2022/03/08

「DFP-14323」のライセンス契約締結に関するお知らせ

日本ケミファ 株式会社 

2022年3月 8 日
各 位
Delta-Fly Pharma 株式会社
日 本 ケミファ株 式 会 社

「DFP-14323」のライセンス契約締結に関するお知らせ

Delta-Fly Pharma 株式会社(徳島県徳島市、代表取締役社長 江島 淸、以下「DFP」)と日本ケミファ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 山口 一城、以下「日本ケミファ」)は、DFP が特許を保有し、非小細胞肺がん(上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性、ステージⅢ/Ⅳ)の患者を対象に開発中の「DFP-14323」(以下、「本剤」)の日本国内における独占的販売権を日本ケミファに付与するライセンス契約(以下「本契約」)を締結いたしましたのでお知らせいたします。

本剤は、がん免疫担当細胞の表面に存在するアミノペプチダーゼ N(がん幹細胞受容体の CD13と同じ)と結合してがん患者の免疫応答を強め、標準的な抗がん剤と併用しても副作用を増強することなく効果を高めることから、高齢者や末期のがん患者の治療剤として期待されています。

本剤は既存の抗がん剤との併用で非小細胞肺がん(EGFR 遺伝子変異陽性、ステージⅢ/Ⅳ)の患者を対象に実施した臨床第 2 相試験で良好な成績を得ており※、本契約に基づき DFP が独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)と相談の上で開発を進め、非小細胞肺がん(EGFR 遺伝子変異のあるステージⅢ/Ⅳ)の患者の治療に係る適応で製造販売承認を申請する予定であり、日本ケミファは日本において当該承認が得られ次第、本剤の販売を行います。

非小細胞肺がん患者の治療には様々な抗がん剤が使われていますが、未だに死亡者数が最多であり、特に高齢者や末期の患者では治療の継続ができない場合もあるため、がん患者に優しい治療薬の開発が望まれております。なお、本剤に関する発明は、日本、米国、欧州、豪州、韓国、ロシア及び台湾で特許が成立しています。

※DFP1 月 31 日付リリース
「DFP-14323 の臨床第 2 相試験の進捗報告に関するお知らせ」
https://www.delta-flypharma.co.jp/documents/uploads/9861b9cb82cae1da4b792399f76c88c2.pdf

以 上

(参考情報)

【会社概要】

(1)Delta-Fly Pharma 株式会社
① 商 号 Delta-Fly Pharma 株式会社
② 代 表 者 代表取締役社長 江島 淸 (えしま きよし)
③ 本 社 所 在 地 徳島県徳島市川内町宮島錦野 37 番地の 5
④ 主な事業内容 医薬品、医薬部外品、医療器具、化学工業薬品、化粧品の
研究開発、製造、販売並びに輸出入
⑤ 資 本 金 32 億 91 百万円 (2021 年 3 月 31 日現在)
⑥ 設 立 年 月 日 2010 年 12 月 6 日
⑦ 決 算 期 3 月 31 日
Delta-Fly Pharma 株式会社は、2010 年 12 月に創業した、医療用医薬品の研究開発に特化したベンチャー企業です。「『がん』だけを見ることなく『がん患者』の全体を診ることにより、安心して身内のがん患者に勧められるがん治療法を提供すること」を企業理念として、ヒトでの有効性が確認された既存薬にアレンジを加える“モジュール創薬(Module Technology)”を用いて、新規抗がん剤の開発に注力しています。

(2)日本ケミファ株式会社
① 商 号 日本ケミファ株式会社
② 代 表 者 代表取締役社長 山口 一城 (やまぐち かずしろ)
③ 本 社 所 在 地 東京都千代田区岩本町 2-2-3
④ 主な事業内容 医療用医薬品・臨床検査薬の製造・販売および輸出入業
健康・医療関連事業
⑤ 資 本 金 43 億 4 百万円
⑥ 設 立 年 月 日 1950 年 6 月 16 日
⑦ 決 算 期 3 月 31 日
日本ケミファは 1950 年に創業した、医療用医薬品を中心に臨床検査薬やヘルスケアなどの事業に取り組む企業です。「ジェネリック医薬品」、「アルカリ化療法剤」、「新薬開発」の 3 つを成長戦略として掲げ、これらの成果を国内外に展開することを目指しています。自社開発創薬については探索研究にフォーカスした「ベンチャー型創薬研究」による画期的な新薬開発と既存薬のドラッグ・リポジショニングに取り組んでおり、近年では新薬開発において複数の有望な候補化合物を見出すことに成功しています。

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