東京都港区様にBEV シャシ向け電動式ごみ収集車「e パッカー&reg」の特別仕様車を納車~日本初となる電気小型トラック「eCanter」架装の環境学習用スケルトンパッカー車~

2024/10/15  極東開発工業 株式会社 

2024 年10月15日

東京都港区様にBEVシャシ向け電動式ごみ収集車
「e パッカー(R)」の特別仕様車を納車
~日本初となる電気小型トラック「eCanter」架装の 環境学習用スケルトンパッカー車~


極東開発工業株式会社(本社:大阪市中央区 代表取締役社長:布原 達也)はこのたび、東京都港区様に、BEV(※1)シャシ向けの電動式ごみ収集車 「eパッカー」を三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長・CEO:カール・デッペン)の電気小型トラック「eCanter」に架装した、日本初(※2)となる特別仕様の環境学習用スケルトンパッカー車を納車いたしましたことをお知らせいたします。

なお本車は、「2024(第43回)みなと区民まつり」において、10月12日(土)・13 日(日)の2日間、皆様にお披露目されました。

(※1)BEV:Battery Electric Vehicle(バッテリー式電動自動車)
(※2)BEVシャシに架装した環境学習用スケルトンパッカー車として日本初。(当社調べ。)

BEVシャシ向け電動式ごみ収集車
「eパッカー」

(「eCanter」架装 ・ 東京都港区様向け
環境学習用スケルトンパッカー車)

「2024(第 43 回)みなと区民まつり」でのお披露目の様子 (アンヴェール時)
写真左 : 港区長 清家 愛 様
写真右 : 当社 取締役 常務執行役員 特装事業部長 木津 輝幸

当社は、2010年にリチウムイオンバッテリーで圧縮装置を駆動させる日本初(※3)の電動式ごみ収集車「eパッカー(R)」(初代)、2011年にPTO(パワーテイクオフ=動力取出装置)に加え3相200Vコンセントからの電気でも圧縮装置を駆動させる「ツインドライブ・eパッカー」、2014 年に世界初(※3)のハイブリッドシャシの走行用モータで圧縮装置を駆動させる「e パッカー ハイブリッド」をそれぞれ開発・発売し、電動式ごみ収集車のパイオニアとして市場を開拓してまいりました。(※3)当社調べ。

現在販売している「eパッカー」は、当社が今まで培ってきた電動技術とノウハウを生かし、BEVシャシの駆動用バッテリーからモータ式のePTO(「eCanter」にオプション設定)を介して動力を伝達することにより圧縮装置を駆動させる、走行も作業もフル電動のごみ収集車で、電動式ごみ収集車の代名詞として親しまれた「eパッカー」の名称を復活させ、2023年12月に市販車国内第1号車を香川県高松市のお客様に納車いたしました。

今回港区様に納車いたしました本車は、駆動用バッテリー1個搭載(Sサイズ、一充電走行距離(国土交通省審査値):116km)仕様の「eCanter」に架装したボデー容積4.3?の排出板押出式プレス式ごみ収集車(プレスパック(R))をベースに、ボデーやテールゲート側面部をスケルトンとした「eパッカー」特別仕様車で、ごみを積み込む様子やごみ収集車の動きを詳細にご覧いただくことができます。

港区様では、区の総合計画である「港区基本計画」における基本政策の実現を図るための環境分野の計画として「港区環境基本計画」を策定され、「多様な暮らし・活気・自然が調和する 持続可能な都市 みなと ~私たちが築く地球の未来~」を目指す環境像として、環境関連の様々な施策に注力し、積極的に実施されております。

本車は、同計画における「環境教育等による環境保全意識の向上」の施策の一環として、先代車両(CNG車)の老朽化等に伴う代替で導入されたもので、ごみ収集作業に使用する車両に触れるとともに、作業体験を通じごみの適正排出および減量に関する意識啓発を図ることなどを目的として、区内の小・中学校への出前講座や各種イベントにおいて活躍する予定です。

またボデー上には広く区民の皆様にPRを行うことができるようLED表示器とスピーカーを搭載しており、走行・作業時の排気ガスゼロ(CO2排出ゼロ)かつ音も静かというBEVごみ収集車のメリットを最大限に生かしたクリーンでスマートな環境教育を実現します。

極東開発グループでは、今後もカーボンニュートラルの実現に向けた一助となるよう、環境と社会に貢献する製品ラインナップの強化に努めてまいります。

スケルトン
ボデーサイドカバー

ボデー上部LED表示器・広報用スピーカー

排出板
(港区エコキャラクター エコル)

リフト・プレスプレート
(港区リユースキャラクター リユー助)

(ご参考)「eパッカー(R)」の特長

1.排気ガス・CO2を排出しないクリーンな作業を実現

走行・作業共にフル電動のため、排気ガスとCO2の排出がありません。(※4)
環境に配慮したクリーンなごみ収集車です。
(※4)発電から充電までの CO2排出量は含まれておりません。

2.低騒音

エンジン車と比較して圧倒的な低騒音を実現。
早朝・夜間はもちろん、あらゆる場面で静かな作業を実現します。

3.エンジン車と変わらない仕様と作業性

エンジン車と変わらないボデー容積、投入口高さ、仕様およびオプション対応(※5)を実現し、作業性を確保しています。

また、「eCanter」は豊富なシャシバリエーション(キャブ幅・ホイールベース・GVW(車両総重量)・バッテリー数等)を有しており、お客様のニーズに幅広く対応することが可能です。

(※5)仕様により一部対応ができない場合がございます。詳しくは弊社営業担当までお問い合わせ下さい。

<広報お問合せ先>
極東開発工業株式会社 法務広報部
〒541-8519 大阪市中央区淡路町二丁目5番11号
電話 (06) 6205-7826 FAX (06) 6205-7830
ホームページアドレス https://www.kyokuto.com/

※製品のご商談に関するお問い合わせにつきましては、お近くの営業所 まで連絡いただきますようお願い申し上げます。

極東開発グループは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

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