業界初、有機フッ素化合物（PFAS）の脱炭素型分解処理技術を共同開発
中外爐工業 株式会社2023 年 9 月 1 日
中外炉工業株式会社
業界初、有機フッ素化合物（PFAS）の 脱炭素型分解処理技術を共同開発
中外炉工業株式会社（本社 大阪市中央区 代表取締役社長 尾崎 彰）と株式会社鴻池組（本社 大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己）は 2021 年 10 月より、中外炉工業が保有する水素燃焼による高温過熱水蒸気技術と鴻池組が保有する粉末状の活性炭（粉末活性炭）に有機フッ素化合物（PFAS）を吸着させて環境水等を浄化する技術を活用し、PFAS の分解処理技術の共同開発を進めた結果、熱分解による PFAS の無害化に成功しました。
近年、PFOS（ピーフォス）や PFOA（ピーフォア）といった有機フッ素化合物（PFAS（ピーファス）による環境水や土壌の汚染に注目が集まっています。
環境省が令和 4 年 9 月に策定した「PFOS 及び PFOA 含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」（以下、「技術的留意事項」と称します）では、PFOS や PFOA の分解処理方法として約 1,000℃以上（約 1,100℃以上を推奨）の焼却処理が想定され、分解効率（99.999％以上）や管理目標値などの要件が示されています。
中外炉工業と鴻池組は、この「技術的留意事項」を満たし、従来の処理方法よりも環境負荷を低減させた、新たな分解処理技術として、1,100℃を超える高温過熱水蒸気を活用しています。
中外炉工業が保有する「高温過熱水蒸気発生技術」の特徴は、水素と酸素を燃焼させて高温の水蒸気を生成し、①最高 1,600℃の水蒸気を発生させることが可能、②燃料由来 CO2の排出がゼロ、③排ガス量が極めて少量（排ガスを冷やすと過熱水蒸気は水になるため）、④水素バーナから液体、スラリーの供給が可能（燃焼火炎に直接供給）、などがあります。
PFAS 分解処理技術の試験装置は分解炉、排ガスを急冷するスクラバー（クエンチャー）、炉内を負圧維持する吸引ファン（排風機）等からなる「高温過熱水蒸気分解処理試験装置」（写真－1）となります。
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://chugai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/230904pfas.pdf
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業界初、有機フッ素化合物（PFAS）の 脱炭素型分解処理技術を共同開発
中外炉工業株式会社（本社 大阪市中央区 代表取締役社長 尾崎 彰）と株式会社鴻池組（本社 大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己）は 2021 年 10 月より、中外炉工業が保有する水素燃焼による高温過熱水蒸気技術と鴻池組が保有する粉末状の活性炭（粉末活性炭）に有機フッ素化合物（PFAS）を吸着させて環境水等を浄化する技術を活用し、PFAS の分解処理技術の共同開発を進めた結果、熱分解による PFAS の無害化に成功しました。
近年、PFOS（ピーフォス）や PFOA（ピーフォア）といった有機フッ素化合物（PFAS（ピーファス）による環境水や土壌の汚染に注目が集まっています。
環境省が令和 4 年 9 月に策定した「PFOS 及び PFOA 含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」（以下、「技術的留意事項」と称します）では、PFOS や PFOA の分解処理方法として約 1,000℃以上（約 1,100℃以上を推奨）の焼却処理が想定され、分解効率（99.999％以上）や管理目標値などの要件が示されています。
中外炉工業と鴻池組は、この「技術的留意事項」を満たし、従来の処理方法よりも環境負荷を低減させた、新たな分解処理技術として、1,100℃を超える高温過熱水蒸気を活用しています。
中外炉工業が保有する「高温過熱水蒸気発生技術」の特徴は、水素と酸素を燃焼させて高温の水蒸気を生成し、①最高 1,600℃の水蒸気を発生させることが可能、②燃料由来 CO2の排出がゼロ、③排ガス量が極めて少量（排ガスを冷やすと過熱水蒸気は水になるため）、④水素バーナから液体、スラリーの供給が可能（燃焼火炎に直接供給）、などがあります。
PFAS 分解処理技術の試験装置は分解炉、排ガスを急冷するスクラバー（クエンチャー）、炉内を負圧維持する吸引ファン（排風機）等からなる「高温過熱水蒸気分解処理試験装置」（写真－1）となります。
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