2024/04/22

愛知県知事記者会見 - 2024年04月22日 - 1知事発言 ●(1)「愛知『発酵食文化』振興協議会(仮称)」の設立総会の開催 ●(2)第3回 高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業の決定 ●(3)小林製薬が販売した「紅こうじ」サプリメントによる健康被害の状況等 2質疑応答 ●(1)碧南市長選挙及び碧南市議会議員選挙の結果 ●(2)静岡県知事選挙 ●(3)全国知事会2024年度第1回休み方改革プロジェクトチーム会議の開催

愛知県  

2024年4月22日(月曜日)午前10時

ページID:0526595 掲載日:2024年5月21日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

皆さん、おはようございます。4月22日月曜日午前10時のですね、定例記者会見を行わせていただきます。

今週も、明日の火曜日、ちょっと午前中ですね、ちょっと行事がありまして、中日ビルのオープニングですけども。ということでございますので、月曜日ということにさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

さて、それではですね、まずはですね、お手元の資料に基づきまして、発表事項2点申し上げたいと思います。

(1) 「愛知『発酵食文化』振興協議会(仮称)」の設立総会の開催について

(【知事会見】「愛知『発酵食文化』振興協議会(仮称)」の設立総会を開催します - 愛知県 (pref.aichi.jp))

まず第1点でございます。愛知「発酵食文化」振興協議会(仮称)の設立総会の開催についてであります。

この度、愛知の「発酵食文化」の魅力をアピールするため、協議会を新たに立ち上げることといたしました。

近年、海外における日本食の需要と人気は顕著となっており、これが日本の食に欠かせない味噌や醤油、みりんを始めとする発酵調味料や、日本酒などの発酵食品の世界的な需要拡大につながっております。

愛知県は、実に多くの種類の発酵調味料や発酵食品が作られる集積地となっておりまして、これらを使った様々な料理を味わうことができる地域であります。

例えば、日本を代表する食文化の一つとして、「すし」があります。かつて愛知から江戸へ運ばれた酢が、現代の握りずしの原型である「早ずし」が流行するきっかけとなり、ここ愛知が日本の食文化に大きく貢献したという歴史もございます。これは歴史的な事実でございます。

ちょうど1800年頃にミツカン酢さんがね、酒の搾りかすのかす酢というのを大量に作る技術を開発しですね、それまでは、日本酒を作る工程から酒にいくやつと酢にいくやつということで、非常に酢が高かったと。日本酒を搾った搾りかすを発酵させてかす酢を作って、それを尾州樽廻船(びしゅうたるかいせん)で大量に江戸に送ってですね、江戸のファストフードになってですね、こんな、そばの屋台みたいなのと同じように「すし」がですね、何て言いますかね、江戸前ずしができたと。それまでは日本のおすしというのは、関西のね、ああいう箱ずしとか押しずしとか茶巾ずしみたいな、ああいう類いであったんですけれどもね。江戸前の新鮮なお魚を握ってですね、食べる、江戸前ずしができたというのは正にそのことでございます。まあまあ、こういうのをイノベーションと呼ぶんですけどもね。という歴史がございます。

なので、現代の握りずしの原型である「早ずし」、尾州早ずしと呼ばれてましたけどね。半田のミツカンミュージアムに行くと、その原型がありますし。

そういったものがあったということもあります。

ただ、その一方でですね、こうした愛知の「発酵食文化」について十分に認知されているとは言えません。

そこで、発酵食に関わる有識者、業界団体、自治体、商工・観光団体とともに協議会を立ち上げたいと思います。

5月1日に設立総会を行います。有識者、発酵関係の主な業界団体、それからグローバルに企業展開されているミツカングループから株式会社Mizkan(ミツカン)の吉永(よしなが)社長さん、そして中部国際空港の犬塚(いぬづか)社長さん、そして名古屋鉄道の髙﨑(たかさき)社長さんにも御出席をいただく予定であります。

