2024/06/11

固定資産の取得(データセンター設備チルドタワー設備発注契約の締結)に関するお知らせ

ピクセルカンパニーズ 株式会社 

2024 年 6 月 11 日
ピクセルカンパニーズ株式会社

(経過開示)固定資産の取得(データセンター施設の冷却設備の売買契約の締結)に関するお知らせ

当社子会社であるピクセルハイ合同会社(以下、「ピクセルハイ」という。)が、福島県双葉郡大熊町にて整備が進められている大熊中央産業拠点内にデータセンター施設を建設するため、2024 年 6 月 11 日開催の取締役会にて、当該データセンターにおける水冷式冷却装置を取得すべく、株式会社クラフトコーポレーション(以下、「クラフトコーポレーション」という。)と売買契約(以下、「本契約」という。)を締結することを決定致しましたので下記のとおりお知らせ致します。



1.本契約について

ピクセルハイでは、大熊中央産業拠点で生成 AI 向けの NVIDIA 製 H100 を搭載した高性能 GPU サーバを中心としたコンパクトで拡張性の高いコンテナ型データセンターの建設を進めております。当データセンターは水冷式の冷却装置を採用しており、プロテリアル社製のチルドタワーを導入いたします。水冷式の冷却装置を採用する主なメリットとしまして、OPEX(運用経費)の削減、PUE(パワー使用効率)の改善、および環境への配慮が挙げられます。

OPEX (運用経費) の削減: 水冷システムは空冷システムに比べて、より効率的に熱を排出できます。水は空気よりも熱を運ぶ能力が高いため、同じ量の熱を処理するのに必要なエネルギーが少なくなります。その結果、冷却システムの稼働に必要な電力消費が減少し、長期的に見れば運用経費が削減されます。

PUE (パワー使用効率) の改善: データセンターの効率を示す重要な指標である PUE は、全体的な電力消費量に対する IT 機器に直接使用される電力の割合を表します。水冷システムを導入することで、冷却に必要な電力消費が減少し、結果として PUE が改善いたします。

環境への配慮: 水冷システムは、エネルギー消費を減らすだけでなく、環境への影響も低減します。空冷システムに比べて CO2 排出量を削減できるため、地球温暖化の防止に貢献します。また、水冷システムでは、外気温の変動に左右されにくいため、より安定した冷却効果が得られ、外部環境への影響を最小限に抑えることができます。さらに、使用される水を循環させることで、水資源の有効活用も可能になります。

購買金額につきましては、経済産業省の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金(製造・サービス業等立地支援事業)交付規程に従い 3 者見積もりを取得したうえで公正な価格にて決定をしております。

2.当社子会社の概要

(1)名称 ピクセルハイ合同会社
(2)所在地 福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水 230
(3)代表者の役職・氏名 代表社員 ピクセルカンパニーズ株式会社業務執行社員 吉田弘明
(4)事業の内容 データセンターの運用及び付帯するハードウェア若くはソフトウェアの販売、貸与業務他
(5)資本金 100 万円
(6)設立年月日 2016 年 8 月 8 日
(7)出資者及び出資比率 ピクセルカンパニーズ株式会社 100%

3.業務委託先の概要

(1)名称 株式会社クラフトコーポレーション
(2)所在地 広島県広島市安佐南区西原 2-9-37
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 松苗 晃
(4)事業の内容 建築工事の設計・監理・請負及び施工
(5)資本金 5,000 万円
(6)設立年月日 平成 10 年 8 月 3 日
(7)純資産 相手先の要請により非開示とさせて頂きます。
(8)総資産 相手先の要請により非開示とさせて頂きます。
(9)大株主及び持株比率 松苗 晃 100%
(10)上場会社と当該会社との関係
資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。

4.取得の日程

(1)取締役会決議日 2024 年 6 月 11 日
(2)契約締結日 2024 年 6 月 11 日
(3)物件引渡し期日 2024 年 12 月期第 3 四半期頃(予定)

5.今後の見通し

当期の業績に与える影響につきましては軽微ではありますが、今後公表すべき事項が発生した場合には速やかに開示いたします。

以上

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