2024/06/04

水素発生装置を電子部品メーカー工場内の設備へ納入 ~ 福井県小浜市 生産プラント向けの導入は初 ~

日立造船 株式会社 


2024 年 6 月 4 日

水素発生装置を電子部品メーカー工場内の設備へ納入
~ 福井県小浜市 生産プラント向けの導入は初 ~


日立造船株式会社は、進工業株式会社(京都市下京区、岡本 直用 代表取締役社?、以下、進工業)の小浜工場(福井県小浜市)内の設備向けとして清水建設株式会社(東京都中央区、井上 和幸 代表取締役社?、以下、清水建設)から受注していた水素発生装置 1 基(水素発生量:5N?/h)の試運転が完了し、このほど納入を行いました。

進工業は、薄膜抵抗器メーカーで、主力の小浜工場は築 45 年が経過したため、今年、規模を拡大した上で新工場として再整備されました。

この新工場に設置された水素エネルギーシステムの中に、今回当社が納入した水素発生装置が組み込まれています。

このシステムは、清水建設が国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同開発した「Hydroハ イ ド ロ Qキュ--BiCビック」で、再生可能エネルギーの余剰電力を使って水素発生装置を運転し、発生させた水素を水素吸蔵合金に蓄えたのち、必要に応じて水素を取り出して発電することができます。当社は以前からこのシステム向けに水素発生装置を納めており、今回初めて、生産プラント向けに導入され、工場電力のピークカット制御のほか、BCP(事業継続計画)の観点から非常時の電源としても活用される予定です。

【水素発生装置が組み込まれた設備】

水電解による水素発生装置は、再生可能エネルギーの余剰電力や出力変動を吸収し、再生可能エネルギーの更なる導入拡大を図ることができる設備です。当社は、2000 年に水素発生装置の販売を開始して以来、これまでに 40 基以上、国内外の企業や研究機関に納めており、多種多様な要望に応えてきました。

当社は、これまでの実績の中で培った技術を生かし、今後も水素社会の実現に向けて貢献してまいります。 なお、本件の概要は以下のとおりです。

1.発 注 者:清水建設株式会社(東京都中央区、井上 和幸 代表取締役社?)
2.納 入 場 所:進工業株式会社(京都市下京区、岡本 直用 代表取締役社?) 小浜工場(福井県小浜市)
3.水素発生量:5N ?/h

(終)

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