地域を挙げたこの協議会の設立を機に、国内はもちろん、海外へ向けて愛知の「発酵食文化」の魅力を発信し、多くの方に知ってもらうことで、旅の目的地、デスティネーションとしての愛知の認知度を高め、世界から多くの人を呼び込むことを目指してまいります。

ということでございまして、資料にありますように、すみませんね、連休の谷間でございますが、5月1日水曜日の午後1時半から3時ぐらいまで予定と。議会の大会議室ですね、ということでございます。

メンバーはですね、2ページありますが、こうした方々をメンバーと考えております。有識者、業界団体。有識者はね、発酵の関係の専門家、学者さんです。業界団体は、酒造、それから味噌溜ですね、それから八丁味噌、漬物ということであります。それから県内の市町村の皆さん、それから商工・観光団体、そして今申し上げた事業者の方々ということでございます。

そういうことで、発酵食という形に、フォーカスを当てて、また大いにですね、国内外にPRをしていきたいというふうに思っております。

今、世界中でですね、日本食、和食が世界遺産にもなり、ブームになっておりますが、この日本食、和食のベースになるものが、味噌、醤油溜、みりん、日本酒といったですね、そうした多種多様なですね、発酵調味料、発酵食品がベースになっているということでございます。

それから、「発酵食文化」というのは世界中にありましてね。そもそもヨーロッパのチーズなんかもそうですしね、いろんなものがベースになる。いわゆるお酢、ビネガーなんて全部、正に発酵のね、ベースでもありますしね、当然お酒もそうですし。そうしたものをベースとする料理というのは世界中の共通だと。やはり食品を発酵させることでうまみが出てくる。また、新たな味が出てくるというのを人類が発見をしてですね、料理に使ったという、そういう歴史もありますのでね、この一そろい、ワンセットで、一そろい全部この発酵食がそろっているというのは、日本でもそうはないのでですね、是非またこれをですね、盛り上げていければというふうに思っております。

ということで、特にですね、日本食に欠かせない発酵調味料、発酵食品を、インバウンドの方々を呼び込む上での重要なコンテンツとしていきたいというふうに思っております。地域を挙げて愛知の「発酵食文化」の魅力をアピールをしていきたい。

大体愛知県内全域にですね、そういった発酵食、日本酒はもちろんですが、味噌溜、愛知県味噌溜醤油工業協同組合は60社ぐらいあるのかな、確か。全県にあるんですね。39か。赤味噌から、また、溜醤油から、普通の醤油から、また白醤油までありますしね、お酒もみりんも作っているということなので、そういう意味では、非常に全域にわたっている。それから漬物もそうですね。発酵食のね、代表です。そんなことで盛り上げていければと。

また、これに加えましてですね、様々にそうした発酵食関係の、もう既にツアーとかね、企画・運営をやっている方々もおられますし、また、マーケティングの関係の方、それから、実際に発酵食材を扱う飲食店の方、様々な方をアドバイザーにお願いをして、アドバイザーでまた様々に御意見をいただければというふうに思っております。

でもって、この協議会でですね、愛知の「発酵食文化」に関する情報収集、発信、イベントの開催、体験型旅行商品の創出などなどをですね、やっていければというふうに思っております。

なお、何て言いますかね、この赤味噌から溜醤油からこうしたものの、こういう豆味噌、豆醤油文化というのは、この愛知県だけでなくて、愛知、岐阜、三重で、環伊勢湾と言いますかね、逆にいうと、ここしかないんですよ、溜醤油っていうのは。

醤油っていうのは、大体関東、関西の小麦のね、濃口、薄口の醤油が一番ポピュラーなんですが、それとこの伊勢湾かいわいのですね、この溜醤油ですね、これは濃さが倍以上あるんですけど。それと九州のですね、アミノ酸入れてちょっと甘ったるい、甘いどろっとした醤油と、この三つなんですね、基本パターンがね。なので、そういう意味では、一つの大きな特徴ではないかなというふうに思っております。

