2024/08/29

使用済 太陽電池モジュールのリユース・リサイクルの取り組みを開始 ~環境の負荷をおさえ、資源の再利用を行います~

株式会社 ウエストホールディングス 

2024 年8月29日
株式会社ウエストホールディングス

使用済 太陽電池モジュールのリユース・リサイクルの取り組みを開始
~環境の負荷をおさえ、資源の再利用を行います~


株式会社ウエストホールディングス(広島県広島市西区、代表取締役社長:江頭 栄一郎、以下「ウエストグループ」)は、近畿電電輸送株式会社(大阪府寝屋川市、代表取締役社長:上田一志、以下、「近畿電電輸送」)と、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルに係る業務委託基本契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

日本国内では、2012 年に施行された固定価格買取制度(以下、「FIT 制度」)の導入以降、太陽光発電所の需要が旺盛となり、2030年には、120GWの規模での普及が予想されています。他方、FIT制度の売電期間が終了したのち発電所の撤去、また、太陽電池モジュールの経年劣化に伴う発電量の低下により、太陽電池モジュールの張り替え需要などから、2030年半ばには、年間80万トンの大量廃棄が予想されています。

ウエストグループは、メガソーラーから家庭用の太陽光発電所の施工件数 69,000 か所の実績があり、その出力総数は、約 3,000,000kW になります。ここ数年の自然災害の頻発により、当社施工の太陽光発電所でも、太陽電池モジュールの破棄が起きており、対策の準備をしてまいりました。

ウエストグループでは、将来の太陽電池モジュールの大量破棄に備え、使用済の太陽電池モジュールのリユース・リサイクルにかかる業務を近畿電電輸送との協業を開始することに合意いたしました。

近畿電電輸送は自社の中間処理施設(京都府八幡市)に太陽電池モジュールのリサイクル設備「ReSola(リソラ)」を導入し、太陽電池モジュールのリサイクルを開始しています。アルミ枠・ジャンクションボックスは新たな金属資源の原料となり、ガラスは有害物質の溶出抑制処理をした発泡ガラスとなり、バックシートは、精錬所で銀の抽出をするなどして、多様な資源の原料として再利用が可能で、使用済み太陽光モジュールのリサイクル 100%を目指しています。

スキームは、ウエストグループが、施工した発電所、保守契約を締結している発電所に対して、リパワリングの需要を獲得した場合の太陽電池モジュールの破棄、自然災害による発電不良の太陽電池モジュールの廃棄などの情報を収集し、近畿電電輸送に、リサイクル・リユースを委託するスキームとなります。また、日本全国で発生する廃棄太陽光モジュールのリサイクルを近畿電電輸送を一元窓口とし適切なリサイクル処理を実現しウエストグループでは、環境の負荷をおさえ、資源の再利用ができるスキームを展開してまいります。

近畿電電輸送 会社概要

会社名 近畿電電輸送株式会社
本社所在地 大阪府寝屋川市讃良西町6-23
代表者 代表取締役社長 上田 一志
設立日 1965年6月
事業概要
一般貨物運送業、NTT電気通信資材の配送、事務所移転、引越運送、産業廃棄物収集運搬、各種物品販売、倉庫業、産業廃棄物処理業、産業廃棄物処分業、太陽光リサイクル、コンクリート柱破砕、古物商・金属くず商、 会社請求書発行、ダイレクトメール等の印刷、封入封緘業務、入出荷業務、 人材派遣サービス事業、一般労働者派遣

■報道関係の方のお問い合わせ先
株式会社ウエストホールディングス 東京本社 TEL:03-6812-2501(代)

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