2024/03/08

近畿大学など関西の二大学と産学連携マンションの室内環境と健康に関する共同研究を開始

株式会社 穴吹工務店 

2024年03月08日
共同リリース
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近畿大学など関西の二大学と産学連携
マンションの室内環境と健康に関する共同研究を開始

株式会社大京(本社:東京都渋谷区、社長:深谷 敏成)および株式会社穴吹工務店(本社:香川県高松市、社長:竹本 勝)と株式会社イズミコンサルティング(本社:東京都新宿区、社長:小池 康仁)は、このたび、ZEH-M※1の室内環境と入居者の健康、快適性との関係を検証するため、近畿大学 建築学部建築学科(以下「近畿大学」)および大阪大学大学院医学系研究科(以下「大阪大学」)との共同研究を開始しますので、お知らせします。

写真左:近畿大学 岩前 篤教授 写真右:大阪大学 中神 啓徳教授

本共同研究では、ZEH-M仕様の住宅とZEH-M仕様ではない住宅のそれぞれにおいて、室内環境や、入居者が感じる快適性や健康状態を調査し、比較検証します。この研究により、住宅の高断熱化によるメリットを追求し、より健康で快適な住まいの実現を目指します。

大京および穴吹工務店は、分譲するZEH-M仕様の新築マンションの契約者に対して、新築マンションに入居する前の現在の住居(非ZEH-M仕様)における、室温測定、血圧・脈拍測定の調査を3週間行い、併せて現在の住居の快適性や入居者自身の健康状態を問うアンケート調査を行います。さらに新築マンション(ZEH-M仕様)に入居した後にも、同期間、同内容の調査を行います。

イズミコンサルティングは、大京と穴吹工務店が分譲するZEH-M仕様の新築マンションにおいて、温度や湿度、グローブ温度※2などの実測や、温熱環境のシミュレーションを行い、ZEH-Mの室内環境の快適性や省エネ性などをデータ分析します。

大京および穴吹工務店とイズミコンサルティングの分析結果を用い、近畿大学副学長兼建築学部教授の岩前篤氏と大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学寄附講座教授の中神啓徳氏により、ZEH-Mにおける健康性や快適性の解析と検証を行います。同研究期間は、2025年3月までの予定です。

大京と穴吹工務店は、今後もZEH-Mなどの高断熱仕様のマンション開発を積極的に推進し、脱炭素社会の実現に貢献するとともに、健康で快適な住まいの実現を目指してまいります。

※1 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンションの略。高断熱性能や高効率設備・システムの導入により省エネ性能を上げることで快適な室内環境を保ちつつ、電気・ガスの大幅な省エネ(省エネ基準比20%以上)を実現するマンション。
※2 表面が黒色の銅球に、ガラス製温度計を挿入した温度計(グローブ温度計)によって測定した温度。気温および放射熱と体感の関係を示すのに用いられる。

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近畿大学など関西の二大学と産学連携 マンションの室内環境と健康に関する共同研究を開始 ZEH-M(ゼッチ・マンション)の快適性と入居者の健康状態を調査 [0.4MB]

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