2024/05/30

F351に関する研究論文発表のお知らせ

株式会社 ジーエヌアイグループ 

2024 年5月 30 日
株 式 会 社 ジ ー エ ヌ ア イ グ ル ー プ

F351 に関する研究論文発表のお知らせ

株式会社ジーエヌアイグループ(以下「当社」「GNI」、当社の子会社及び関連会社を含めて「当社グループ」)の連結子会社である北京コンチネント薬業有限公司(以下「北京コンチネント」)が、中国にて第3相臨床試験を行っているF351(ヒドロニドン)に関して、F351 の線維化抑制のメカニズムに関する新しい研究論文「Hydronidone induces apoptosis in activated hepatic stellate cells through endoplasmic reticulum stress-associated mitochondrial apoptotic pathway」(仮訳:「ヒドロニドンの活性化肝星状細胞内におけるミトコンドリアのアポトーシス(細胞の自然死)経路に関連した小胞体ストレスを介したアポトーシスの誘導」)が消化器及び腎臓病の国際的な専門誌である、Journal of Gastroenterology and Hepatology 誌に掲載されましたので、お知らせいたします。

本論文の筆頭著者は、F351 の第3相臨床試験の治験統括医師であり、共同著者として、Ying Luo 博士及び北京コンチネントのヴァイス・プレジデントであるLing Zhang 氏及び Yanping Ye 博士が加わっております。ヒドロニドンは、ピルフェニドンの新規誘導体であり、動物及びヒトを対象としたこれまでの研究では、ヒドロニドンの投与が肝線維化を効果的に抑制することは証明されましたが、根本的なメカニズムは依然として解明されておりませんでした。本研究においては、肝傷害時に活性化され、肝臓の線維化に関わる物質を産出する肝星細胞内において、ヒドロニドンがアポトーシスを誘導することにより、抗線維化効果を発揮するかどうかを検討しました。その結果、in vivo(マウスの肝線維化モデル)及び in vitro(ヒトの肝星細胞:LX-2)試験において、ヒドロニドンが活性化肝星細胞内でアポトーシスを誘発したことから、肝線維症の改善に寄与する可能性が示唆されました。

詳細は、下記のリンクをご参照ください。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/jgh.16635

F351 は、中国国家薬品監督管理局より「画期的治療薬」に指定されており、当社グループの今後の医薬品パイプラインの中核を担います。なお、2023 年 10 月に第3相臨床試験の治験者登録が完了しております。

今後、本件に関して開示すべき事項が発生した場合には、速やかに公表いたします。

以上

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