2024/06/26

財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ

株式会社 エイチワン 

2024 年6月 26 日

財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ

当社は、金融商品取引法第 24 条の4の4第1項に基づき、2024 年6月 26 日付で、関東財務局に提出いたしました 2024 年3月期(第 18 期)の内部統制報告書において開示すべき重要な不備があり、財務報告に係る内部統制は有効でない旨を記載いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。



1.開示すべき重要な不備の内容

当社は 2023 年3月期(第 17 期)において、北米連結子会社各社の財務数値の確定及び北米子会社グループの連結財務数値の確定に時間を要し、結果、当社の定時株主総会で年次決算の報告ができず継続会を開催することとなりました。また、決算関連手続の過程で経理処理の誤りを検出できず、その結果、財務報告に係る内部統制は有効ではなく、開示すべき重要な 不備が存在すると評価いたしました。

当社は、2024 年3月期は、開示すべき重要な不備の是正に向けて、以下の対策を講じてまいりました。

① 北米連結子会社における経理人材の安定的な確保と育成
(人員拡充と良質な人材確保、決算手順とマニュアルに基づく指導等)
② 北米連結子会社における決算財務報告プロセスの運用定着化
(作業手順書及び決算チェックリストの拡充)
③ 北米連結子会社における棚卸資産の決算処理の早期安定化
(在庫管理システムの改善、担当者の決算処理の習熟度促進等)
④ 北米連結子会社の課題の早期発見と対応策の検討における親会社の監視指導体制の強化
(当社と北米連結子会社との定期的なコミュニケーションの実施、当社の内部監査室による北米連結子会社に対する監査の強化等)

北米連結子会社において、以上の整備は概ね完了したものの、期末決算における在庫金額確定までのプロセスは、手作業による処理が多岐にわたる業務であり広範囲な内部統制を要するため、内部統制の運用を定着させるまでの十分な期間を確保することができませんでした。併せて、2024 年3月期末の会計監査人の監査の過程で、その他の領域においても複数の誤謬が検出されており、決算財務報告プロセスにおいて十分なレビュー統制が機能していなかったことを認識し、2024 年3月期末(第 18 期末)までに内部統制の不備が完全に解消するには至っていないとの判断をいたしました。

2.当事業年度末に是正できなかった理由

上記のとおり、北米連結子会社の在庫金額確定までのプロセスにおける内部統制及び決算財務報告プロセスにおけるレビュー統制に関しては、運用を定着させるための十分な期間を確保することができなかったため、当事業年度末日(2024 年3月 31 日)においても、開示すべき重要な不備を是正することができませんでした。

3.開示すべき重要な不備の是正方針

当社は、北米連結子会社の決算業務の安定化にむけて内部統制の運用を定着させ、親会社としても状況の
適時適切な把握に努め支援して参ります。

4.連結財務諸表及び財務諸表に与える影響

上記の開示すべき重要な不備に関連する必要な修正は、適切に反映しているため、連結財務諸表等に与える影響はありません。

5.連結財務諸表及び財務諸表の監査報告における監査意見

無限定適正意見であります。

以上

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード