【仕事がうまくいかないときの対処法ランキング】男女500人アンケート調査
株式会社 R&G仕事がうまくいかないときの対処法に関する意識調査
株式会社 R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、社会人男女500人を対象に「仕事がうまくいかないときの対処法に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://r-andg.jp/blog/5001 )
「いつでも仕事は順調で、仕事の悩みなんてほとんどない」という人は少ないのではないでしょうか。優秀なビジネスパーソンであっても、多かれ少なかれ仕事がうまくいかないと感じることはあるでしょう。
仕事がうまくいかない原因や対処法を知っておけば、早めに悩みから抜け出せるかもしれません。
そこで今回、株式会社R&G( https://r-andg.jp/ )は、運営ブログ( https://r-andg.jp/blog/ )内において、社会人男女500人に「仕事がうまくいかないときの対処法」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、株式会社コレット代表取締役( https://smilelabo-collet.com/ )田中よしこ氏からご考察いただいております。
【調査概要】
調査対象:社会人の男女
調査期間:2024年6月20日~27日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性303人/男性197人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 18.0%/30代 38.0%/40代 26.4%/50代 13.8%/60代以上 3.6%
【調査結果サマリー】
・仕事がうまくいかないと感じることがある人は93.0%
・仕事がうまくいかない原因は「人間関係・コミュニケーションの問題」
・仕事がうまくいかないときの対処法1位は「周囲に協力を仰ぐ」
仕事がうまくいかないと感じることがある人は93.0%
社会人の男女500人に「仕事がうまくいかないと感じることがありますか」と聞いたところ、「頻繁にある」「たまにある」という人が合わせて93.0%にのぼりました。9割以上の人が「仕事が捗らない」「効率よく仕事できない」と感じた経験があるのですね。
自分がミスをしてしまうこともありますし、同僚がミスをしたり顧客が急な変更を要求したりして、仕事の進捗が遅れてしまうこともあります。
仕事がうまくいかないと、「自分はダメだ」と思ったり、周囲にイライラしてしまったりして、仕事するのが辛いと感じることもあるでしょう。自己肯定感が低下し、仕事に行くことすら辛くなって、退職や転職を考える人もいるかもしれません。
仕事がうまくいかない原因は「人間関係・コミュニケーションの問題」
仕事がうまくいかない原因の1位は「人間関係・コミュニケーションの問題(166人)」でした。2位の「経験・知識が不足している(147人)」も、多くの票を集めています。
「人間関係」「健康」「能力や適性」など、さまざまな回答が寄せられましたが、どちらかというと「自分の能力や性格に問題があって、うまくいかない」と、自分を責めている人が多い印象です。
<1位 人間関係・コミュニケーションの問題>
・部署で一番年下なため、素で話せたり相談できたりする人がいないこと。女の上司が怖くて普通に話すときもビクビクしてしまったり、顔色をうかがったりしてしまう(20代 女性)
・自分の対人コミュニケーションスキルが低すぎるせいだと思う(30代 男性)
・自分だけで行う仕事はほとんど滞りなく進められます。ただ他の人と共同で行う作業の場合、連携を取りにくい相手と組むと、うまくいかないなぁと感じます(40代 女性)
人間関係が悪かったり上司・同僚とのコミュニケーションが希薄だったりすると、お互いに相談や協力ができず、仕事がスムーズに進まなくなります。例えば、仕事でわからないことがあっても、上司や先輩に聞きにくくなってしまいますね。周囲とのコミュニケーションがうまくとれない理由としては「人見知り」など、自分に問題があることもあります。
一方で「上司や顧客が高圧的」「同僚が話を聞いてくれない」など、周囲に問題があることもあるでしょう。孤独によって自己肯定感や意欲が削られ、仕事に自信をもてなくなってミスしてしまう人もいるのではないでしょうか。
<2位 経験・知識が不足している>
・経験が少なく、自信をもって対応できないこと(20代 男性)
・システム営業をしているが、システムの内容をすべて把握できておらず、提案能力が欠けている(30代 男性)
