ウエストグループとグリッド、AIを活用した系統用蓄電池事業で協業 ～2027年までに800MWhの系統用蓄電所を開発～

2024年8月19日

株式会社ウエストホールディングス
株式会社グリッド

ウエストグループとグリッド、AIを活用した系統用蓄電池事業で協業 ～2027年までに800MWhの系統用蓄電所を開発～

株式会社ウエストホールディングス（広島県広島市西区、代表取締役社長：江頭栄一郎、以下「ウエストグループ」）と株式会社グリッド（東京都港区、代表取締役：曽我部完、以下、「グリッド」）は、AIを活用した系統用蓄電所の開発と運用に向けた業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

カーボンニュートラルの実現が求められている中、再生可能エネルギーの出力変動に対応するために蓄電池を用いた調整力に関心が高まっています。特に、電力系統に接続する系統用蓄電池は、市場取引による収益化や、自社の工場、オフィスでの需要ピーク時での使用などエネルギーコスト及びCO2排出量の削減を可能にすると期待されております。そうした中で、系統用蓄電池の需要は今後一層加速すると考えられており、カーボンニュートラル実現のために系統用蓄電所の開発は急務です。

今回の協業では、メガソーラーから家庭用まで、約70,000か所の太陽光発電所の建設実績をもつウエストグループと、これまで電力会社との様々なAIによる取組み実績やAI蓄電池制御最適化エンジン「ReNomCharge」を保有するグリッドのノウハウを融合し、系統用蓄電所の用地探索から開発、運営サービスまでを行います。

約70,000か所の太陽光発電所の建設実績のあるウエストグループのノウハウを活かし、地域の特性を考慮した系統用蓄電所の設計から建設、工事を担当し、グリッドはAIを用いた蓄電池の最適な運用を担います。両社の協業により、用地の選定から設計、建設、工事、AIによる最適な運用までをワンストップで実現することが可能となります。また、AIを活用することで、効率的な蓄電池運用が期待されます。既に、両者での協業プロジェクトとして、山口県長門市で１号案件を計画しており、これを皮切りに2027年度までに蓄電池容量800MWh規模での系統用蓄電所の開発を目指します。

今後は、太陽光発電所の出力抑制による太陽光発電量の非効率利用や、昨今のAI・DX推進に伴うデータセンターの増設等による電力需要の増化など、調整力に対する需要が見込まれる領域に対して、新しいエネルギーサービスを構築・提供してまいります。

■報道関係の方のお問い合わせ先
株式会社ウエストホールディングス広島本社
TEL：082-503-3900
株式会社グリッド原田
TEL：080-7578-8290