是非ね、この「発酵食文化」しっかり盛り上げていければというふうに思います。

正に和食の原点でもあります。それからまた、和食といえばおすしでありますけれども、そのおすしの原型の「早ずし」、江戸前ずしを作ったのもこの愛知の発酵食だというのも歴史的な事実なので、これを是非ね、もっともっとPRしてね、盛り上げていければというふうに思っております。

それがまず第1点でございます。

(2) 第3回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業の決定について

(【知事会見】第3回 高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業を決定しました - 高校生ロボットシステムインテグレーション競技会 - 愛知県 (pref.aichi.jp))

続きましてですね、第2点でございます。これも人づくり、特に高校生、若い人たちのね、人づくりをもっとやっていこうということでございまして、申し上げます。だんだんこの輪が広がっていくっていうのは大変うれしく思っておりましてね、反響が大きいというのは有り難いことだなというふうに思っております。

申し上げます。第3回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の参加チーム校とサポーター企業の決定についてです。

愛知県では、モノづくり現場の自動化を担う「ロボットシステムインテグレータ」、通称「ロボットSIer(エスアイアー)」の人材創出を目的として、全国の高校生を対象とする、「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」を2022年度から実施をしております。

これは、2021年度にね、やったワールドロボットサミット、本当は2020年10月予定が、コロナで1年送ってやったですね、ワールドロボットサミットとロボカップアジアパシフィック大会を契機にですね、そのときも高校生に参加してもらったんで、そのレガシーとして、高校生のですね、「ロボットシステムインテグレータ」を育てて、また競技する、そういう大会を立ち上げました。22、23と来て、この24ということでございます。

この参加チーム、17校とこの参加チーム校を支援するサポーター企業12社を決定しました。参加校17校のうち、半分近くの8校を県外高校が占めることとなりまして、この大会への注目が全国規模で高まっていることを感じます。

また、2ページ目、この資料を御覧ください。1ページ目が参加校と企業さんということですね。デンソーウェーブ部門、FUJI部門、それから三菱電機部門、ファナック部門、そしてオープン部門ということで、5部門を創設をし、17校ということで、なかなか本当にそうそうたる高校といいますか、東から西からね、本当にそれぞれのところでは伝統のある高校だと思いますね。私も名前聞いたことのあるような高校がぞろっとそろっておりますので、大変、何て言いますかね、素晴らしい大会じゃないかなと思いますね。

そして、2ページにありますように、今回から新たに、本県に製造拠点を持つ3社の競技部門に加えまして、初めて県外に本拠地を持つ、山梨県本社ですよね、日本最大のロボットメーカーであるファナック株式会社に御協力をいただくことになりまして、同社のロボットを用いるファナック部門を設けました。さらに、昨年度実施した、各校が保有しているロボットを用いるオープン部門を今回から正式な競技部門といたしました。生徒たちがアイデアや創意工夫を発揮し、産業用ロボットの新しい使い方を提示してくれることを期待をいたしております。

県内外からの参加の広がりや競技部門の拡充を受けて、高校生ロボットSIリーグを全国規模の大会、「ロボットシステムインテグレーションの『甲子園』」となるような競技会とすることを目指しまして、一層力を入れて取り組んでまいります。

今後、各チーム校は、各種講習会に参加してロボットシステムインテグレーションを学ぶとともに、サポーター企業から指導や助言を受けながら、約8か月かけてモノづくりの自動化を行う競技課題に取り組みます。そして、12月に、各チームが組み上げたロボットシステムがAichi Sky Expoに一堂に会し、ロボットシステムの実演やプレゼンテーションを行いまして、優秀なチームを表彰いたします。

競技会に向けた一連の取組を通じて、高校生ロボットシステムインテグレーションへの関心を高めていただいて、次代を担うロボット人材の創出につなげてまいります。ということでございます。

