2023/12/04

ノボ ノルディスク ファーマ、第3回47都道府県を対象とした「肥満」と「肥満症」に関する日本人9,400名の意識実態調査結果を発表

ノボノルディスクファーマ 株式会社 

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
2023 年 12 月 4 日
PRESS-23-38

ノボ ノルディスク ファーマ、第 3 47 都道府県を対象とした「肥満」と「肥満症」に関する日本人9,400 名の意識実態調査結果を発表

体重を1 週間に 1 回以上量るという人が過半数以上 (56.6%)1 1 回以上量る人は 34.3% 自身の体型が健康面から問題と感じる人が76.4%4 人に 3 人の割合 今までに何らかの「減量」に取り組んだことがある人は84.4% 減量に挑戦した理由の第1 位は「自分の体型を変えたいと思ったから」 (55.6%)2 位「将来の健康のため」 (46.9%)3 位「現在の健康のため」 (45.8%) 一方で「肥満」の悩みについて病院に行ったり、医師に相談したりしたことがある人は14.4% 相談しない理由で最も多いのは「『肥満』は自己責任だと思うから」 (32.9%) 「肥満」または「肥満症」の疑いがある人のうち「肥満」と「肥満症」の違いを知っていた人は33.7%。第 2 回の28.7%よりわずかに上昇

ノボノルディスク ファーマ株式会社 (代表取締役社長:キャスパー ブッカ マイルヴァン、本社:東京都千代田区) は、一昨年、昨年に引き続き、第 3 回目となる全国 47 都道府県の男女 9,400 名 (20-75 歳) を対象にした「肥満」と「肥満症」に関する意識実態調査を実施し、本日、調査結果を発表しました。本調査は、第三者調査会社を通じて「肥満」または「肥満症」の疑いがあるBMI (体格指数) 25 以上の男女を対象に行ったインターネット調査で、減量の経験や、「肥満」および「肥満症」に対する意識と態度を探ったものです。第1 回は2021 年 9 月に、第 2 回は 2022 年 9 月に実施しました。今回の調査で明らかになったのは、肥満および肥満症の疑いがある人の多くが自身の体型が健康面から問題と感じている一方で、肥満の悩みのために病院に行ったり、医師に相談する人が非常に少ない現状です。また、日ごろから体重を量って自身で意識し、自分の体型を変えるため、あるいは将来や現在の健康のために多くの人が減量に挑戦する事実も浮き彫りになりました。

今回の調査結果について一般社団法人日本肥満学会 理事長の横手 幸太郎 氏 (千葉大学 大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学 教授) は次のように述べています。「昨今、肥満症診療ガイドライン2022 の発刊およびホームページ上での全文公開や減量・代謝改善手術の保険適応の拡大など、肥満症の診療には注目すべき出来事が多くありました。これらの動きが肥満症の認知に繋がっていると期待したいですが、まだまだ認知度は高くありません。肥満は種々の健康障害をもたらすリスク要因であり、今回の調査対象である肥満もしくは肥満症を疑われる人の多くが、自身の体型について健康面で問題があると考えていることは大切なことです。BMI が 25 以上であっても、肥満に関連する健康障害がない、またはリスクが低いと考えられる場合は、医学的な減量が必要な『肥満症』には該当しません。しかし、肥満に合併する健康障害は自覚症状がないものも多いため、リスクのある方は定期的に病院で検査を受けるようにしましょう。体重について自分だけで悩まず、医療機関や周囲の人のサポートを受けることが重要です。」

ノボノルディスク ファーマ 肥満症事業本部 本部長である清水 真理子は次のように述べています。「本調査の結果から、肥満または肥満症の疑いのある人 の大半 (84.4%) がこれまでに何らかの減量に取り組んだこ とがあることがわかりました。一方で、「肥満」の悩みについて病院に行ったり、医師に相談したりしたことがある人は14.4%にとどまり、依然として少ないこともわかりました。肥満や肥満症に至るまでには、遺伝的、社会的、環境的要因など、さまざまな要因が関係しているにもかかわらず、肥満や肥満症は自己責任であるという考え方は、『肥満の人は自己管理能力が低い』という偏見、社会的、また個人的スティグマにつながっています。こうしたスティグマを解消し、治療の必要な患者さんが適切な治療を受けられるようにするために、肥満症に対する正しい理解を広めていくことが重要であり、そのための取組みに今後もより一層尽力していく所存です。」

[調査期間:2023 年 9 月 8 日 (金) ~9 月 18 日 (月) ]

[調査対象:47 都道府県それぞれにおける、BMI 25 以上の 20-75 歳の男女各 100 名。各都道府県の該当者を合計
200 名ランダムに抽出、全国合計 9,400 名]

[調査方法:インターネット調査]

?調査結果のサマリー (全体)

【自身の体型に対する意識と実態】

・「今より痩せたい」と思っている人が94.6%。

・何キロ痩せたいかでは10Kg 以上が 48.5%を占める。20 キロ以上という人に絞っても 15.7%。

・体重を1 週間に 1 回以上量るという人が 56.6%。1 日 1 回以上でも 34.3%と頻度が高い人が多い。1 日 1回以上量る人が最も多いのは大分県で、兵庫県、鳥取県と続く。最も少ないのは山形県。

・自身の体型が健康面から問題と感じる人が76.4%にのぼる。特に女性では 82.4%と男性の 70.4%より 10 ポイント以上高い。

・一方で、自身の「肥満」の悩みについて、病院に行ったり、医師に相談したりしたことがある人は14.4%。健康面から問題を感じる人だけでも17.3%にとどまる。相談しない理由で最も多いのは「『肥満』は自己責任だと思うから」で32.9%。

【肥満対策について】

・今までに何らかの「減量」や「ダイエット」に取り組んだことがある人は84.4%を占める。

・行ったことがある減量法の1 位は「間食やおやつを控える」 (50.4%)、2 位「食事制限」 (45.1%)、3 位「食べ方に気をつける」(37.3%)。減量法として「病院に行き、医師に相談する」という人は 4.0%。

・減量・ダイエットに挑戦した理由第1 位は「自分の体型を変えたいと思ったから」 (55.6%)、2 位「将来の健康のため」(46.9%)、3 位「現在の健康のため」 (45.8%)。

・「減量」や「ダイエット」に取り組んだことがある中で、成功しなかったり、リバウンドした経験がある人が93.9%。

・減量が成功しなかった理由1 位は「面倒になった」 (45.8%)、2 位「ストレスが溜まった」 (42.7%)、3 位「効果が実感できなかった」(32.9%)。

【肥満症の理解】

・「肥満」と「肥満症」が違うことを知っている人は全体の33.7%。認知度が高いのは鳥取県、京都府、山梨県。

・「肥満症」の定義を知っている人は「なんとなく」を含めても全体の10.3%。

【太っていることに対する周囲からのネガティブな反応】

・太っていることが原因で他人からネガティブなことを言われた経験がある人が46.2%。

・言われたネガティブなことで多かったのは「運動不足である」(47.2%)、「だらしがない、怠惰である」 (39.3%)、 (32.6%) など。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.novonordisk.co.jp/content/dam/nncorp/jp/ja/news/media/2023/12/23-38.pdf

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