2024/01/11

液化水素サプライチェーンに関するFEED業務について川崎重工業とエンジニアリング会社3社が協定書を締結

日揮ホールディングス 

2024 年 1 月 11 日
川崎重工業株式会社
東洋エンジニアリング株式会社
日揮グローバル株式会社
千代田化工建設株式会社

液化水素サプライチェーンに関する FEED 業務について
川崎重工業とエンジニアリング会社3社が協定書を締結


川崎重工業株式会社(代表取締役社長執行役員:橋本 康彦、以下「川崎重工」)と東洋エンジニアリング株式会社(代表取締役 取締役社長 細井 栄治、以下、「TOYO」)、日揮グローバル株式会社(代表取締役 社長執行役員 Farhan Mujib、以下、「日揮グローバル」)、千代田化工建設株式会社(代表取締役会長兼社長 榊田 雅和、以下、「千代田化工」)の 4 社は、日本水素エネルギー株式会社(以下、「JSE」)が取り組む液化水素サプライチェーン※1 に関する FEED 業務をより効率的に進めるため、JV 協定書を締結しました。

4 社は、川崎重工をリーダー会社として、豪州での液化・出荷基地(ビクトリア州ヘイスティングス地区)における、水素液化設備(60 トン/日x2 基)や陸用の液化水素貯蔵タンク(1 万 m3x5 基)、大型液化水素運搬船の出荷基地など、商用化の実現を見通すために必要なこれら設備に係るFEED(基本設計)業務を実施し、JSE が取り組む液化水素サプライチェーンの商用化実証を行う上で、最適な主要設備・仕様・コストなどを精査します。

今後は、液化水素サプライチェーンの普及に向けた動きに対し、川崎重工が持つ液化水素の貯蔵・荷役・運搬技術と、TOYO、日揮グローバル、千代田化工が持つ豊富な海外でのプラント設計・建設実績と技術的知見を集結し、本 FEED 業務を加速することで、日本が目指す 2050 年までのカーボンニュートラル実現に向けて貢献していきます。

※1:JSE は、現在 NEDO グリーンイノベーション基金事業「液化水素サプライチェーンの商用化実証」に取り組んでおり、これは 2020 年 12 月 25 日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に基づき、カーボンニュートラルを実現する水素の大量消費社会を見据え、クリーン水素サプライチェーンの本格的な社会実装に向けて行うものです。

関連リンク
グリーンイノベーション基金事業、第 1 号案件として水素に関する実証研究事業に着手―商用水素サプライチェーンの構築と Power to X の実現を目指す―(2021 年 8 月 26 日付)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101471.html

「液化水素サプライチェーンの商用化実証」が NEDO グリーンイノベーション基金事業で採択~2030 年 国際液化水素サプライチェーン構築に向けた具体的な前進~(2021 年 8 月 26 日付)
https://www.khi.co.jp/pressrelease/news_210826-1.pdf

以 上

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