資料の2ページ、そういうことでございまして、4企業部門とオープン部門で、5部門ということでございます。

競技会の主な特徴としてですね、4でございますが、ロボットシステムインテグレーションをテーマとした全国初の高校生の競技会でございます。

約8か月かけた実践的な学びを提供するということでございまして、スケジュール的にはね、まず、4月下旬からロボットシステムインテグレーションの基本的な知識、操作を学ぶ共通の講習を各学校で行って受講をしていただきます。それから5月にかけて、サポーター企業から各高校へ産業用ロボットの搬入を行います。各企業さんから提供していただいて、高校に実際持っていって、そこから企業の社員の皆さんの指導をいただいて、生徒さんがロボットを実際に使いながら、ロボット部門ごとの競技課題に取り組んでいくと。7月、8月頃には、それぞれのですね、このSIer企業さんや大学のロボット関連研究室の見学会を行いまして、各チームのメンバー対象にそれぞれ実施して、ロボット分野の就職や進学を具体的に考えてもらうきっかけとしたい。実際に企業とか大学を見てもらって、またそこで学んでもらう、体験、体感してもらうと。でもって、そこから積み上げてですね、今年の12月14日の土曜日に、成果披露として、Aichi Sky Expoで各チームが組み上げたロボットシステムの実演やプレゼンテーションを行いまして、優秀なチームの表彰を行うということでございます。

こういう形で8か月かけてですね、高校生にチームを組んでもらって、勉強しながら、実際に現場を見て、実際のロボットをね、最先端のロボットで組み立てていくというのは、大変意義のあることではないかなというふうに思っております。

そしてさらに、今回からですね、これまで、去年、過去2回は主催は愛知県でございましたが、よりフラットな実行委員会方式ということにいたしまして、これを全国大会という位置付けに強めるということにいたしました。

現に、17校のうち8校が県外ということでございましてね。県がやるのに、それでいいかという声は、陰の声はあるかもしれませんが、そういう心の狭いことを言ってはいかんというか、むしろね、これだけの高校生がね、また自分から手挙げてくれてですよ、企業さんの指導を受けながら、それぞれの企業の最先端のロボットを使ってですね、システム組んで、それに8か月のロングランでチャレンジしていくという生徒さんがね、チーム組んで、また12月にね、愛知県に勢ぞろいして大会やってもらうということは、本当、計り知れない何か、メリットって言いますかね、あると思いますね。我々県がやることですから、自治体がやることなので限界はあるにしても、大変意義深いことではないかというふうに思います。そういうことなんで、是非これはね、更に更に盛り上げていければと思いますね。

ですから、愛知県の高校があればですね、神奈川工業だとかね、東京の蔵前(くらまえ)工科とかね、東京、神奈川。それから大阪の東淀(ひがしよど)工業とか、京都府立工業とかね。栃木の足利(あしかが)工業は第1回優勝校ですよね。宮城の古川(ふるかわ)工業ね。熊本からも来てくれますね、鹿本(かもと)商工。それから兵庫の西脇(にしわき)工業。そうそうたる学校じゃないでしょうか。そういった生徒さん、子供たちと、愛知県のね、工科高校の皆さんが切磋琢磨する、交流する、大変意義深いことだというふうに思いますので。

だから、こういう企業さんもね、正直言って、相当、結構負担だと思いますよ。ロボットを提供して、要は、この忙しいさなかにですね、この企業さんは仕事いくらでもあってですよ、大変だと思いますけど、子供たちの、高校生のね、指導に送るわけですね、そういう技術者を。いや、本当に有り難いことだと思いますね。

本当にだから、去年なんかも、2回目で、もっともっと増やしてくれって話あったんですけど、そのメンタ-となる企業さんが、ちょっともう、これ以上だと限界だっていうことだったんであれですけど、今回、ファナックさんが入ってくれたんでですね、また増やせると。有り難いことですね。何ていったってね、世界のファナックですからね。ということで、是非そうした形で盛り上げていければと思います。

