楽天カード及びみずほフィナンシャルグループによる戦略的な資本業務提携の検討についてのお知らせ
楽天カード2024年9月30日
- 楽天グループ株式会社
楽天カード及びみずほフィナンシャルグループによる戦略的な資本業務提携の検討についてのお知らせ
楽天グループ(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天グループ」)は連結子会社である楽天カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天カード」)と、株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:木原 正裕、以下「みずほFG」)で、新たに戦略的な資本業務提携(以下「本提携」)を検討していくことについて本日合意いたしました。みずほFGとは、2023年11月9日付で「楽天証券ホールディングス及びみずほ証券による戦略的な資本業務提携の強化について」を公表して以来、楽天証券ホールディングス株式会社及びみずほ証券株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:浜本 吉郎)との間で、資産形成・資産運用分野におけるオンライン・リアルの双方を組合せた新しいリテール事業モデル構築に向けた取組について、両グループの連携を含め推進を深化させてまいりました。フィンテック事業のコアビジネスである楽天カードの更なる成長に向けて、みずほFGとの連携をより加速させていくことで、盤石な個人向けのビジネスに加え、今後拡大が見込める法人領域等での成長機会を追求していきたいと考えています。幅広い顧客基盤を有するみずほFGとの提携を深化、拡大することで、楽天カードの事業領域の拡大及び持続的な成長に加え、楽天カードを中核とした楽天フィンテックエコシステム全体の更なる拡大、発展を目指すことは、当社の企業価値の向上により資するものと判断いたしました。本提携後においても、楽天カードは、引き続き楽天エコシステムを形成するうえで、楽天グループの重要な連結子会社でのあるとの位置付けに何ら変更はございません。
なお、現在楽天カードの100%連結子会社である楽天インシュアランスホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高澤 廣志、以下「楽天インシュアランスHD」)については、生損保の連携強化の段階であること等の事項を総合的に勘案した結果、本提携の対象外とし、楽天インシュアランスHDは楽天グループが100%継続保有することを予定しております。
現時点で、具体的な本提携の内容について確定していることはございませんが、今後、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。
なお、本提携を検討するにあたり、楽天グループと楽天銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:永井 啓之、以下「楽天銀行」)は、2024年4月1日付で開示した「フィンテック事業再編に向けた協議の開始に関するお知らせ」において、本再編が楽天グループ及び楽天銀行双方の更なる持続的成長及び企業価値向上に資するかどうかという観点に加え、フィンテック事業の各サービスに係る法規制、楽天銀行の少数株主利益、フィンテック事業のエコシステム強化に最適なグループ・ストラクチャー等の更なる総合的検討を行い、2025年1月の効力発生を目指し、様々な選択肢の比較を行いながら、本再編の検討を進めてまいりましたが、必ずしも本再編を行うことが、フィンテック事業のエコシステムの更なる拡大と競争優位性の向上については最適とは言い難いとの判断に至り、本日、本再編を取り止めることを決定いたしました。
1.楽天カードの概要(2023年12月31日時点)
(1) |
名称 |
楽天カード株式会社 |
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(2) |
所在地 |
東京都港区南青山二丁目6番21号 |
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(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 穂坂 雅之 |
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(4) |
事業内容 |
クレジットカード、カードローン、 |
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(5) |
資本金 |
19,323百万円 |
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(6) |
設立年月日 |
2001年12月6日 |
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(7) |
発行済株式数 |
84,128株 |
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(8) |
決算期 |
12月31日 |
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(9) |
従業員数 |
4,380名 |
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(10) |
主要取引先 |
一般顧客 |
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(11) |
主要取引銀行 |
楽天銀行、みずほ銀行 |
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(12) |
大株主及び持株比率 |
楽天グループ株式会社 100% |
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(13) |
楽天グループと当該会社との間の関係 |
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資本関係 |
楽天グループは、本日現在、楽天カードの普通株式84,128株(保有割合にして100 %)を保有しており、楽天カードの親会社です |
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人的関係 |
本日現在、楽天グループの取締役4名が楽天カードの取締役を兼任しています。 |
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取引関係 |
楽天カードから楽天グループに対して、配当金支払い、経営指導料支払い、ブランドロイヤリティ支払い、業務委託取引等の取引があります。 |
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関連当事者への該当状況 |
楽天グループは楽天カードの親会社であり、相互に関連当事者に該当します |
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(14) |
最近3年間の経営成績及び |
連結・国際会計基準 |
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2021年12月期 |
2022年12月期 |
2023年12月期 |
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親会社の所有に帰属する持分 |
513,040 |
126,964 |
147,230 |
|
資産合計 |
13,884,877 |
4,087,679 |
4,190,330 |
|
1株当たり |
6,523,158.50円 |
1,614,305.26円 |
1,750,071.85円 |
|
売上収益 |
375,096 |
381,832 |
406,350 |
|
営業利益 |
52,567 |
52,683 |
69,560 |
|
税引前当期利益 |
52,509 |
52,550 |
69,204 |
|
親会社の所有者に帰属する |
66,299 |
49,674 |
48,484 |
|
親会社の所有者に帰属する |
854,494.23円 |
631,588.07円 |
609,363.82円 |
※連結ベース:連結子会社には、楽天インシュアランスHD、楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社、楽天ペイメント株式会社、楽天Edy株式会社等が含まれます。
2.本提携の相手先の概要(2024年3月31日時点)
(1) |
名称 |
株式会社みずほフィナンシャルグループ |
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(2) |
本店所在地 |
東京都千代田区大手町一丁目5番5号 |
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(3) |
代表者の役職・氏名 |
執行役社長 木原 正裕 |
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(4) |
事業内容 |
銀行持株会社、銀行、証券専門会社、その他銀行法により子会社とすることができる会社の経営管理及びこれに附帯する業務、その他銀行法により銀行持株会社が営むことのできる業務 |
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(5) |
資本金 |
2,256,767百万円 |
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(6) |
設立年月日 |
2003年1月8日 |
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(7) |
連結純資産 |
10,312,135百万円 |
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(8) |
連結総資産 |
278,672,151百万円 |
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(9) |
大株主及び持株比率 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) |
15.44% |
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株式会社日本カストディ銀行 (信託口) |
5.18% |
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JPモルガン証券株式会社 |
2.05% |
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STATE STREET BANK WEST CLIENT – TREATY 505234 |
2.04% |
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JP MORGAN CHASE BANK 385781 |
1.38% |
||||
SMBC日興証券株式会社 |
1.26% |
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SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT |
1.18% |
||||
ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM |
1.08% |
||||
株式会社日本カストディ銀行 (金銭信託課税口) |
1.02% |
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株式会社日本カストディ銀行 (信託口4) |
0.96% |
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(10) |
最近3年間の経営成績及び |
連結・日本会計基準 |
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2022年3月期 |
2023年3月期 |
2024年3月期 |
|||
純資産額 |
9,201,031 |
9,208,463 |
10,312,135 |
||
総資産額 |
237,066,142 |
254,258,203 |
278,672,151 |
||
1株当たり純資産額 |
3,581.39円 |
3,603.98円 |
4,037.28円 |
||
経常収益 |
3,963,091 |
5,778,772 |
8,744,458 |
||
経常利益 |
559,847 |
789,606 |
914,047 |
||
税金等調整前当期純利益 |
603,872 |
778,964 |
955,035 |
||
親会社株主に帰属する |
530,479 |
555,527 |
678,993 |
||
1株当たり当期純利益金額 |
209.27円 |
219.20円 |
267.88円 |
3.日程
2024年12月31日までに本提携の効力発生を目指していく予定です。
以 上