2024/06/26

AGRIST株式会社への出資に関するお知らせ

株式会社 タカミヤ 

2024年6月26日
株 式 会 社 タ カ ミ ヤ

AGRIST株式会社への出資に関するお知らせ

当社は、本日、農業用AI・ロボット収穫機の開発、製造、販売、アグリテックベンチャーのAGRIST株式会社との間で、出資に関する株主間契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。



1.背景・目的

当社は、農業従事者の普及・教育およびリスクを減らして就農できる環境づくりを行い「農業」へのハードルを下げると共に、AIやロボットを活用する新たな農業技術の開発も促し、農業の更なる発展に貢献するべく、埼玉県羽生市の当社実証農場に「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK(以下、「TAP」という。)」を開設し、農業における全てがわかる総合農業パークを目指しております。

AGRIST株式会社は、鹿児島県東串良町で収穫ロボットの稼働と栽培環境データ管理の最先端農場を運営、AIによる高度な環境制御の技術も開発を進めており、当社がTAPで取り組む施策との親和性が高く、戦略的なパートナーとして協業することで、双方の事業スピードの向上が期待されます。同社とのパートナーシップにより、日本の農業の発展と新たな可能性の発見に努めてまいります。

1)当社高機能ハウスの拡販(Sustagram Farm パッケージの拡販)

AGRIST社と共同販売を行っているSustagram Farmは、ロボットとAIを活用し再現性高く稼げる農業を実現させるための、自動化農業システムパッケージです。同パッケージには、当社の高機能農業用ハウスがスペックインされており、農業参入を目指す個人・法人農家や収益を向上させたい生産者への拡販が期待できます。

2)当社アグリ事業の営業範囲・リーチの拡大

AGRIST社のネットワークは、ロボット開発で培った半導体メーカーや規制当局との関係など、当社単独の事業体では手掛かりのなかった顧客へ営業範囲、ネットワークの拡大が期待できます。

3)TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARKの推進・認知拡大

「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK(TAP)」は、新たな農業技術の開発も促し、農業の更なる発展に貢献していきます。これまで培われてきた知見を活かしつつ、AIやロボットを活用することで、新しい農業の形を提案することで、農業従事者に加えメディアからの関心も高まり、TAP推進へ好影響を与えることが期待できます。

4)収穫用AI・ロボットの技術をプラットフォーム基盤へ転用

AGRIST社が開発する収穫用ロボットに搭載されているAIカメラは、作物のサイズ、作物までの距離をAIで判断し、ロボットアームで収穫することができるもので、また、農場内の移動を自動化する機能も搭載する予定です。AGRIST社は、自社に所属するエンジニアによってAI開発を行っていることから、それら技術の他分野への応用が期待でき、過去データからハウス内の最適な環境設定をAIが判断する機能も開発が進んでいます。

これら技術は、当社が所有する仮設機材の検収作業や安全点検などへの応用が期待でき、AGRIST社との関係を強化することにより、AIやロボット技術の共同開発が見込まれ、当社が展開するプラットフォームに対しての好影響が期待できます。

2.会社概要

名称 AGRIST株式会社
所在地 宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1
設立日 2019年10月24日
事業内容 AI農業 AIを活用した農業用ソフトウェアの開発
農業ロボット AIを活用した自動収穫ロボットの開発
スマート農業 スマート農業パッケージの販売

3.今後の見通し

本件が2025年3月期の連結業績に与える影響につきましては軽微であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせします。

以 上

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