2023/11/07

シャトルバス向け自動運転システム開発のトップランナー「May Mobility」に出資

あいおいニッセイ同和損害保険 株式会社 

2023年11月7日

シャトルバス向け自動運転システム開発のトップランナー「May Mobility」に出資

MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長: 新納 啓介)は、自動運転システムの開発や自動運転シャトルバス向けのサービス提供を行う米国 May Mobility(以下、May 社)へ 11 月 6 日に出資しましたので、お知らせします。

1.背景・目的

近年、世界各国で自動運転技術の研究が進展しています。特に米国では、自動運転車両のシステム開発に強みを持つ巨大 IT 企業やスタートアップ企業が多く、自動運転バス・タクシーが実装されています。日本国内においても、自動運転車両は地域における新たな交通手段として期待されており、政府が無人自動運転移動サービスについて 2025 年度を目途に 50 カ所程度、2027 年度を目途に 100 カ所以上の実装に向けた指針を定める等、サービス実現に向けて着実に進展しています。

今般、当社は、国内外における無人自動運転移動サービスの実現を後押しすることなどを目的に、シャトルバス向け自動運転システムの開発における世界のトップランナーである May 社への出資を決定しました。

2.概要

(1)出資について
出資実行日
・2023 年 11 月 6 日
出資の概要
・日本電信電話株式会社がリードインベスターを務める出資ラウンドに参加し、May社の新規発行株式の一部を取得

(2)May 社について
May社は、米国ミシガン大学の自動運転研究チームのメンバーを中心に、2017年に設立されました。
自動運転テクノロジーの社会実装を通じて、利便性・安全性・持続可能性の高いモビリティ社会の実現を目指しています。
会社名
・May Mobility, Inc.
所在地
・米国ミシガン州 アナーバー
設立年
・2017 年
代表者
・Edwin Olson
URL
https://maymobility.com/
業 務 内 容
・自動運転システムの開発および自動運転シャトルバスサービスの提供
特長
・運転中の瞬間の状況をリアルタイムに判断する技術(MPDM)を独自開発しており、安全性および信頼性の高い自動運転車両の運行を実現
・米国行政と連携した自動運転サービスの提供により、地域交通における利便性の向上および社会・地域課題の解決に尽力
・自動運転シャトルバスのサービス提供における世界のトップランナーで、これまで 12 都市で 35 万回以上走行

3.今後の展開

国内外での自動運転車両専用保険の開発・提供の実現を目指していくため、まずは米国において、May社の自動運転車両の一部に当社米国完全子会社のMOTER Technologies, Inc.※が開発する保険ソフトウェアを搭載し、走行データのリスク分析等を目的とする実証実験等に取り組んでいきます。 また、米国での取り組みで得た知見・ノウハウや、May社が行政とともに展開する自動運転シャトルバスのビジネスモデルを、日本国内の当社協業パートナーおよび連携協定先の地方自治体との取り組みに還元していきます。

※ ソフトウェア・ファーストの概念を取り込んだ保険ソフトウェアの研究開発を行うべく、米国・カリフォルニアに2021 年4月に設立。エッジコンピューティング技術やコンピュータビジョンを活用し、EVや自動運転車両に対応した次世代型保険商品および車載器に搭載可能な保険ソフトウェアを開発中

以上

当社は、社会との共通価値を創造し、目指す社会像である 「レジリエントでサステナブルな社会」を実現するため、 SDGs(持続可能な開発目標)を道しるべとし、地域の 皆さまに貢献する活動を行ってまいります。

あいおいニッセイ同和損保は、「CSV×DX を通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける」 ことを目指しています。最先端・独自の技術やデジタル・データの活用、特色あるパートナーとの 協業により、お客さま・地域・社会が真に求める新たな価値を提供していきます。また、国内外の あらゆる事業を通じて、お客さま・地域・社会とともに社会・地域課題の解決にグローバルに取組みます。

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