トイレタリー業界の取扱商品は家庭用と業務用に分かれる
トイレタリー業界には大きく分けて個人に対して提供される家庭用商品と、ホテルや美容院、飲食店などの法人に対して提供される業務用商品がある。トイレタリー用品は生活には欠かせない日用品であり、あまり不況の影響を受けず季節性も少ない。しかし様々な代替品と競合し、それらとの価格競争の影響がある。
家庭用商品としては台所用洗剤や衣料用洗剤・柔軟剤、シャンプー・コンディショナー、石鹸、紙おむつ・生理用品、歯ブラシ・歯磨き粉、マスク、芳香剤・消臭剤、殺虫剤・防虫剤などが挙げられる。一方、業務用商品としてはヘアカラー剤・パーマネントウェーブ剤や業務用洗剤、業務用シャンプー・コンディショナー、歯ブラシ・歯磨き粉などが挙げられる。
女性用化粧品が伸び悩む中で、男性用化粧品が注目され、近年多くの企業が参入している。例えば、男性用化粧品トップシェアを誇るマンダムの「ギャツビー」、「肌の健康」をテーマに開発された大塚製薬の「UL・OS」、ネイチャーラボの男性用プレミアムケア商品である「MARO」、アンファーの頭皮ケアをおこなう「スカルプD」などがある。