農林水産省 大臣等記者会見 2024年06月25日 － ●骨太の方針2024に盛り込まれた農業の構造転換に向けた今後の進め方 ●

坂本農林水産大臣記者会見概要

日時	令和6年6月25日（火曜日）10時45分～10時49分 於: 本省会見室
主な質疑事項	骨太の方針2024に盛り込まれた農業の構造転換に向けた今後の進め方について

質疑応答

記者

21日に閣議決定された骨太の方針の中で、初動5年間で農業の構造転換を集中的に推し進めるという文言が盛り込まれましたが、農業の構造転換とは具体的にどういったことを指すのか、また、今後5年間でどのような施策に注力していくのか聞かせてください。

大臣

食料安全保障の強化や環境と調和のとれた食料システムの確立を新たな柱に位置付けるとともに、農業の持続的な発展や農村の振興を図るため、基本法を四半世紀ぶりに改正しました。
これを受け、初動5年間で農業の構造転換を集中的に推し進められるよう、令和6年度中に基本計画を改定し、施策の充実・強化を図ってまいります。同時に、必要な予算、体制を確保してまいります。
あわせて、所得向上に向けた環境をつくるための合理的な価格の形成に向けた新たな法制度、食料安全保障の確立に向けた人口減少下での農業用インフラの保全管理に向けた法整備、具体的には土地改良法の改正について、来年の通常国会への提出を目指し、検討を進めます。
具体的にどう進めていくか、予算をどう確保していくかということについては、まず、食料・農業・農村基本計画を策定する中で、食料安全保障の強化（輸出も含めた生産性の増強・増大）、環境と調和のとれた食料システムの確立、農業の持続的な発展や農村の振興（合理的な価格の形成、スマート農業）、こういったものを食料・農業・農村基本計画を策定する中で、必要な予算をしっかりと確保していかなければいけないと思います。
具体的な施策については、今後、新たな基本計画を策定する中で議論されていくと考えていますが、いずれにしても、必要な予算については、当初予算はもとより、補正予算も含め、あらゆる機会を捉え、確保に努めてまいります。

報道官

よろしいでしょうか。それでは、大臣会見を終了します。

以上