2023/07/25

小売GXセンター、IoT技術を活用しオフィスビルにむけた省エネソリューションの提供を開始

株式会社 サイバーエージェント 

小売GXセンター、IoT技術を活用しオフィスビルにむけた省エネソリューションの提供を開始

~実証実験にて月間の電気代・CO2排出量の4割削減を実現、年間で推定1億円以上のコスト削減へ~

広告 |2023年7月25日

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、今年1月に新設した「小売GXセンター」において、IoT技術を活用した独自の省エネソリューションの提供を開始いたします。

■背景
昨今の電気代高騰や電力需給の逼迫などにより、脱炭素経営の中でも省エネルギーの注目度はさらに高まっています。一方、多くのオフィスビルの既存システムによる省エネルギーの取り組みにおいては、ビル全体や各フロアの空調・照明を一括で管理していることが多く、利用者の快適さが考慮されていないことや、照明の明るさ・空調の温度を柔軟に調整できないという課題がありました。

■概要
このような背景のもと、多店舗展開を進める小売企業をはじめ、業種問わずオフィスビルを持つあらゆる企業の皆さま向けに、従業員環境に配慮し、柔軟な運用を可能にする独自の省エネソリューションの提供を開始いたしました。
長年、積極的にAI・ロボティクス技術の研究開発を重ねてきた当社の知見を活かすことで、導入するだけで照明や空調を柔軟かつ効率的に制御いたします。
また、フロアにセンサーを配置することで客数や従業員の滞在傾向に合わせた省エネモデルの構築・運用を行い、従業員が働きやすい環境を維持しながらフロアごとに節電を行うことが可能です。
今後、本省エネソリューションは、さらなる効果・効率の改善を実施しながら、2025年度中にオフィスビルを持つ企業様を含んだ100社への導入を目指します。

▼本サービス提供内容

■当社オフィスビルにおける実証実験結果
本サービス提供に向けて、先行して2023年4月に実証実験を行いました。
当社オフィスビルは、インテリジェントビル※1として空調のスケジュールリング機能やBEMS※2によるエネルギー最適化、日中のピークカットを目的とした省エネシステムなど、従来のオフィスビルよりも高度なシステムを導入しております。それらのシステムに加え、本サービスによるIoT運用を追加したことで、従来と比較し月間の電気代・CO2排出量の4割削減を実現いたしました。その結果、年間で推定1億円以上のコスト削減につながることが分かりました。今後は、オフィスビルを持つ企業様向けに提供してまいります。

※1:インテリジェントビル
高度な各種設備を持つビルのこと。
一般のオフィスビルのように給湯室やお手洗い、空調、電気などのインフラだけでなく、電力や情報インフラの強化、最新のセキュリティなどに配慮されています。

※2:BEMS(Building and Energy Management System)
ビル・エネルギー管理システムの略称。
ビル内で使用する電力の使用量などを計測し、「見える化」を図るとともに、空調や照明設備等を制御するエネルギー管理システムです。

■展望
当社は今後も、IoT・センサー技術の開発・運用力および、ユーザーに寄り添ったサービス展開において培った知見を活かし、小売業界をはじめとするあらゆる業界のGXを推進いたします。また、本取り組みを通じて経済価値の創出および脱炭素社会の実現を目指すとともに、社会の持続的な発展に貢献できるよう取り組んでまいります。



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