“アセロラ×運動”の相乗効果に期待! ヒトを介してアセロラの抗酸化効果を実証
株式会社 ニチレイ“アセロラ×運動”の相乗効果に期待! ヒトを介してアセロラの抗酸化効果を実証
2024年10月02日■機能性評価試験の内容
①:果肉を粉砕してピューレ状にしたアセロラをC2C12細胞に添加
②:①におけるATP産生量を測定
③:①におけるミトコンドリア量を測定
④:①におけるPGC-1α遺伝子に及ぼす影響を解析
■研究結果
アセロラの添加により、C2C12細胞のATP産生量、ミトコンドリア量、PGC-1α遺伝子発現の増加が認められ、特に、PGC-1α遺伝子の発現は大きな増加が見られました※5。
※5:PGC-1α遺伝子発現が増加すると、骨格筋中のミトコンドリア量およびATP産生が促進され、骨格筋の遅筋化(持久力)を促進することが知られています。
引用文献:Miura S et al, J Biol Chem 278: 31385-31390 (2003).
Miura S et al, Am J Pathol 169: 1129-1139 (2006).
Tadaishi M et al, PLoS ONE 6(12): e28290 (2011).
グラフ:アセロラ添加による、PGC-1α遺伝子発現解析
**P<0.01、Controlと比較
細胞試験の結果を踏まえ、アセロラ摂取が一般成人の筋量・筋力・ストレス・疲労に与える影響に関して、予備的なヒト介入試験を実施しました。
■予備的なヒト介入試験の内容
①:成人男性16名の対象者を、2群(アセロラ摂取+運動:8名、運動のみ:8名)に振り分け
②:8週間、週3回の運動を実施
③:アセロラ摂取+運動併用群は、運動1回あたり200gのピューレ状にしたアセロラを摂取
④:①の対象者の、筋量・筋力・ストレス・疲労の影響を測定
■研究結果
アセロラ摂取+運動併用群の握力の向上が認められ、血中の抗酸化力を表す「BAPテスト」の数値が有意に向上しました。ヒトを介して、アセロラの血中の抗酸化効果を実証したのは初めてです。
今後も、アセロラの効果に関して、ヒトによる検証を継続してまいります。
■発表概要
学会:第37回 日本動物細胞工学会2024年度大会 (JAACT2024)
開催日:2024年7月23日(火)~2024年7月24日(水)
タイトル:『アセロラピューレの運動機能に対する効果検証』
発表者:
佐々木 一慶(筑波大学 地中海・北アフリカ研究センター)
尹 之恩、大藏 倫博(筑波大学 体育系)
青木 仁史、花村 高行、原田 和彦、原本 典明(株式会社ニチレイフーズ 研究開発部)
礒田 博子 (筑波大学 生命環境系、地中海・北アフリカ研究センター)
【この件に関するお問合せ】
先株式会社ニチレイフーズ 広報部 広報グループ [担当:大竹・笹嶺・宮嶋・糸永]
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