・業務に必要なIT関係の知識が不足しているから(40代 女性)
入社・異動直後は業務に関する経験や知識が足りず、大変な思いをする人も多いでしょう。また、教育体制がないために知識が身につきにくいと感じている人もいました。知識や経験がないと自信をもてず、いつも不安な気持ちで仕事することになり、結果として失敗してしまうこともあります。
また、仕事に適性があるかも重要です。慎重派の人がスピード重視の部署に配属された場合などは、求められる能力と自身の強みがかみ合わず、仕事がうまくいかないことも多いと考えられます。
<3位 同僚・顧客のせい>
・上司に業務範囲の知識がなく、報連相や判断に支障をきたしている(20代 女性)
・顧客のわがままが多い。顧客が期日を守らない(30代 女性)
・仕事の関係者がやるべきことをやらない(40代 男性)
例えば「上司や同僚に専門知識がない」「同僚がサボっている」「顧客からのレスポンスが遅い」などですね。組織に所属していると、自分ひとりで完結する仕事はほとんどありません。
フリーランスであっても、顧客に質問事項があるときなどは顧客からの回答を待って作業しますし、協力者からの納品を待つこともあります。自分は準備できているのに、周囲のせいで仕事が遅れてしまうと考えている人も多くなりました。
ただ、自分ではコントロールできないことのせいにしているだけだと、いつまでも仕事がうまくいかない状況は改善しません。「締め切りを守らない顧客や同僚に対してできる働きかけ」「スケジュールが遅れてもリカバリーできる方法」などを考えておくことも大切でしょう。
<4位 仕事が多い>
・許容範囲を超えた量の仕事を抱え込んでしまい、時間内にすべてを終わらせられない(20代 女性)
・こなす数が多く、すべて中途半端になっている(40代 男性)
仕事量が多すぎると落ち着いて仕事に取り組めず、焦ったり混乱したりしてミスが増えると考えられます。仕事量の多さから残業が続き、集中力が落ちてしまうこともあるでしょう。短納期の仕事が続くときも、焦ってミスする可能性があります。
仕事量が多い理由としては、「繁忙期」「人手が足りない」「業務量に偏りがある」「トラブルが続いている」などがあるでしょう。
<同率4位 モチベーションの低下>
・意欲のなさです。悪いとは思っていても意欲が湧きません(20代 男性)
・興味が湧かず、積極的に取り組めないため(40代 女性)
仕事に対する意欲がないと、仕事に必要な知識を吸収しようという気持ちも起きにくくなります。結果として仕事がうまくいかないことも多いのでしょう。
モチベーションが低下する原因としては、「人間関係が悪い」「仕事の目的が見えない」「好きな仕事ではない」などが考えられます。仕事全体ではなく、特定の業務内容にだけやる気が出ないという人もいました。
<6位 体調不良・体力不足>
・寝不足や疲労などの生活習慣の乱れ(20代 女性)
・体力が落ちてきている(40代 男性)
・体調不良が原因だと思います。持病があり天気に影響されることもあるので、体調が悪いときはミスが増えて仕事がまったくうまくいきません(50代 女性)
睡眠不足や疲労の蓄積によって集中力が低下すると、ミスを招きます。そのため体調不良のときは仕事がうまくいかないと感じている人も多くなりました。
体調を整えるためには休息が必要となるものの、残業や休日出勤が続くときっちり休息がとれないこともあります。体力を使う仕事であれば、加齢などによる体力の低下で問題を感じる人もいるでしょう。
<7位 要領が悪い>
・進めようとは思うが、優先順位をつけられないときがある。「締め切りがないタスク」がたくさんあるときによくなる(20代 女性)
・事前に段取りを組まないまま作業してしまうから(40代 男性)
具体的には「優先順位をつけずに仕事している」「段取りや準備が不十分」などが挙げられました。十分な準備がないまま仕事に取りかかってしまうと、仕事が溜まっていったりミスにつながったりすることも。
失敗を繰り返さないための工夫を怠っている場合も、仕事の効率を悪くしている可能性があります。
仕事がうまくいかないときの対処法1位は「周囲に協力を仰ぐ」
「仕事がうまくいかないときの対処法」を聞いたところ、1位は「周囲に協力を仰ぐ(113人)」でした。2位「休んでリフレッシュする(95人)」、3位「知識・スキルを伸ばす(80人)」が続きます。
仕事がうまくいかないときには、うまくいかない原因に合わせた対処法が必要になります。例えば疲れのせいで仕事がうまくいかないのに、「もっと知識を蓄えないと」と勉強に時間と労力を割いてしまっては、時間も体力も足りなくなり逆効果だと考えられます。自分が置かれている状況を分析し、適切な対処法を選びましょう。
<1位 周囲に協力を仰ぐ>
