2024/07/22

「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト」第3弾がスタート

エイチ・ツー・オーリテイリング 株式会社 

2024 年 7 月 22 日
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社

「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト」第 3 弾がスタート
3 年連続でモデル事業として環境省に採択され、エリアを拡大して展開


エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(大阪市北区、荒木直也社長、以下 H2O)は、7 月より「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト 2024」を始動します。産官学にわたるパートナーとともに、兵庫県川西市、兵庫県宝塚市、大阪市・梅田などのエリアにおいて、食品廃棄ゼロの実現と生活者の機運醸成を掛け合わせ、食品廃棄ゼロエリアの創出を目指します。本プロジェクトは、2024 年 6 月 28 日に、環境省による公募「令和 6 年度 食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」における食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業に、3 年連続で採択されています。

食と地域の環境に関わる食品廃棄物の問題は、地域社会のあらゆる人が関わることのできる領域です。本プロジェクトは、地域の事業者や生活者が、みんなで考え、みんなで楽しみながら、食品廃棄物の削減に取り組めるような基盤づくりを行ってまいります。

【プロジェクト概要】

2022、2023 年度を通じて推進してきた食品廃棄ゼロエリアの取り組みを広げ、本プロジェクトの継続および発展を目指し、シンポジウムの実施や推進に携わる関係者の拡大に取り組みます。

生活者参加型の取り組みとしては、「フードロスゼロチャレンジデイズ」と「グッド!ネイバー!ミーティング!」を川西市や宝塚市を中心に実施しています。

1. 「フードロスゼロチャレンジデイズ」

特製バッグを用い、コンポスト(家庭の生ごみを活用した堆肥)づくりに生活者が各家庭で一斉に取り組みます。できた堆肥を地域の誰もが気軽に立ち寄れる「オープンで見える場所」で活用し、街への愛着や参加者の一体感を醸成し、生活者の行動変容を目指します。2022 年から 5 回実施し 260 世帯が参加、1 トンを超える生ゴミを堆肥という資源に変えてきました。今後は、川西市周辺エリアでの取り組みをさらに深めるとともに、宝塚市や大阪市・梅田へと展開エリアの拡大を図ります。

2. 「グッド!ネイバー!ミーティング!」

家庭で持て余している食材を持ち寄り、即興で調理を行う「サルベージ・パーティ(R)(※)」を中心とする参加型イベントです。フードロスを知り、自分にできることを発見する場として、参加者自身が日々の購買行動や食品との向き合い方を変える機会づくりを行っています。2023 年から 5 回実施し、のべ 120 名以上の参加者とフードロスについて考え、実践を行っています。

※「サルベージ・パーティ」は一般社団法人フードサルベージの登録商標です

フードロスゼロチャレンジデイズ堆肥活用ワークイベント グッド!ネイバー!ミーティング!

<フードロスゼロチャレンジデイズのエリア深耕・拡大>

プロジェクト名
実施体制
内容

社会実験プロジェクト
Tsugu.(兵庫県川西市)
社会実験プロジェクト「Tsugu.」実行委員会(株式会社地球 Labo、H2O)、川西市
地域の事業者や川西市、H2O などが連携して、衣・食・住などの地域内循環を目指します。食の循環については、店舗、家庭、イベントを掛け合わせ食品廃棄ゼロに取り組み、「循環が見える街、わかる街」の実現を図ります。

宝塚大会議宝ほう交こう早わ生せ苺プロジェクト(兵庫県宝塚市)
宝塚大会議宝交早生苺プロジェクト(宝塚市、銀座ミツバチプロジェクト、甲子園大学、H2O)
宝塚市が包括連携協定を締結する企業・大学などが連携し、新たな価値共創を目指した「宝塚大会議」のプロジェクトの1つ。同市の農業試験場で誕生した品種「宝交早生苺」を、コンポスト堆肥を活用して栽培し、環境について考え実践します。

梅一グリーンプロジェクト(大阪市北区・梅田)
梅一グリーンプロジェクト(阪神園芸株式会社、梅田一丁目エリアマネジメント、兵庫県立淡路景観園芸学校)
大阪梅田ツインタワーズ・サウスの「みどり」を核に、地区全体の都市緑化の充実や、地域連携の強化を図っている。都市のみどりの魅力に触れる機会「グリーンナブルツアー」を開催するほか、プロの都市緑化整備の視点ならではのコンポスト堆肥の活用を進め、都会での循環の実感・実現を図ります。

<プロジェクト全体監修パートナー>

坂倉孝雄氏(大手前大学 現代社会学部 准教授)

経済産業省近畿経済産業局で中小企業政策、資源、環境、エネルギー政策、地域経済の調査研究等を担当し、2020 年より現職。専門は産業集積と地域経済。西宮市の産業振興計画策定や西宮商工会議所の発達支援計画評価委員などに携わり、研究(理論)と現場(実践)とをつなぐ活動をゼミ生たちと共に展開中。

平井巧氏(一般社団法人フードサルベージ代表理事、株式会社 honshoku 代表、フードスコーレ校長、shokuyoku マガジン編集長、東京農業大学非常勤講師、品川エトワール女子高等学校講師)

広告代理店での企画営業を経て独立。foodloss & waste の課題解決を手掛ける一般社団法人フードサルベージを設立。食のクリエイティブチーム株式会社 honshoku では、食にまつわる企画制作を行う。10 年先につながる食と学びのデザイナーとして活動中。

上野晴人氏(株式会社地球 Labo 代表取締役社長)

日本とサンフランシスコを行き来しながら健康産業の依頼を学び、地球環境に配慮した生き方に気付き、「美しい地球を守る」ことをミッションに掲げ、2019 年に地球と人が喜ぶものだけを提案する株式会社地球 Labo を設立。都市に小さな畑を増やすことを目指して、プランターとコンポストバッグブランド「Agripoucher(R)(※)」を手掛ける。

※「Agripoucher」は株式会社地球 Labo の登録商標です

<報道関係お問い合わせ先>
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 メディアリレーション部 TEL06-6367-3181

【参考資料】

川西市との包括連携協定について

2023 年 3 月 17 日、H2O は兵庫県川西市と「市民の交流やまちの賑わい創出」「ごみの排出削減」の 2 つの分野で連携と協働に関する包括連携協定を締結しました。

H2O グループでは、「地域社会への貢献」を柱にサステナビリティ経営を推進しており、川西市、兵庫県川辺郡猪名川町、大阪府豊能郡能勢町、豊能町エリアをその取り組みのモデル地域の一つに設定しています。

川西市とは、「衣」「食」「住」の分野で、地域内資源循環の実現を目指して連携・協働するとともに、 その活動を通して「市民の交流やまちの賑わい創出」「ごみの排出削減」を図っています。

https://data.swcms.net/file/h2o-retailing/ja/news/auto_20230316532094/pdfFile.pdf

宝塚市との包括連携協定について

2022 年 7 月 26 日、H2O は兵庫県宝塚市と「地域活性化」「環境」「こども・教育」「健康・福祉」「雇用促進」「防災・防犯」の 6 つの分野にわたる連携と協働に関する包括連携協定を締結しました。

「地域活性化」の分野では、地域に寄り添い、地域とともにつながりを育むことに貢献する活動として、百貨店で役目を終えた棚やハンガーラックなどの什器を、地域の事業者や生活者に継いでいくリユース什器オークションを実施。また、宝塚市での協働・共創の取り組みの推進を目指す「宝塚大会議」へも参加しています。「環境」の分野では食品ロス削減の取り組みとしてフードロスゼロチャレンジでの協働などを通じて、地域の活性化および市民サービスの向上を図っています。

https://data.swcms.net/file/h2o-retailing/ja/news/auto_20220725504100/pdfFile.pdf

エイチ・ツー・オー リテイリンググループの「サステナビリティ経営方針」について

H2O グループは、「地域住民への生活モデルの提供を通して、地域社会になくてはならない存在であり続けること」を経営理念としており、地域のみなさまとのつながりは、グループにとって大切な財産です。私たちはこれまで地域社会から多くの恩恵を受けることで成長してきました。今後も地域の一員として、地域社会の健全で持続的な発展に貢献します。2021 年より「地域社会への貢献」を柱にした 3つの重点テーマと 2 つの基本テーマをグループの「重要課題(マテリアリティ)」と位置づけ取り組みを推進しています。

詳細については、「統合レポート 2023」をご覧ください。

https://www.h2o-retailing.co.jp/ja/ir/library/report/main/011/teaserItems2/00/linkList/0/link/231101_all_web.pdf

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