2024/02/07

レゾナックの従業員エンゲージメント向上を高度データ分析により支援

株式会社 AVILEN 

2024 年2月7日
株 式 会 社 A V I L E N

レゾナックの従業員エンゲージメント向上を高度データ分析により支援

株式会社 AVILEN(本社:東京都中央区、代表取締役:高橋 光太郎、以下「AVILEN」)は、高度なデータ分析を実施し、株式会社レゾナック・ホールディングスならびに株式会社レゾナック(いずれも本社:東京都港区、代表取締役社長:髙橋 秀仁、以下「レゾナック」)の従業員エンゲージメント向上を支援しました。

1.背景・課題

レゾナックは、世界トップクラスの機能性化学メーカーとなることを目指し、2023 年 1 月に(旧)昭和電工株式会社と(旧)昭和電工マテリアルズ株式会社が統合し誕生した新会社です。(※1)

統合シナジーによる価値創出の促進において、従業員のエンゲージメント向上が重要な要素のひとつです。レゾナックは、従業員エンゲージメントを把握するためのサーベイを定期的に行い、その結果および分析した相関関係を人事施策の立案に活用しています。

その取り組みのなかで、施策立案と意思決定の精度を高めるために「エンゲージメント向上に起因する要素の因果関係」をさらに高度なデータ分析により明らかにしたいという課題がありました。

(※1)レゾナック ニュースリリースより

( https://www.resonac.com/jp/news/2022/09/29/2173.html )

2.支援内容・成果

AVILEN はレゾナックに対し、高度データ分析による下記の支援を行いました。

① 従業員エンゲージメント向上に起因する要素の因果関係を特定

? 2023 年度の従業員エンゲージメントサーベイデータおよび、その他の客観的な人事データをサンプルに用いて、分析手法を検証・選定

? 選定した分析手法を 2023 年度の従業員エンゲージメントサーベイデータに適用し、エンゲージメント向上に起因する要素の因果関係を特定

② 人事施策を立案するための示唆を導出

? 高度データ分析により特定した因果関係から、組織の各部門・役職階層ごとに従業員エンゲージメント向上のための効果的な人事施策を立案するための示唆を導出

3.成果

従業員エンゲージメントサーベイのデータに対して、因果探索の手法を用いて分析を行い、エンゲージメント向上に起因する要素の因果関係を推定。効果的な施策立案のための示唆を導出することに成功しました。

因果関係から得られた示唆に基づき、組織の各部門・役職階層ごとに人事施策の提案を行い、従業員エンゲージメントの向上に寄与しました。

また、分析結果をもとにサーベイの設問内容を改修したことで、従業員エンゲージメント把握の精度向上が期待できます。

4.今後の展望

レゾナックは、今回の支援により得られた成果を踏まえ、課題の範囲を「従業員エンゲージメントと業績の関係性」へと拡張。「業績に影響のある要素」「エンゲージメントに影響のある要素」「間接的に循環する要素」等、より詳細な因果関係の推定を進めていきたいと考えています。

これにより、業績を向上させるための従業員エンゲージメントの課題をデータに基づき構造化するとともに、対策の立案・実行・効果測定を試みます。また、分析と施策立案の精度をより向上するための、データの整備と拡充も行なっていく予定です。

5.今後の見通し

本件による当社の業績へ与える影響は軽微です。

以 上

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