2023/05/15

「門前最終処分場」(仮称)に関するお知らせ

株式会社 タケエイ 

2023 年5月 15 日
株式会社タケエイ

「門前最終処分場」(仮称)に関するお知らせ

日頃より当社及び株式会社門前クリーンパーク(以下「門前クリーンパーク」)の事業につきまして、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

現在、石川県輪島市に建設中の管理型最終処分場「門前最終処分場(仮称)」(以下「本処分場」)について、工事完了予定時期を変更し、これに伴う総事業費も一部増加する見込みとなりましたので、下記の通りお知らせいたします。

1. 天候不良による第1期工事完了予定時期の変更

門前クリーンパークは、運営期間が全3期(計 47 年 10 か月)に渡る大規模な管理型処分場で、2018 年 11 月より第1期工事に着手し、当初の工事完了予定時期は 2021 年 12 月を見込んでおりました。その後、環境アセスメントに伴う鳥類調査や埋蔵文化財調査等の実施により工期が遅延したことや、2022 年8月の集中豪雨被害といった要因により、工事完了時期を 2023年3月末に変更いたしました。※1

※1:2022 年 10 月 20 日 「門前最終処分場」(仮称)工事完了時期の変更に関するお知らせ北陸地方では、2022 年8月以降も降雨・降雪が続いたことで工事の進捗に影響が及んだことから、施工担当の株式会社熊谷組等と協議の上、第1期工事完了予定を「2023 年6月末」に、再度変更することにいたしました。

なお、開業までの準備期間を調整することにより、開業予定時期は当初予定通り 2023 年 10月となります。

2. 地震の影響について

2023 年5月5日に能登地方で最大震度6強の地震が発生し、その後も余震と思われる地震が継続しておりますが、これに起因する施設や搬入道路等の異常は現時点で確認されておりません。本処分場の主要構造物(貯留堰堤・防災調整池・浸出水調整槽および導水管等)は、レベル2地震動(構造物建設地点で最大級の強さを持つ地震動)に耐えられる施設として設計しております。今後も安全第一に工事を進めますので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

3. 通期(全3期)共通ならびに第1期工事にかかる総事業費の増額について

第1期工事の投資予定額は 9,691 百万円としていましたが、追加工事の実施や天候不順による工期延伸の影響等により、通期(全3期)共通ならびに第1期工事にかかる投資予定額として、1,573 百万円増額することにいたしました。その内訳は、概ね追加の建設工事費であり、第1期工事の検収後に支払予定です。

これに伴い、通期共通(第2期含む)ならびに第1期工事にかかる投資予定額は 11,264 百万円となります。

4. 本処分場(第1期)の設置許可内容の概況

(1)許可の年月日 2017 年(平成 29 年)11 月 28 日
(2)施設の種類 管理型最終処分場
(3)処理する産業廃棄物の種類
①産業廃棄物: 燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、ゴムくず、金属くず、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」、鉱さい、がれき類、ばいじん、政令第 13 号廃棄物以上 14 種類
②特別管理産業廃棄物: 廃石綿等 以上1種類
(4)設置場所 石川県輪島市門前町大釜壱 51 番 外 1067 筆
(5)処理能力 〔第 1 期分〕埋立地面積:51,612 ㎡ 埋立容量:836,388 ?
(6)許可の条件 小堰堤(法面部)は、各段の完成後、申請書に記載した計画に適合していることについて、職員の検査をうけること。

5. 業績予想に与える影響および今後の見通しについて

本件が 2023 年5月 15 日に公表した今期業績予想に与える影響はございません。

この度の事業費増額に伴って本処分場の収支計画を改めて精査した結果、管理型最終処分場の希少性や処分単価の上昇傾向なども勘案すると、2025 年3月期より本格的な業績寄与が期待出来るものと考えております。なお、投資増額分は、2021 年に株式会社タケエイが発行した社債※2によって調達した資金と、外部からの借入にて充当する予定です。

※2:2021 年8月 27 日 第 1 回無担保社債(社債間限定同順位特約付)発行に関するお知らせ廃棄物の中間処理・リサイクル過程では、どうしても再資源化出来ない対象物(残渣物)が発生いたします。当社グループは、廃棄物の限りない再資源化及び製品化、付加価値化を追求する一方で、こうした残渣物を適正に埋立処分する、安心、安全な一貫処理サービスを安定的に提供し、地球の環境保全に引き続き貢献いたします。

2023 年5月撮影

以上

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