5ページの5、前回はですね、最優秀賞は県立岐阜工業。1回目が栃木の足利工業だったので、全国レベルかなというふうに思いますね。そういうことでございました。

また今年も素晴らしい大会になることを大いに期待をしたいなというふうに思っております。

ちなみに、今回は、17校のうち初参加が5校ということなんで。できるだけね、門戸を開いていければ、かなというふうに思っております。

そういうことで、こうした形でね、高校生ロボットシステムインテグレーション大会、更にね、盛り上げていきたいと思います。

この競技会の目的はですね、一つはですよ、ちょっとおさらいしますと、一つは、モノづくり現場の正に人手不足、労働力不足でですね、自動化、省人化の対応はね、急務だということ。それから二つ目としてですよ、特にモノづくり現場でニーズのある「ロボットシステムインテグレータ」もですね、慢性的に人手不足だということ。それから三つ目としてですね、愛知県はモノづくりの国内最大の集積地ですが、「ロボットSIer」の職種、業界の認知度が低いので、これを盛り上げたい。それから(4)として、愛知県の工業高校14校を工科高校に2021年4月、3年前に改編をいたしまして、6校にロボット工学科を設置しているということ。この競技会を通じて「ロボットSIer」人材を創出するということ。更にですね、実績として、2年前、2022年の第1回大会の参加校から30名以上の生徒さんがロボット関連企業に就職されたりですね、また、大学のロボット関連学科に進学したりと、そういう成果も上がっているということでございます。なので、ロボットのこうした人材育成しっかりやっていきたいというふうに思います。

このSIリーグはですね、各高校上限10名のチーム制で実施をいたします。この12月の大会だけではなくて、授業や部活の途中段階の取組やプロセスも評価対象になりますので、なので、ロングランでね、評価をされて、そして最後、またプレゼンテーション、競技大会でまた評価されて、総合的に得点高いところが優勝するということでございます。ということで、またしっかりとね、これは盛り上げていきたいと思います。

ということが発表事項でございます。

(3) 小林製薬が販売した「紅こうじ」サプリメントによる健康被害の状況等について

それからもう一つ、最後にですね、お手元にお配りしてございますが、1週間まとめて申し上げておりますが、小林製薬が販売した紅こうじサプリメントによる健康被害の状況について1週間分をまとめましたので、ここで公表させていただきます。

まずは、この二つ目、愛知県の入院患者数でございますが、愛知県内では計13名の入院患者さんを確認をいたしております。前回が4月16日、先週の火曜日発表でしたので、そこからですね、調査時点で入院中の方、ですから、3月、4月で入院中ということで報告をいただいて、確認をさせていただいた方が5名。このうち、退院が確認できた方は4名なので、1名の方はまだ退院が確認できていないということなので、まだ1名の方は入院中ということかなと思います。

それから、過去に入院歴、ですから、昨年の春以降ですね、実は私これで入院してましたという方の報告があったのが、先週から1人増えて8名。1人増えて8名ですが、この方はもう既に全員退院をされているということなんで、という報告をいただいております。なので、入院歴があった方は13名ということでございます。

それから、愛知県内の健康被害に関する相談件数は、先週から13件増えて100件ということでございます。この健康相談の内容はですね、先週来変わっておりませんで、倦怠感(けんたいかん)とか頻尿とか。また、頻尿というのは頻繁にトイレに行きたくなるということですね。それから、手足のむくみだとか尿の泡立ちといったことがあるけど大丈夫かという話でございます。これ以外、これは保健所に相談といいますかね、そうした方があったということなんで。

それ以外にも、確かに、紅こうじサプリメントではなくて、紅こうじを使った食品を食べたけどええかという方は結構おられるんで、私も何人か聞いた覚えがありますけど、着色剤でちょろっと食べたぐらいでは一切影響ありませんですけどね。ということですが、やはり気になるということは気になるかなということでございます。

愛知県内の自主回収の状況ですが、4月19日金曜日時点で、八つの食品事業者等が紅こうじに関連した食品の自主回収を実施しているということを確認しておりまして、このうち、1事業者で自主回収は完了したということを確認をいたしております。ということは、まだ、七つはまだ回収中ということでございます。

