国立研究開発法人日本原子力研究開発機構向け機器製作に係る不適合管理の完了について

2023年2月24日
富士電機株式会社

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構向け機器製作に係る不適合管理の完了について

2022 年 7 月 19 日付で東京証券取引所に開示したとおり、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構（以下、ＪＡＥＡ）から当社が受注した定常臨界実験装置（ＳＴＡＣＹ）施設の更新改造（以下、本件更新改造）のうち、木村化工機株式会社（以下、木村化工機）に発注した機器について、2022 年 7月のＪＡＥＡによる木村化工機の工場立会検査で、(1)2022 年 2 月の材料確認検査時と異なる部材が取り付けられていたこと、および(2)当社の事前の検査でそのことが見逃されていたことが判明し、ＪＡＥＡより本件更新改造に係る工程を休止し、不適合管理を実施することが指示されました。

その後、2022 年 9 月 30 日付で当社ホームページにてお知らせしたとおり、上記(2)の点について、ＪＡＥＡに不適合管理報告を行い、原因分析および再発防止対策が適切であること、木村化工機以外に係る品質管理プロセスに問題がないことが確認され、当社に対し、木村化工機以外の工事再開が指示されました。

この度、残る上記(1)の点に関し、当社は、木村化工機の調査委員会による調査を経た不適合報告(＊1)における、上記(1)に係る事実認定、原因調査及び再発防止計画は妥当なものと判断していますが、本件更新改造の工程管理及び品質管理の観点から、木村化工機と協議の上、木村化工機への発注分を当社内製へ切り替えて早急な再製作対応を行うことをＪＡＥＡに申し出て、承諾されました。

これをもって本件不適合管理が完了いたしました。(＊2)

なお、木村化工機より、当社がこれまで木村化工機に発注した本件更新改造以外の案件について、本件と同様の行為（材料の取り換え）はないとの報告を受けています。

本件により業績に重大な影響を及ぼすおそれがある場合は、適時適切に開示いたします。

株主および関係者の皆様にご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げますとともに、今後とも調達先を含めた品質管理の強化に取り組んでまいります。

*1 木村化工機ホームページ https://www.kcpc.co.jp/
*2 ＪＡＥＡホームページ https://www.jaea.go.jp/

以 上