富山県立中央病院の高性能CTが4台体制になります
富山県富山県立中央病院の高性能CTが4台体制になります
発表日 2022年11月21日(月曜日)
「県立中央病院では、現在高性能CT(※)を2台整備しておりますが、今年度新たに2台増台し、12月1日より4台体制で運用することとしています。
(※)高性能CT…心臓は0.1秒台、全体幹部でも1秒台で撮影可能なCT
また、今回のCT増台に併せ、新たにAIにより医師の診断を支援する「自動画像解析システム」も導入することとしており、より一層迅速で、正確に診断可能な体制を整備します。
こうした診断体制の強化は、県の基幹・中核病院として、患者さんの疾患に関する、より精度の高い診断・治療に繋がります。また、地域の医療機関の皆さんにも、高性能な検査機器をこれまで以上に利用していただきたいと考えています。
また、下記のとおり報道機関向け内覧会を予定しておりますので、ご案内いたします。
1.導入機器の概要
メーカー | シーメンスヘルスケア(株) | <参考>
従来は「SOMATOM Force」2台と「SOMATOM Definition Edge」1台の計3台体制。(Definition Edgeは128スライス) 今回、リース期間の終了に伴い、高性能機種4台で更新し、機能を増強。 |
機種名 | SOMATOM Force(ゾマトム フォース) | |
能力等 |
X線管-検出器システムを2対搭載 スライス数:384(192×2) 撮影速度:秒間737mmの撮影が可能 |
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導入台数 |
4台〔2台更新、2台新規〕 (高性能の同一機種に統一) |
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2.主なメリット
- 低被ばく、造影剤や心拍抑制剤の投入量の減少など患者負担の低減
- 一度の撮影で高精度の画像データが得られるため、診断のみならず治療計画の策定や手術支援への活用も可能
- 当日枠(20枠/日)の拡充により、地域の医療機関からの紹介患者の検査待ちの解消や、地域の医療機関が高性能の検査機器を利用できる共同利用枠(現在8枠/日)のさらなる拡充が可能
- AI診断の導入による見落としの防止や放射線診断医の業務の効率化
- 高いハードウエア性能により、連続して大人数の検査が可能であり、4台のうち2台を救命救急センターに配置したことで、大規模災害やパンデミック時など非常時の迅速な検査が可能
3.報道機関向け内覧会
(※)報道機関向けの内覧会であり、一般の方は参加いただけません。
1.開催日時
令和4年11月30日(水曜日)16時00分~17時00分
(※)15時55分までに中央病院正面出入口にお集まりください。(手指消毒及び検温等についてご理解をお願いします)
2.内容
- 放射線診断医師からCTの概要説明
- AIによる自動解析システムのデモンストレーション
- CTの現地説明
3.その他
内覧会への参加を希望される場合は、11月29日(火曜日)17時00分までに担当へご連絡ください
お問い合わせ先
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
---|---|---|
厚生部 中央病院事務局経営管理課 |
(代表)076-424-1531(内線)3015 |
有沢 |