ということでございまして、私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1) 碧南市長選挙及び碧南市議会議員選挙の結果について

【質問】 昨日の碧南市長選挙についてなんですが、知事の地元でもあると思うんですが、結果についての受け止めをお願いいたします。

【知事】 特にコメントは。選挙は、そういう結果が出れば、それは真摯に受け止めるということですが、特にコメントはありません。

大体、知事になってからは、こうした地方選挙は、特にかつての私の地元のところはですね、告示日の、だから先週の日曜日かな、先週の日曜日に市長選の候補者の方3人の方と、それから市会議員選挙の、何て言いますかね、私を応援していただいている皆さん、二十何人ですね、ぱたぱたぱたっと事務所訪問をさせていただきましたが、それ以降はなかなか、あそこ行ってここ行かないというのはできませんのでね。ですから、1回、当日、日曜日に、先週のね、告示日の時に、事務所訪問をさせていただいたということで。

あとはね、やはり皆さんそれぞれお訴えして、頑張っていただければということかなと思って、見守っておりました。

私は全員の方、基本、その方々全部応援していただいているので、どなたかに肩入れするというわけにいきませんのでね、ということでございまして。

市会議員選挙はね、定数が22ありますので、それぞれみんな頑張ってくださいということしかありませんけど。

市長選はね、3人ともよく存じ上げている方ばかりなので、そういう場合は、なかなか私がね、どちらかにっていうわけにいきません。もちろん、現職は、やっぱりそこはちょっとリスペクトはしなきゃいけませんが、基本、対応は同じということでございますので、そういう意味では、市会議員選挙とのダブル選挙であり、3人が出られて、16年ぶりの市長選の中でね、当選されたね、小池友妃子(こいけ ゆきこ)さんはね、愛知県内2番目のね、女性市長ということもありましてね、期待も高いと思いますので、選挙中公約されたことをね、しっかりと達成できるように、また、市議会ともよくよく協議、調整しながらね、碧南市民のね、福祉向上のために前進をしていただきますようにね、大いに期待したいというふうに思っております。

【質問】 碧南市長選の関連でなんですけれども。愛知県で二人目の女性首長ということで、昨今、世界中から女性首長が足りないっていう話しされてますけど、愛知県内で二人目が生まれたことに対しての受け止めと、今後についてお話を伺えればと思います。

【知事】 そうです。それは何て言いますかね、今回の市会議員選挙を見てもですけど、愛知県内いろんなね、この1年ぐらいかな。市会議員選挙とか首長選挙とか見てもですね、やはり若い方とか女性の方がやっぱり票を伸ばしているというのは、明らかに傾向がありますのでね。そういう中で、今回、市会議員選挙とのダブル選挙の中で投票率が比較的上がって、多くの方が投票行かれる中で、小池候補がですね、相当多くの票を取ってね、当選されたということはね、そういう流れに乗ったことかなというふうには思いますね。

ただ、それはそれであって、この後、やはり、首長というのは実際日々の行政を執行しなきゃいけませんのでね。なので、そういう意味では、碧南という街のね、やはりかじ取りをしなきゃいけませんから、そうした意味では、日々の行政の執行とですね、合わせてまた選挙時に訴えられた公約をね、できるだけたくさん実現できるように、頑張っていただきたいなというふうに思っています。

(2) 静岡県知事選挙について

【質問】 ちょっとまだ早いんですが、静岡知事選の構図がほぼ固まって、与野党対決になりそうで、ということで、大村(おおむら)元副知事と鈴木康友(すずき やすとも)元市長でしょうか。両方ともリニアに関しては推進を明言されているようですが、そういった受け止めとか、どのように考えていらっしゃるか、お願いできますでしょうか。

