2024/01/31

(株)ARCALISと「ソーシャルローン」の契約を締結

株式会社 静岡銀行 

2024.1.31

(株)ARCALISア ル カ リ スと「ソーシャルローン」の契約を締結

静岡銀行(頭取 八木 稔)では、SDGs への取り組みの一環として、(株)ARCALIS(代表取締役社長 CEO 髙松 聡)に対し、アレンジャーとして、シンジケーション方式による「ソーシャルローン(※)」の契約を締結しましたので、その概要をご案内します。

なお、本件は、同社に対する2 件目のシンジケーション方式によるソーシャルローンになります。

※資金使途がソーシャルプロジェクト(社会的課題への対処・軽減、ポジティブな社会的成果の達成を目指すプロジェクト)に限定されるローン。ソーシャルローンとしての適合性について、第三者評価の取得が奨励されている。

1.シンジケートローンの概要

(1)実行日/

1 月 31 日(水)

(2)組成金額/

12,671,000,000 円(うち静岡銀行 4,971,000,000 円)

(3)アレンジャー・エージェント/静岡銀行

(4)資金使途/メッセンジャー

RNA(mRNA)医薬品およびワクチンの製剤製造工場建設資金

(5)貸出人/静岡銀行、三井住友銀行、名古屋銀行、あおぞら銀行、三井住友信託銀行、常陽銀行、富山銀行

2.(株)ARCALIS の取り組み(詳細は(株)日本格付研究所の「評価書」をご参照ください)

〇同社は、「RNA 医薬品の研究開発と商業化に取り組むための基盤サービスを提供し、世界の人々の健康寿命の伸長と豊かな人生の実現に貢献します。」をパーパスとして、顧客に対して高品質な医療原薬、製剤を安定的に供給することを目指すCDMO(※)事業者です。

※治験段階から商業化段階にかけて、製薬企業などから委託を受け医薬品の開発と製造サービスを提供する。

〇今回、静岡銀行では、同社が福島県南相馬市で取り組む

mRNA 製剤製造事業の工場建設資金として、シンジケーション方式によるソーシャルローンを実行しました。

〇資金使途は、同社が福島県南相馬市に建設する予定のmRNA 医薬品及びワクチンの製剤製造工場に係る建設資金に全額が充当されます。同社は本工場建設に先立ち、原薬製造工場を建設しており、完成すれば、mRNA 医薬品およびワクチンの原薬から製剤までを CDMO としてワンストップで開発、製造できる世界初の工場となります。

〇また同社では、製造工場の建設により、東日本大震災で甚大な被害を受けた南相馬市での雇用創出を図ることで、被災地への復興支援につなげていきたいと考えています。

〇静岡銀行では、本シンジケートローンの組成を通じて、SDGs の目標達成に資する同社の事業活動を支援するとともに、今後も持続可能な社会づくりに向けてESG 金融の推進に取り組む方針です。

〈本ソーシャルローンの対象となるプロジェクトの概要〉

内容
mRNA 医薬品及びワクチンの製剤製造工場建設資金
目的・効果
・mRNA ワクチンの国内生産拠点の確立
・工場の建設による地域雇用の創出

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.shizuokabank.co.jp/pdf.php?id=6246

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード