深澤外務大臣政務官とカレ国連活動支援担当事務次長との会談
外務省報道発表
深澤外務大臣政務官とカレ国連活動支援担当事務次長との会談
令和6年7月17日
7月16日、午前11時30分から約30分間、深澤陽一外務大臣政務官は、訪日中のアトゥル・カレ国連活動支援担当事務次長（Mr. Atul Khare, Under-Secretary-General for Operational Support, the United Nations）と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、深澤政務官から、国際社会が複合的危機に直面する中、我々は、分断を乗り越え、国際協調につなげ、持続可能な世界を実現していく必要があり、国際の平和と安定を維持する上で、国連平和維持活動(PKO)の重要性は一つも変わらない旨指摘し、PKOが実効的かつ効率的となるよう積極的な役割を果たしていく考えを述べました。
- これに対し、カレ事務次長は、国連三角パートナーシップ・プログラムを通じた、PKO要員の能力構築支援等、国連平和活動への日本の貢献に対する謝意を述るとともに、引き続き日本との協力を強化したい旨述べました。
- この他、双方は、国連機関における邦人職員の増強に向けた取組等につき意見交換を行いました。
（参考）国連三角パートナーシップ・プログラム（United Nations Triangular Partnership Programme（TPP））
国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。平成26年に国連で開催された第1回国連PKOサミットにおいて、安倍晋三総理大臣（当時）がTPP創設の契機となったPKO早期展開への支援を表明して以来、日本は、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、旗振り役としてこの枠組みを推進しています。