2024/06/20

小型人工衛星を開発・運用するスタートアップ「Synspective社」に出資

豊田合成 株式会社 

2024年06月20日

小型人工衛星を開発・運用するスタートアップ「Synspective社」に出資

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豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)は、衛星から得られたデータの解析によるソリューション提供および小型SAR衛星※1の開発・運用を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)に出資しました※2

Synspective(シンスペクティブ)社は、内閣府の革新的研究開発プログラム(ImPACT)※3における、SAR衛星の小型化技術の開発成果を基に設立されたスタートアップで、衛星の開発から運用、得られた観測データを活用した課題解決の提案までを一貫して提供しています。SAR衛星は、雲を透過する波長領域の電波(マイクロ波)を用いるため悪天候や夜間でも地表データが取得可能で、これらの衛星を複数連動させることにより、準リアルタイムかつ広範囲での観測を実現し、災害対応や地球環境の維持に役立てることを目指しています。

当社は、自動車産業が業界の垣根を越えて大きく変化しつつある中、持続的な事業成長の実現を目指し、既存事業にとらわれない新規領域への開拓を進めています。同社が展開する宇宙関連ビジネスは、今後成長が見込めることから、将来的に当社の技術が活かせる分野の探索を見据え、情報収集するために出資しました。

※1 地表に照射した電波(マイクロ波)の反射波を観測するセンサー「合成開口レーダー」(SAR :Synthetic Aperture Radar)を搭載した衛星。

※2 出資時期は2024年4月。なお、本件は当社コーポレートベンチャーキャピタルの専門組織(ベンチャー投資企画室)を通じた投資です。

※3 2014~2018年度に実施された内閣府主導の事業。実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす科学技術の創出を目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発の推進を目的に創設された。

Synspective社の概要

社名 株式会社Synspective
所在地 東京都江東区三好3丁目10番3号
代表者 代表取締役 CEO 新井元行
設 立 2018年2月
資本金 1億円(2024年1月12日時点)

Synspective社が開発・運用する小型SAR衛星

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