2024/06/20

ジェノダイブファーマ株式会社への出資に関するお知らせ

株式会社 アイロムグループ 

2024 年6月 20 日

ジェノダイブファーマ株式会社への出資に関するお知らせ

当社は、HLA タイピング事業およびリキッドバイオプシー事業を推進するジェノダイブファーマ株式会社(以下「ジェノダイブファーマ」という)の第三者割当増資により同社株式を取得することといたしましたのでお知らせいたします。

当社とジェノダイブファーマとは、2021 年 12 月 24 日付「ジェノダイブファーマ株式会社との戦略的パートナーシップ契約締結に関するお知らせ」にて開示しておりますとおり、ジェノダイブファーマが保有する HLA タイピング(※1)やリキッドバイオプシー(※2)等に関する知見や技術および当社グループが保有する臨床試験に関する知見や医療機関ネットワークを活用した共同事業の実施に向けて戦略的パートナーシップ契約を締結しております。

この度、共同事業をさらに推進するため、ジェノダイブファーマの株式を取得することといたしました。両社の知見や技術の連携をより強固なものとし、引き続き新しい先端医療の研究開発および事業化に共同で取り組んでまいります。

ジェノダイブファーマ WEB サイト:
https://www.genodive.co.jp/

※1.HLA タイピング

HLA(Human Leukocyte Antigen、ヒト白血球抗原)は、人体のあらゆる細胞と組織に分布していて、ヒトの免疫に関わる重要な役割をもつ分子であり、HLA の型(タイプ)が臓器等の移植時の拒絶反応の有無や特定の疾患にかかりやすいか等に関連しています。ABO 血液型は4種類しかありませんが、HLA は数万通りの型(タイプ)があり、その型(タイプ)を調べる検査が HLA タイピングです。

※2.リキッドバイオプシー

血液などの体液による組織を採取した検査のことです。従来の組織生検(病変の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査)は、手術や内視鏡検査のときに組織を採取したり、体の外から細い針を刺して組織を採取するなど、体に負担をかけるものでした。また、がんの多発転移やステージが進行している場合、原発巣と転移巣の遺伝子変異が異なっているケースがありますが、全ての部位の組織を採取することはできませんでした。

リキッドバイオプシーでは、体に負担をかけることなく検査が可能であり、多発転移を起こしているがんであっても、がんの遺伝子変異を同定することで、現状に応じた分子標的薬を選択することが可能になります。

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