2024/08/27

「アーバンファンデーション(R)工法」の建設技術審査証明取得 [JFEスチール株式会社]

JFEホールディングス 株式会社 

2024年8月27日
JFEスチール株式会社

「アーバンファンデーション®工法」の建設技術審査証明取得

当社は、このたび、JFE建材株式会社、株式会社加藤建設、株式会社森本組、株式会社森組と共同で、アーバンリング工法®を用いた混合構造基礎において、鉄筋コンクリートの主筋を拘束する帯筋を省略することができる『アーバンファンデーション®工法』(以下、本工法)を開発し、その継手部の性能、終局曲げ耐力、塑性変形能、および施工性が確認されたため、一般財団法人 国土技術研究センターより、令和6年3月29日付で建設技術審査証明を取得しました。

シールドトンネル用のセグメントを用いた立坑構築技術であるアーバンリング工法®は、狭あい地で橋脚基礎を急速施工する技術として用いられてきましたが、従来は仮設壁として扱われ、別途内部に鉄筋コンクリートの基礎を構築する必要があり、占用面積、工期および材料の観点からの合理化が求められていました。今回開発した本工法は、後打ち鉄筋コンクリート基礎における主筋を拘束する部材としてアーバンリングを評価し、帯筋を省略することを可能とした混合構造基礎の技術であり、占用面積・工費の削減や工期短縮が可能となりました。現在までに本工法を用いた施工実績は7基となっています。

当社は、今後もお客様のさまざまなニーズにお応えできる付加価値の高い建設技術の開発・提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【アーバンファンデーション®工法の特長】

アーバンファンデーション®工法は、アーバンリングの縦目地継手を「ボックス構造継手」とした剛リング体にすることにより、後打ち鉄筋コンクリートの帯筋を省略することを可能にした技術です。
本工法の特長は以下のとおりです。

・帯筋を省略しても同等以上の曲げ耐力と、同等の塑性変形能を有しています。
・占用面積、掘削土量、および工費の削減と、工期の短縮を図ることができます。

【アーバンファンデーション工法の施工事例】

左上:施工現場全景
左下:ボックス構造継手施工
右上:主筋建込

【アーバンファンデーション工法の建設技術審査証明書】

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。

JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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