2024/06/12

国内SB623慢性期外傷性脳損傷プログラム製造販売承認取得の状況について(続報)

サンバイオ 株式会社 

2024 年6月12日
サ ン バ イ オ 株 式 会 社

国内SB623慢性期外傷性脳損傷プログラム
製造販売承認取得の状況について(続報)


掲題の件について、別添にてお知らせいたします。

以上

2024 年6月12日
サンバイオ株式会社

国内SB623慢性期外傷性脳損傷プログラム
製造販売承認取得の状況について(続報)


当社は、2024年3月26日付で、国内SB623慢性期外傷性脳損傷プログラムの製造販売承認取得の状況について、3月25日に開催された薬事食品衛生審議会 再生医療等製品・生物由来技術部会(以下、「本部会」)にて継続審議と判断され、当局と協議し、品質に関する追加のデータ等を提出することをお知らせいたしました。

本日厚生労働省より、本部会を6月19日に開催することが公表されました。議題には当社開発品SB623である、「再生医療等製品「アクーゴ????脳内移植用注」の製造販売承認の可否、条件及び期限の要否並びに再審査期間の指定の要否について」が審議事項として含まれておりました。本部会において当社開発品SB623の承認可否が審議されることとなります。

SB623について

SB623は、健康成人骨髄液由来の間葉系間質細胞を加工・培養して作製されたヒト(同種)骨髄由来加工間葉系幹細胞(国際一般名:バンデフィテムセル)です。脳内の損傷した神経組織にSB623を移植すると、損傷した神経細胞が本来持つ再生能力を促し失われた機能を回復させる効果が期待されています。慢性期外傷性脳損傷および慢性期脳梗塞を含む複数疾患を対象に研究・開発を進めています。

外傷性脳損傷について

外傷性脳損傷は、世界中の主な死因および障害の原因の一つです。2016年の世界の急性外傷性脳損傷の新規患者数は2700万人(推定)、外傷性脳損傷に続発する慢性障害の新規患者数は5550万人(推定)でした1。外傷性脳損傷および外傷性脳損傷に続発する長期に渡る運動障害は、患者の自立、雇用、およびQOLを著しく損ない、総じて各国の医療システムの大きな負担になっています。米国では、外傷性脳損傷で入院し生存した患者の約43%が長期の運動障害を経験しており2、317万人が外傷性脳損傷に続発する運動障害を長期に抱えて生活していると推定されています3。

サンバイオについて

サンバイオは、再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開しています。既存の医療・医薬品では対処できず、アンメット・メディカル・ニーズが高い中枢神経系領域の疾患を主な対象としています。東京に本社、カリフォルニア州に子会社を置くサンバイオグループの詳細は、https://www.sanbio.comにてご覧いただけます。

<出典>

1James SL, et al. “Global, regional, and national burden of traumatic brain injury and spinal cord injury, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016.” Lancet Neurol 2019;18:56-87.

2Selassie AW, et al. “Incidence of long-term disability following traumatic brain injury hospitalization, U.S.”, 2003.J Head Trauma Rehabil 2008;23:123-31

3Zaloshnja E, Miller T, Langlois JA, Selassie AW. Prevalence of long-term disability from traumatic brain injuryin the civilian population of the United States, 2005. J Head Trauma Rehabil. 2008 Nov-Dec;23(6):394-400.

本件に関するお問い合わせ先
サンバイオ株式会社
経営管理部
メール:info@sanbio.com

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