査概要

◇調査方法 株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者 全国47都道府県(対象自治体1,890自治体)居住の20歳以上の
男女(183,727名)を対象に集計。

[男女比] 男性51.6%:女性48.4%
[未既婚] 未婚38.5%:既婚61.5%
[子ども] なし42.7%:あり57.3%
[世代比] 20歳代11.3%、30歳代19.3%、40歳代22.9%、50歳代24.5%、
60歳代16.0%、70歳代6.0%

◇調査期間
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:183,727名)

◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗 健(フェロー)、調査票配布回収:株式会社マクロミル

◇回答方法
居住満足度・建物満足度・住み続けたい意向:5段階評価、主観的幸福度:10段階評価
非居住者評価:経験・関係に関する項目については2択、その他の項目については5段階評価

解説者プロフィール

宗 健 (そう たけし)

麗澤大学教授 博士(社会工学・筑波大学) ITストラテジスト
大東建託株式会社 賃貸未来研究所 フェロー

1965年北九州市生まれ。
1987年九州工業大学工学部卒業、株式会社リクルート入社。通信事業部、求人系インターネットサービス企画マネジャー、ForRent.jp編集長、ISIZE住宅情報編集長、R25式モバイル編集長などを経て、2006年株式会社リクルートフォレントインシュア代表取締役社長。
2012年リクルート住まい研究所長。
2018年大東建託株式会社賃貸未来研究所長。
2020年AI-DXラボ所長。
2023年4月より麗澤大学教授、大東建託株式会社賃貸未来研究所フェロー。

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•新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等の報道関係者におかれましては、本リリースを掲載・報道または引用する場合には、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」と出所の表記をお願いします。

•本調査の対象となった都道府県庁には、詳細データを提供可能ですので、個別にお問い合わせください。

•学術研究目的の場合、本調査個票データについて提供できる可能性がありますので個別にお問い合わせください。

•「住みここちランキング」WEBサイトでは、「住みここち」と街づくりに関する学術論文や調査データの解説記事を掲載しています。詳細につきましては、WEBサイトをご覧ください。

本ニュースリリース全文のダウンロードはこちらから

自治体関係者・報道関係者 お問い合わせ先

大東建託株式会社 賃貸未来研究所
電話 : 03-6718-9340
メール: mirai-ken@kentaku.co.jp

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