2024/06/07

国立研究開発法人産業技術総合研究所向け 「超音波流量計」 「北事業所流体輸送実験施設改修工事」を受注

株式会社 オーバル 

2024 年 6 月 7 日

「超音波流量計」
「北事業所流体輸送実験施設改修工事」を受注
-エネルギーや産業を支える国家計量標準の維持と供給に貢献


株式会社オーバル(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:谷本 淳)は、このたび、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、「産総研」という)より「液体流量標準設備用の超音波流量計および設置工事」および「北事業所流体輸送実験施設改修工事」を受注しました。

1.超音波流量計

液体流量の計量標準は、エネルギー・自動車部品・鉄鋼産業などをはじめとする幅広い産業で用いられ、人々の暮らしや産業を支える重要な役割を持っています。また、産総研では、計量標準と法定計量業務の実施体制を強化するために、日々その研究・開発および拠点整備を行っています。当社が受注した流量計は、計量法に基づく水流量の標準供給を実施するための液体流量標準設備に設置されます。

今回受注した液体用マルチパス超音波流量計「Psonic-L4」の特長は、純国産で高い信頼性と4 本の測定線(4 パス)により、実流校正を行うことにより、測定値に対して±0.15%の高精度を実現し、取引用途で必須となるトレーサビリティが確保できる点です。また、平行パス(測線)の採用による長期安定性と冗長性も備えております。その他超音波流量計の特性として、超音波信号の「伝搬時間」の差から流量を測定するため可動部がなく、圧力損失がないことも他の流量計と比して優れた特長です。今回液体用マルチパス超音波流量計「Psonic-L4」は、水の計量に使用されますが、石油類の計量にも優れた性能を有した流量計であります。

産総研の水用流量計の校正設備の実用標準器として、使用される見込であり、当社は、産総研の計量標準と法定計量業務に貢献することとなります。

2.北事業所流体輸送実験施設改修工事

工事対象である北事業所流体輸送実験施設は、水の流量トレーサビリティ制度における国家標準施設で、水用流量計の校正設備です。1 項で受注の超音波流量計が設置される液体流量標準設備は、当該設備の一部となります。産総研の計量標準の開発・供給拠点の高度化及び強靱化事業の一環として、流体輸送実験施設の改修を当社が担うこととなりました。本工事では、配管やバルブなどの機械の改修と、塗装など建築部分の改修を行います。

当社システム部門においては、流体計測制御に関連する各種試験設備や生産・出荷設備などを設計・施工を含め一括で対応しており、これまでの経験が今回の受注につながったと考えています。

当社は JCSS(計量法校正事業者登録制度)事業者として得た知見を活かして、流量の国家標準の適切な維持・管理にも貢献してまいります。また、当社は、これまで培ってきた技術をより一層深化させ、人々の生活や持続可能な社会の実現に貢献する商品およびサービスを提供してまいります。

本件に関するお問合せは下記までお願いいたします。

株式会社オーバル
(広報)経営企画室 室長 市村 隆博
電話:03-3360-5009(直通) FAX:03-3365-8600 E-mail:kk00@oval.co.jp
(製品/センサ)マーケティング部 部門部長 石川 栄樹
電話:03-3360-5131(直通) FAX:03-3365-8603 E-mail:marketing.info@oval.co.jp
(製品/システム)システムエンジニアリング部 部門部長 浅沼 良夫
電話:03-3360-5011(直通)FAX:03-3365-8606 E-mail:system-eng@oval.co.jp

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