アブダビのごみ焼却発電事業の運営・保守を正式受注

2024年７月24日

アブダビのごみ焼却発電事業の運営・保守を正式受注

日立造船株式会社の100％子会社でごみ焼却発電プラントなどの設計、建設、運営、保守を手がけるHitachi Zosen Inova AG（スイス、以下、Inova）は、今年3月にEPC契約を受注した※アラブ首?国連邦（UAE）アブダビ首?国におけるごみ焼却発電プロジェクト（以下、本プロジェクト）に関して、プラント完成後の運営、保守（O&M:Operation & Maintenance）業務の受注が成立しましたので、お知らせします。

本プロジェクトは、ごみ焼却発電プラント（処理能力:一般廃棄物年間90万トン＝2,700トン／日、発電能力80MW）の建設、完成後30年間にわたる運営、保守を行うとともに、Emirates Water and Electricity Company（エミレーツ水電力公社、以下、EWEC）に対して電力を販売する計画で、年間110万トン相当のCO2削減効果が見込まれています。

Inova は、丸紅株式会社（以下、丸紅）と 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構（以下、JOIN）と共に、本プロジェクトに参画しており、EWECおよびTadweer Group（アブダビ廃棄物処理公社）との間でコンセッション契約を締結しています。このほど、着手指示（NTP: Notice to Proceed）が発行され、2027年の運転開始に向けて工事が本格化しています。

当社グループは、ごみ焼却発電プラントにおける世界のリーディングカンパニーとして、今後も中東を含む世界各地の需要に応え、衛生的なごみ処理と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※2024年3月29日当社リリース https://www.hitachizosen.co.jp/newsroom/news/assets/pdf/FY2023-102.pdf

なお、本プロジェクトの概要は以下のとおりです。

＜ごみ焼却発電プラント＞
１．事 業 主 体:Inova、丸紅、JOINで組成するコンソーシアム
２．建 設 地:アラブ首?国連邦 アブダビ首?国
３．設 備 能 力:一般廃棄物処理量90万トン／年（2,700トン／日）、発電容量80MW
４．運 転 開始時期:2027年
５．運営・保守期間:30年間
６．売 電 先:EWEC
７．Ｎ Ｔ Ｐ 発 行:2024年6月28日

（終）