2024/10/21

宮崎空港ビル(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

株式会社 日本政策投資銀行 

宮崎空港ビル(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

2024/10/21

  • 融資
  • 九州

株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、宮崎空港ビル株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役社長:永山博康、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

当社は、「宮崎ブーゲンビリア空港」のターミナルビルの管理・運営を担う事業者です。南海トラフ沖地震に伴う津波に備え、空港利用者のみならず周辺の地域住民の安全も見据えた防災体制の構築を通して地域防災の強化に貢献しています。

今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 空港利用者及び従業員の安全を確保すべく、グループ会社のほか航空会社や県警、医療機関を含めた防災体制を構築したうえで、最新のハザードマップを踏まえた津波対策の実施や、災害時の対応・避難場所等をまとめた独自の「防災ガイドブック」の配布、参集訓練を始めとした各種防災訓練の定期的な実施により、ハード・ソフト両面から防災への取り組みを高度化している点
(2) 周辺住民も対象とした有事の際の生活物資の確保に留まらず、自治体とも協力しつつ地域を巻き込み夜間まで想定した津波避難訓練を実施しているほか、「防災展」を継続的に実施し防災備品の展示・販売や災害に関する啓発を行うことで、宮崎市における民間初の津波時避難施設としてプレゼンスを発揮しながら地域の防災意識向上に貢献している点
(3) 日本国内における航空ネットワークを形成する重要な公共インフラとして、航空会社らとの協議の上選定した被災後 3 日以内の早期復旧を実現すべく、部署ごとに目標復旧時間を設定した BCP を策定し、事業継続力向上に努めている点

その結果、当社は「防災及び事業継続への取り組みが十分」という格付を取得しました。なお、本件は、当社にとって4度目の「DBJ BCM格付」取得となります。

DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

【お問い合わせ先】
南九州支店 電話番号 099-226-2666

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