当業界の全産業内での位置づけ

法人サービス業界は他業界に比べて資産効率が高く、就業者数に比べて経済規模が大きい。各産業との関連も深く、日本の産業界のインフラとしての役割を担っている

 法人サービス業界の経済規模は名目GDPベースで50.3兆円、就業者数ベースで146万人の規模である。法人向けのサービス提供をおこなうこと、またリース・レンタル業界などの資本集約的な業界を内包していることから就業者数に比べて経済規模が大きい。規模については小売業や卸売業に匹敵する業界であり、国内の産業の中でも重要な役割を占める。法人を多面的に支援するという業務の特性上関連する業界も多く、人材提供やアウトソーシングの大手企業はあらゆる業界と取引している。特に、近年は建設業、飲食業などをはじめ多くの産業で人材不足が課題となっているためアウトソーシングや人材供給のニーズは高く、広く法人のインフラとなっている。