国内初、輸液ポンプと栄養ポンプを切り換えて使用するための新製品 - 「テルフュージョン28型栄養ポンプ切換キット」を発売
テルモ 株式会社 テルモ、国内初、輸液ポンプと栄養ポンプを切り換えて使用するための新製品 「テルフュージョン28型栄養ポンプ切換キット」を発売
「テルフュージョン28型栄養ポンプ切換キット」を発売
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2023年03月01日
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、3月1日から、「テルフュージョン28型栄養ポンプ切換キット」を全国の医療機関向けに販売します。新製品の希望小売価格は9,900円(税別)です。
新製品は、輸液ポンプを経腸栄養用輸液ポンプ(栄養ポンプ)として使用するための専用キットで、ポンプ本体「テルフュージョン輸液ポンプ28型」と組み合わせて使用する別売品です。キットの着脱だけで輸液ポンプと栄養ポンプの切り換えができるポンプは、テルフュージョン輸液ポンプ28型が国内初*となります。
輸液ポンプと栄養ポンプは医療現場において幅広く使われている高度管理医療機器です。輸液ポンプと栄養ポンプは別々の製品として提供されており、操作方法やメンテナンス方法も異なるため、医療従事者はそれぞれのポンプの使い方を習熟し、メンテナンス作業も別個に行う必要がありました。
新製品を着脱することで、使い勝手やメンテナンス方法を変えることなく、1台のポンプを栄養用にも輸液用にも使用できるようになるため、医療現場の業務効率化、負担軽減に貢献します。また、余剰の輸液ポンプを栄養ポンプとして有効活用することもでき、医療経済性の向上にも寄与します。
新製品は、輸液セットと栄養セットの誤装着を防止する「栄養クリップ用識別パーツ」と、栄養ポンプとしての用途に配慮した紫色のデザインの「栄養用パネル」および「栄養用ハンドルカバー」から構成されます。ポンプに栄養クリップ用識別パーツを取り付けると、輸液セットがポンプに装着できなくなる設計となっています。また、輸液ポンプと栄養ポンプを混同するリスクへの対策として、紫色のデザインで外観面での識別をサポートします。
なお、新製品に関連して、栄養セット「テルフィード栄養ポンプ用セット」を、本年5月に販売開始予定です。
手術後の患者さんの早期回復のためには適切な栄養管理が欠かせません。テルモは栄養ポンプをはじめ、栄養シリンジ、栄養アクセスデバイスまで、幅広い製品をラインアップすることで、医療現場での経腸栄養管理業務をトータルにサポートしてまいります。
※2022年12月16日時点。テルモ調べ。
製品概要
- ポンプ本体(既存製品)
販売名:テルフュージョン輸液ポンプ28型
一般的名称:汎用輸液ポンプ/(経腸栄養用輸液ポンプ)
医療機器承認番号:22800BZX00448000
- 栄養キット(新製品、2023年3月1日発売)
品名:テルフュージョン28型栄養ポンプ切換キット
本品はテルフュージョン輸液ポンプ28型の別売品です。販売名や承認番号はテルフュージョン輸液ポンプ28型と同じです。
- 専用栄養セット(新製品、2023年5月発売予定)
販売名:テルフィード栄養ポンプ用セット
一般的名称:ポンプ用経腸栄養注入セット
医療機器認証番号:304AABZX00076000
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160以上の国と地域で事業を展開し、28,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。
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