・まず近くにいる人に尋ねます。周りに聞ける人がいないのなら、電話などで上司に相談(20代 女性)
・少しでも行き詰ったらすぐに上司に相談し指示を仰いでいる。結果として在宅勤務を認めてもらったり、業務量を調整してもらったりして、とても助かっている(30代 女性)
・上司へエスカレーションしつつ、業務知識が必要ない仕事は極力別の人に振る(50代 男性)
知識が足りなかったり仕事量が多すぎたりするときには、周囲を頼ることで事態を打開できるかもしれません。困ったときに経験者を頼ることで、実践しやすい対処法が見つかることもあります。オリジナルの対処法を編み出すよりも、経験者に相談するほうが効率的です。
一方頼りになるのは経験豊富な年長者・先輩だけではありません。「優秀な部下に仕事を任せる」「ITについては若い人に聞く」など、年下や部下を頼っている人もいました。「できない自分が悪い」「ひとりでやらなければ」と思い込まず、周囲を頼ってみましょう。
<2位 休んでリフレッシュする>
・集中力が切れる前に休憩をはさむ(20代 女性)
・調子が出ないまま仕事をしても、生産性が低いまま仕事をすることになるので、早めに終わるようにしています(40代 男性)
仕事の合間に休憩をはさむパターンもあれば、当日分の仕事を終えてからリフレッシュしたり、休暇を取ったりする人もいました。リフレッシュする具体的な方法は、仮眠、飲食、趣味などです。
休んで気分を変えることで集中力が回復し、前向きに仕事できるようになることも多いですね。集中力が続かなかったり、疲労が溜まっていたりする場合に効果がありそうな対処法です。
<3位 知識・スキルを伸ばす>
・業務外でスクールに通い、スキルを身につける(20代 女性)
・業務を効率よく行えるように、パソコンのスキルアップを行う(30代 女性)
・得意分野でも常に情報をアップデートする(50代 男性)
知識や経験が足りなくて自信がなく、仕事がうまくいかない場合に試したい対処法です。スキルアップすることで仕事の質が向上したり、スピードが上がったりします。
できることが増えるとモチベーションも上がり、社内での評価が高まる効果も期待できます。
<4位 考えすぎない>
・仕事のことを考えすぎると緊張して失敗するので、あまり考えないこと(20代 女性)
・他人は変えられないので、諦める(40代 女性)
「転職したばかり」など、仕事がうまくいかない原因の中には、時間が解決してくれることもあります。また「同僚がミスする」「人間関係が悪い」など、自分の力だけでは解決できない問題もあるでしょう。
自分の力で解決できないときは、考えすぎないようにする人も多くなっています。考えすぎると焦ったりイライラしたり、あるいは落ち込んだりしてしまうからですね。タイミングと状況によっては、「うまくいかないこともある」と割り切ることも大切です。
なお「解決できない問題が深刻で、心身の健康に悪影響を及ぼす」「割り切ろうにも割り切れず、負担が大きい」という場合には、転職や異動も検討してみましょう。
<5位 プラス思考を意識する>
・落ち込まずに、どうしたらうまくいくかを考える(20代 女性)
・新しい仕事を覚えるチャンスだと、前向きに捉える(30代 男性)
・できるだけプラス思考でいられるように、「今の状況は自分にとっての成長チャンス」と捉えるようにしております(40代 男性)
トラブルが起きても、ポジティブに考えることを心がけている人も。例えば短納期の仕事が来たときには、どうやったら効率化して期日までに仕上げられるだろうと考えられます。
トラブルや難しい仕事を乗り超えたら成長できると考えるのも、ポジティブですね。ポジティブな行動を心がけることで、周囲から「自信をもって生き生きと仕事しているな」と思われ、好印象を与えられる効果も期待できます。
<6位 周囲とのコミュニケーション>
・コミュニケーション不足だとやはりミスが増えて、仕事がうまくいきません。組織は人間関係で成り立っていますので、普段から暇なタイミングで従業員同士の雑談などをしておくことは、かなり重要だと思います(30代 女性)
・上司となるべくコミュニケーションを取るようにしている。知識をもっている人と仲良くしたりして、すぐ教えてもらえる環境をつくる(40代 女性)
普段から上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、困ったときに助けてもらいやすくしている人も多くなりました。周囲に協力を求める際も、そもそもの人間関係ができていないと頼りにくいですよね。
また仕事の進捗状況などをこまめに職場内で共有しておくことで、別のメンバーが懸念点やミスに気づき、助けてくれるかもしれません。自分が頼りやすいだけではなく、相手からも頼られやすい関係を築くことで、お互いにフォローでき、職場全体の仕事が進みやすくなるのではないでしょうか。
