2023/07/26

太陽石油と国産SAF製造事業の共同検討を開始

三井物産 株式会社 

太陽石油と国産SAF製造事業の共同検討を開始

2023年7月26日

三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀 健一、以下「三井物産」)は太陽石油株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡 豊、以下「太陽石油」)と、エタノールを原料にした持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)及び軽油の代替燃料であるリニューアブルディーゼル(以下「RD」)の製造に向け、共同検討を行うことで合意しました。

本事業では今後増加が見込まれるSAF/RD需要に合わせ、三井物産が出資する米国LanzaJet, Inc.(ランザジェット)が持つAlcohol to Jet(ATJ)*技術を用い、太陽石油およびその子会社である南西石油の石油精製事業で培ったプラントの運転ノウハウ、三井物産の原料エタノール調達機能を組み合わせ、高品質で安定したサプライチェーンを構築します。南西石油が所有する遊休地を活用し、2028年度の生産開始を目標に年産最大22万キロリットルの国産SAF/RDの製造を目指します。
SAFは航空機、RDは軽油を燃料とするバスやトラックを始めとした輸送機関に導入可能です。

本検討について、本年4月には内閣府沖縄総合事務局の「令和5年度沖縄型クリーンエネルギー導入促進調査事業」に採択されました。

三井物産は気候変動対策に資する事業の拡大を重点課題の一つとしており、SAF製造・供給を航空分野の2050年カーボンニュートラルに向けた重要課題の解決並びに中長期的な事業機会と捉え、航空業界の脱炭素化、低炭素液体燃料の安定供給に貢献していきます。

*ATJ技術:アルコール(エタノール)を原料に触媒反応を通じてSAF/RDを製造する技術で、既に「ASTM D7566 Annex 5」として航空機への導入に必要なASTM規格を取得済み。

会社概要

会社名 太陽石油株式会社 Taiyo Oil Company, Limited
所在地 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル15F
設立年 昭和16年2月27日
代表者 岡 豊
従業員数 738名(2023年4月1日現在)
事業概要 1. 石油の輸出入業、精製業および販売業
2. ベンゼン、キシレン等の石油化学系基礎製品の製造、加工および販売
ウェブサイトURL

太陽石油(taiyooil.net)

南西石油全景写真

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」、「新たな価値を生む人をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

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