【知事】 ただ、これから5月の末ですか、5月26日でしたっけ、投票日が。ということで、これから1か月余りのね、選挙戦ということになりますから。まずはね、やはり愛知県政もそうですが、静岡県も人口360万かな、大変大きな県でもありますし、様々にですね、課題もたくさんあろうかと思いますので、そうした中で、まずは静岡のかじ取り、静岡の現状とこれからの未来、将来、そしてまた静岡県政のね、前進についてどういうふうに訴えられるかということで、それぞれの候補の方にしっかりと政策を訴えていただいて、それを静岡県民の皆さんが判断をして投票されるということで、そこと私どもとしては、そこはしっかりと見守っていきたいというふうに思っております。

そういう中で、言われましたようにリニア中央新幹線ですね。東京-名古屋間におきまして、静岡工区がまだ着工に至っておりませんので、私どもとしてはですよ、静岡県さんはちょっと除いた、以外の沿線9都府県としてはね、このリニア建設同盟会を構成している沿線の9都府県といたしましては、やはり1日も早いこの静岡工区の着工と東京-名古屋間の全線開業、そしてまた大阪までの1日も早い全線開業をね、やっぱり悲願としておりますので、是非、これまで議論してきたことをね、しっかり踏まえながら、大井川の水問題の水の確保、それからまた環境問題への対応、しっかりそこをクリアしていただいてね、静岡県民の皆さんに受け入れていただけるように、前進をしてもらいたいというふうに思っております。

ただ、まずは、その問題もそうですが、静岡県政は正に森羅万象(しんらばんしょう)。課題もね、たくさんあるかと思いますので、そういう意味では、そうした点について、有力な候補二人がそろったわけですから、そこをしっかりと政策議論を戦わせていただいて、より良い方をね、静岡県民の方が選んでいただくということではないかというふうに思っております。そこはね、しっかり注視をしていきたいというふうに思います。

それと併せまして、私どもはやはり同じ中部地区、東海地区の隣県でもありますし、一緒にやっていく仕事もたくさんありますのでね。そうした点ではまた引き続きですね、静岡県さんとはしっかり連携して、様々な事業をね、一緒に取り組んでいければというふうに思っております。

そういう中で、やはりリニア新幹線もその中の一つの課題だというふうに思っておりますので、まずは、静岡県知事選挙、静岡県民の皆さんがね、どういう判断をされるか、そこはしっかり注視をしていきたいというふうに思っております。

(3) 全国知事会2024年度第1回休み方改革プロジェクトチーム会議の開催について

【質問】 明後日、水曜日、全国知事会の休み方改革のプロジェクトチーム、今回第1回、今年度初だと思うんですが、昨年度は提言をまとめて、各要請というのはあったと思うんですけど、今年度については、どういう進め方、どういうことを決めていくか、まだ明後日だと思うんですけど、概略とか教えていただければと思います。

【知事】 明後日ですね、オンラインでやりまして。その後ですね、7月下旬の全国知事会の総会におきましてね、今年は福井県でね、開催していただきますが、そこでテーマ四つかな、四つを選んで、その中の一つが、休み方改革で選んでいただきましたので、そこで各県知事さんに御関心のあられる方、それぞれのセッションに参加をしていただいて、そこに我々、専門家、学者さんとか経済界の方とかね、そうした方々を、実際に来ていただくか、あとオンラインで参加ということも併せてですね、お招きをして、議論、討論、ディスカッションするということをやっていますので、そういった形でまた前進をさせていければというふうに思っております。

なお、提言は去年作りましたので、それを更に広げていくという形でですね、やっていければというふうに思っております。

ただ、実際、私どもやっているようなですね、県民の日、学校ホリデーだとか、あと、ラーケーションだとかですね、様々なこと、休み方改革を通じながらですね、ワーク・ライフ・バランスを進める。それからまた、平日に、土日、祝日との平日との均てん化してですね、地域の観光産業を活性化するというようなことで、そういった取組はじわじわと広がってますので、これをまたね、多くの県の皆さんに御理解をいただいて、広がっていくと有り難いなというふうに思ってます。

それでは、今日は以上とさせていただきます。ありがとうございました。

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