<7位 仕事を効率化する>
・効率よく作業できる方法を調べる(20代 女性)
・段取りよくできるよう、まず机の上を整理し、資料を物件ごとにまとめる(50代 女性)
仕事量が多いときや、自分は要領が悪いと感じるときにできる対処法です。具体的には「ToDoリストをつくる」「優先順位をつける」「仕事をルーティン化する」などが挙げられました。デスク周りやオフィス収納の整理なども、効率化につながるかもしれません。
仕事の全体像やゴールを把握しておくことも、効率的な業務手順を考えるために大切です。
<8位 目の前の仕事に集中する>
・ひとりひとり丁寧かつ真摯に向き合って仕事をする(20代 男性)
・とりあえず目の前にある仕事から片付ける(40代 女性)
「やる気が出ない」「プライベートで心配事がある」「周囲が気になって気が散る」などの場合に効果的な方法です。やる気が出ないときでも、作業を始めると気分が乗ってくることもあります。
反対に「苦手だから」「やる気が出ないから」と後回しにしてしまうと、やることになったときに焦りなどからミスをして、苦手意識が強くなってしまうかもしれません。
また「同僚との成績差」「家族や恋人とケンカしたこと」などをできるだけ考えずに集中することで、焦りやイライラが減り、ミスも減ると期待できます。
まとめ
職種や年齢を問わず、多くの人が仕事がうまくいかないと感じた経験をおもちでしょう。仕事がうまくいかない原因としては、大きく分けて「人間関係」「仕事内容や仕事量に対する能力不足」「体調不良」があります。原因に応じた対処法を試すことで、仕事がうまく回るようになるかもしれません。
仕事がうまくいかないことは誰にでもあります。自責思考は原因の特定に役立つこともありますが、過度に自分を責めていると、焦りや不安からますます仕事がうまくいかなくなることも。
過度に自分を責めるのではなく、原因がわかったら気持ちを切り替えて、前向きな対処法を考えてみましょう。
▽田中よしこ氏の考察
この調査結果から、多くの人が仕事の中で悩みや挫折を感じていることが明らかになりました。私のところにも多くの方が仕事や人間関係の悩みで相談に来られていますが、悩んでいる時は自分を責めたり、自分以外の人たちと比較しがちです。 ですが調査の結果から分かるように、あなたの悩みは9割以上の人たちが経験済み。まずは、誰でも一度は通る道なんだと捉えていただきたいのです。
仕事に行きたくないと感じる、失敗することがある、人間関係もうまく行かないことがある。これらは当たり前のことで、この経験を超えると生きやすさが身に付き、成長できる、そして次に同じようなことが起こった時は経験済みのものは自分で対処できる。こういった乗り越えた後のメリットを自分に教えてあげると、今の辛い状況とその先をセットで見る視点で現状をとらえることが可能です。
仕事は社会とつながり、自分自身を成長できる貴重な体験ができる場所でもあります。辛い気持ちも認めつつ対処方法も身に着けてあげましょう。
■監修者紹介
田中よしこ
株式会社コレット代表取締役
https://smilelabo-collet.com/
虐待サバイバーから抜け出した自身の経験と心理学・脳科学などの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションの他企業研修などを中心に、自分らしく「未来の理想の思考」を引き出す過ごし方を届けている。
著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://r-andg.jp/blog/5001
■株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは、外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポート企業。製造業、物流業、通訳等に特化した人材派遣。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しております。
※事業内容の詳細はこちら
https://r-andg.jp/business.php
■会社概要
社名 : 株式会社 R&G
所在地 : 〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-51-1 三石ビル4F
代表者 : 吉田 忠義
創業 : 2015年9月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・コンサルティング業
URL : https://r-andg.jp/company.php
提供元:PRTIMES