伊方発電所における通報連絡事象(令和6年6月分)および通報連絡事象に係る報告書の提出について
四国電力 株式会社令和６年７月１０日
四国電力株式会社
伊方発電所における通報連絡事象（令和６年６月分）および 通報連絡事象に係る報告書の提出について
○ 令和６年６月に、当社から愛媛県および伊方町ほか関係自治体に通報連絡した事象は、以下の４件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、 また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象
発生月日 発表月日 県の公表区分
１．伊方発電所における地震の観測について 6月1日 7月10日 Ｃ
２．伊方発電所３号機 原子炉補機冷却水冷却器海水出口弁の不具合について 6月24日 6月24日 Ａ
３．伊方発電所 火災感知器の誤作動について 6月26日 7月10日 Ｃ
４．伊方発電所３号機 原子炉補助建屋における消火設備の動作について（セメント固化装置混練機の不具合） 6月27日 6月27日 Ｂ
○ 過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と 対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町ほか関係自治体に報告書を提出いたしました。
事 象 発生月日 発表月日 県の公表区分
１．伊方発電所 低レベル放射性廃棄物搬出検査装置の不具合について 4月1日 4月1日 Ｂ
県の公表区分
Ａ：即公表
Ｂ：48時間以内に公表
Ｃ：翌月10日に公表
ＰＰ：可能となった段階で速やか に公表
（別紙１）伊方発電所における通報連絡事象の概要（令和６年６月分）
（別紙２）伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要
以 上
別紙１
伊方発電所における通報連絡事象の概要（令和６年６月分）
１．伊方発電所における地震の観測について
６月１日４時２分頃、豊後水道を震源とする地震が発生し、伊方発電所において最大６ガルを観測しましたが、伊方発電所の設備に異常はありませんでした。
また、地震による環境への放射能の影響はありませんでした。
（参考）伊方発電所における観測値（ガル）
１号機： ６ガル （廃止措置中）
２号機： ５ガル （廃止措置中）
３号機： ５ガル （通常運転中）
２．伊方発電所３号機 原子炉補機冷却水冷却器 海水出口弁の不具合について
通常運転中の伊方発電所３号機の管理区域外において、原子炉補機冷却海水系統※１の定期切換※２を実施していたところ、閉となるべき原子炉補機冷却水冷却器３Ｄの海水出口弁の表示が完全に閉となっていないことを確認しました。
このため、６月２４日１５時１４分、保安規定に定める運転上の制限※３を満足していないと判断しました。
その後、当該弁の開閉試験を実施し、開閉動作および表示に異常のないことを確認したことから６月２４日２０時３１分に運転上の制限の逸脱から復帰し、通常状態に復旧しました。
なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありませんでした。
今後、詳細を調査します。
※１ １次系のポンプ、空調機器等に供給する冷却水を海水ポンプにより汲み上げた海水にて冷却する系統。
※２ 運転機器と待機機器の定期的な切換。待機機器の運転状態の確認等のために実施。
※３ 保安規定では、安全機能を確保するために必要な機器の台数などを「運転上の制限」として定めており、一時的にこれらを満足しない状態が発生すると、速やかに保安規定で定める措置を実施する。当該系統は、定期切換時に弁の開閉状態を確認することが要求されている。
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/07/10/pr004.pdf
四国電力株式会社
伊方発電所における通報連絡事象（令和６年６月分）および 通報連絡事象に係る報告書の提出について
○ 令和６年６月に、当社から愛媛県および伊方町ほか関係自治体に通報連絡した事象は、以下の４件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、 また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象
発生月日 発表月日 県の公表区分
１．伊方発電所における地震の観測について 6月1日 7月10日 Ｃ
２．伊方発電所３号機 原子炉補機冷却水冷却器海水出口弁の不具合について 6月24日 6月24日 Ａ
３．伊方発電所 火災感知器の誤作動について 6月26日 7月10日 Ｃ
４．伊方発電所３号機 原子炉補助建屋における消火設備の動作について（セメント固化装置混練機の不具合） 6月27日 6月27日 Ｂ
○ 過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と 対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町ほか関係自治体に報告書を提出いたしました。
事 象 発生月日 発表月日 県の公表区分
１．伊方発電所 低レベル放射性廃棄物搬出検査装置の不具合について 4月1日 4月1日 Ｂ
県の公表区分
Ａ：即公表
Ｂ：48時間以内に公表
Ｃ：翌月10日に公表
ＰＰ：可能となった段階で速やか に公表
（別紙１）伊方発電所における通報連絡事象の概要（令和６年６月分）
（別紙２）伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要
以 上
別紙１
伊方発電所における通報連絡事象の概要（令和６年６月分）
１．伊方発電所における地震の観測について
６月１日４時２分頃、豊後水道を震源とする地震が発生し、伊方発電所において最大６ガルを観測しましたが、伊方発電所の設備に異常はありませんでした。
また、地震による環境への放射能の影響はありませんでした。
（参考）伊方発電所における観測値（ガル）
１号機： ６ガル （廃止措置中）
２号機： ５ガル （廃止措置中）
３号機： ５ガル （通常運転中）
２．伊方発電所３号機 原子炉補機冷却水冷却器 海水出口弁の不具合について
通常運転中の伊方発電所３号機の管理区域外において、原子炉補機冷却海水系統※１の定期切換※２を実施していたところ、閉となるべき原子炉補機冷却水冷却器３Ｄの海水出口弁の表示が完全に閉となっていないことを確認しました。
このため、６月２４日１５時１４分、保安規定に定める運転上の制限※３を満足していないと判断しました。
その後、当該弁の開閉試験を実施し、開閉動作および表示に異常のないことを確認したことから６月２４日２０時３１分に運転上の制限の逸脱から復帰し、通常状態に復旧しました。
なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありませんでした。
今後、詳細を調査します。
※１ １次系のポンプ、空調機器等に供給する冷却水を海水ポンプにより汲み上げた海水にて冷却する系統。
※２ 運転機器と待機機器の定期的な切換。待機機器の運転状態の確認等のために実施。
※３ 保安規定では、安全機能を確保するために必要な機器の台数などを「運転上の制限」として定めており、一時的にこれらを満足しない状態が発生すると、速やかに保安規定で定める措置を実施する。当該系統は、定期切換時に弁の開閉状態を確認することが要求されている。
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/07/10/pr004.pdf