2024/02/09

サノフィ、世界初となるデュピクセント(R)(デュピルマブ)における特発性の慢性蕁麻疹の適応追加承認を日本で取得

サノフィ 株式会社 

2024年2月9日

サノフィ、世界初となるデュピクセント(R)(デュピルマブ)における特発性の慢性蕁麻疹の適応追加承認を日本で取得

サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岩屋孝彦、以下「サノフィ」)は、デュピクセント®(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え)、以下「デュピクセント®」)について、本日、世界で初となる「既存治療で効果不十分な特発性の慢性蕁麻疹」に対する効能・効果追加の承認を日本において取得しました。

特発性の慢性蕁麻疹(CSU:Chronic Spontaneous Urticaria)は、膨疹や皮下深部の浮腫が突然現れることを特徴とする慢性炎症性皮膚疾患です。当疾患の患者さんは、発症の原因が特定されない中、症状発現の時期も予見できず、消耗し、生活の質(QOL)が著しく低下することもあります。

特発性の慢性蕁麻疹の治療には抗ヒスタミン薬が用いられますが、症状のコントロールが得られない患者さんは多く、他の治療選択肢も限られています。標準治療を受けても持続する痒みや灼熱感などの症状を経験することが多く、患者さんにとって心身ともに大きな疾病負荷となるため、新しい治療選択肢に対するアンメットメディカルニーズが存在しています。

デュピクセント®は、2型炎症において中心的な役割を果たすタンパク質インターロイキン4およびインターロイキン13 (IL-4およびIL-13)の作用を阻害する完全ヒト型モノクローナル抗体製剤です。2型炎症は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎、結節性痒疹などと同様に、特発性の慢性蕁麻疹にも関与していることが示されています。

なお、他国において特発性の慢性蕁麻疹に対する本剤の使用は、現在開発段階にあります。

今回の承認取得をもって、デュピクセント®は国内において5つの適応症を有する薬剤となりました。

サノフィは、免疫領域において、引き続き日本の患者さんに希望をお届けできるよう鋭意努力し、患者さんとそのご家族や医療関係者へ更なる貢献をしてまいります。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.sanofi.co.jp/dam/jcr:5f2115c5-e697-4cc7-8fa5-c329eeaf9825/240209.pdf

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