2024/06/06

AIで危険行動を検出・通知する「セコムAI行動検知システム」発売

セコム 株式会社 

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報道資料 2024年6月6日
セコム株式会社

AIで危険行動を検出・通知する「セコムAI行動検知システム」発売
監視カメラのモニタリング業務における負担軽減・品質向上を実現

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:吉田保幸)は、AIを活用して監視カメラ映像から危険行為等を検出し、監視卓等に通知するシステム「セコムAI行動検知システム」を6月6日(木)に発売します。

「セコムAI行動検知システム」の利用イメージ図

このたび発売する「セコムAI行動検知システム」は、複数台のカメラ映像を専用サーバー「セコムAI行動検知サーバー」に配信、AIで「喧嘩」や「転倒」といった人の特定の動きを検出して、お客様の監視卓等に通知できるシステムです。複数台の監視カメラを常時確認するモニタリング業務において監視員の負荷が課題となるなか、本サービスの導入により業務の負担軽減と品質向上を実現します。

危険行動等の検出は、行動認識AIで高い技術を有する株式会社アジラのロジックをベースに、セコムが長年培ってきたセキュリティのノウハウを活かした技術の項目を加えています。

既設の監視カメラに専用サーバーを接続するだけで利用可能で導入時の負担を軽減。最大30台のカメラ映像を同時に解析することができるため、工場や商業施設といった大規模施設に適したサービスです。

今後もセコムは、これまで培ってきた経験やノウハウと先端技術を融合することで、社会の生産性向上に寄与する「安全・安心」なサービスを提供していきます。

「セコムAI行動検知システム」の特長

1.AIで危険行動を検出して監視卓に通知

監視カメラの映像は専用サーバー「セコムAI行動検知サーバー」に搭載のAIで解析され、「喧嘩」や「転倒」といった特定の動きを検出。監視卓のモニタリング画面や回転灯(パトライト)の点灯、管理者へメールなどで通知します。これにより監視カメラのモニタリング業務の負担軽減や品質向上に役立てることができます。

2.セコムのノウハウを活かした独自の検知項目

危険行動等の検出は、業務提携しているアジラのAI技術をベースにしており、映像から人の骨格や姿勢の変化を読み取って行動を推定する仕組みです。検知項目は「喧嘩・破壊・しゃがみ」などの暴力行動、「うずくまり・転倒」といった急病行動に、セコム独自で「脅迫・万歳・土下座」などの脅迫行動を追加。セコムが長年セキュリティサービスを提供するなかで培ってきたノウハウを活かした項目としています。

※画像はイメージです。骨格や赤い検知枠はモニター上で表示されません。

3.既設監視カメラの活用で導入時の負担軽減

既設の監視カメラ「セコムIPカメラ」と行動解析をする専用サーバー「セコムAIサーバー」を接続するだけと大がかりな工事も不要で、導入時の手間や費用を軽減することができます。

さらに「セコムVMS」と連携すればさまざまなメーカーの監視カメラ映像も解析が可能。最大30台の監視カメラをリアルタイムで同時に解析することができるため、工場や商業施設といった大規模施設におけるセキュリティや事故防止などの安全管理にご利用いただけます。

<参考>

セコムAI倫理憲章について

セコムは、セキュリティサービスの発展を通じてより一層社会に貢献するために、責任をもってAI活用に取り組む際の指針として2022年10月に「セコムAI倫理憲章」を制定しました。「セコムAI倫理憲章」を踏まえたAI活用により、お客様、社員を含むステークホルダーのより幸せな生活に寄与し、社会とともに持続的に成長を続けることを目指しています。

(セコムAI倫理憲章:https://www.secom.co.jp/corporate/development/secomAI.html

報道関係者からのお問い合わせ

セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、仁村
TEL:03-5775-8210 E-mail:press@secom.co.jp

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