【プレスリリース第2弾】「@cosmeベストコスメアワード2024」12月5日発表 ~スキンケアは、国産で守り韓国で遊ぶ!!メイクアップはこれまで注目度が低かった『じゃない方』消費?!~
株式会社 アイスタイル- プレスリリース
【プレスリリース第2弾】「@cosmeベストコスメアワード2024」12月5日発表
~スキンケアは、国産で守り韓国で遊ぶ!!メイクアップはこれまで注目度が低かった『じゃない方』消費?!~
株式会社アイスタイル
株式会社アイスタイル(代表取締役社長:遠藤 宗 以下、アイスタイル)は、2024年12月5日(木)、「@cosmeベストコスメアワード2024」を発表いたしました。
今回、総合大賞に輝いた商品は、アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」となりました。
「@cosmeベストコスメアワード2024」では、プレスリリースを2回に分けて発表しており、本リリースは第2弾となります。
第1弾の配信は、12月5日発表のプレスリリースを参照ください。
URL:https://www.istyle.co.jp/news/press/2024/12/1205-bc.html
また、同時発表の2025上半期トレンド予測の詳細は12月5日(木)発表のプレスリリースを参照ください。
URL:https://www.istyle.co.jp/news/press/2024/12/1205-tr.html
「@cosmeベストコスメアワード2024」第2弾ハイライト
※全体のトレンド傾向や総合大賞の分析については第1弾のプレスリリースを参照ください
◆スキンケア
・ベーシックアイテムは国産中価格帯で安心感、プラスワンアイテムは韓国コスメ
・国産の中でも敏感肌ブランドのランクインに注目!
◆メイクアップ
・メイクアップは「じゃない方消費」に注目!
・「盛り耐性あり」の人は徐々に盛り耐性回帰?若年層は上品盛りにシフトか
◆ヘアケア
・ヘアケアも打倒暑さ消費!?
◆その他
・男性インフルエンサーの影響力UP、美容のボーダレス化進む
スキンケア
ベーシックアイテムは国産中価格帯で安心感、プラスワンアイテムは韓国コスメ
人気商品をアイテム別に表彰する「カテゴリ賞」のラインナップをみてみるとベストクレンジング・ベスト洗顔料・ベスト化粧水・ベスト乳液・ベスト美容液・ベストフェイスクリームというベーシックなスキンケアアイテムでは、6カテゴリ18商品のうち、17商品と9割以上が中価格帯中心の国産ブランドとなり、2024年上半期のベストコスメと同様の傾向となりました。
この背景には、引き続き物価高の影響があるようです。 2024 年11月に実施した@cosmeユーザーを対象とした「化粧品に関するアンケート」(以下、ユーザーアンケート)で、「化粧品全般について、 ここ半年間の意識や行動の「変化」」を聴取したところ、「お金をかけるべきアイテムは何かを以前より考えるようになった」と回答した人が全体の64.5%にのぼりました。
さらに、スキンケアに「安心感」を求めるようになったという声も増加傾向にあることから、品質と価格のバランスが良く、失敗しにくい安心感のある選択肢として、生活者が中価格帯を中心とした国産ブランドを支持したといえそうです。
ベストコスメアワード2024上半期新作ベストコスメプレスリリースはこちら:
https://www.istyle.co.jp/news/press/2024/06/0606-bc.html
その一方で、ベストブースターとベストシートマスクというプラスワンアイテムのカテゴリでは、それぞれTOP3すべてと、2商品で韓国ブランドがランクインしました。
ブースターは、化粧水の前に使用することでそのあとに使う化粧品の浸透をよくする、まだ比較的新しいカテゴリー のアイテムです。またシートマスクもここ数年でデイリーケアに取り入れられるようになったアイテムといえます。更に、韓国ブランドを中心に1枚入りの商品が豊富なこともあり、肌のコンディションによって取り入れる成分を変えてみたり、時には使用感やビジュアル面などで目先の変わったエンタメ性のある商品を使ってみたりなど、新しいトライをしやすい カテゴリでもあります。
これらのことから、基本のケアではシビアに価格分の価値を見極め、国産ブランドで手堅く守りのケアをしつつも、プラスワンアイテムでは韓国コスメで積極的に新しいブランドや攻めのケアを取り入れて、かしこくバランスを取る生活者の様子が垣間見えます。
国産の中でも敏感肌ブランドのランクインに注目
今回のベストコスメのスキンケアカテゴリでもう一つ注目なのが、「国産敏感肌ブランド」です。スキンケアカテゴリ全体で3ブランド(dプログラム、キュレル、イハダ)5商品がランクイン。特にdプログラムは3商品が受賞しました。
前述のとおり、「スキンケアに安心感を求めるようになった」生活者が引き続き増加傾向であることが、敏感肌ブランドが支持された要因の一つといえるでしょう。
また、クチコミを分析してみると、「敏感混合肌」「脂性敏感肌」等、これまでよりも自身の肌状態をより細かに分類、理解していることがうかがえるワードの出現率が上昇していました。SNSの浸透などで生活者の美容リテラシーのベースが上がったことが、敏感肌ブランドへの注目を高めているともいえそうです。
さらに、肌が敏感になる原因として、「美容施術後」を挙げるクチコミも見られます。
美容医療は昨今ますます身近になってきていることから、今後は美容施術後の敏感肌対策としても敏感肌ブランドの注目が高まっていくかもしれません。
メイクアップ
メイクアップは「じゃない方消費」に注目!
メイクアップカテゴリは「盛り耐性なし」というワードに代表されるように、これまでフォーカスが当たりにくかったニーズを現す言葉が多数生まれ、広がった1年となりました。例えば、これまでであれば「メイクは盛るためのもの」であり、「盛ったメイクが似合わない」という生活者の声は埋もれてしまいがちでしたが、そのような個性を持つ生活者が自らを「盛り耐性なしタイプ」などと自称し、自分の個性にあったアイテムやメイク方法などを発信するようになったことでニーズが可視化され、新たなトレンドが生まれています。
今年トレンドとなり、クチコミにおけるワードの出現率が昨対なんと48.9倍にもなった「ミュートメイク」は、まさに「盛り耐性なしタイプ」の人が安心して取り入れられるメイク方法として話題となり、ミュートメイクで使いやすい「締め色のない淡めカラーのアイシャドウパレット」や「淡い色味のチーク」などが人気を集め、ベストコスメも受賞しました。
また、総合3位にランクインしたrom&nd「ハンオールブロウカラ」は「眉が濃い」という「じゃない方」のお悩みをもつ生活者からの支持が見られました。
その他、「ブルベなのに青みを吸収してしまう青み吸収族」、「〇〇苦手民」などの「じゃない方」を現すワードの出現率も増加しています。
<クチコミ抜粋:総合3位 rom&nd「ハンオールブロウカラ」>
眉毛の毛が濃くて多いので、眉の存在感を薄めたい私にとって、綺麗に眉が染まるのでとても愛用してます。
<クチコミ抜粋:ベストチーク第1位「セザンヌ チークブラッシュ」>
同じような色味のチークは色々なメーカーから出ていますが、ほぼワンコインでこの品質のチークを買えるのはすごい。流行のミュートメイクにも合うのでガンガン使います!
<クチコミ抜粋:価格別賞 ロープライス部門 アイシャドウ「ケイト ポッピングシルエットシャドウ」>
話題のミュートメイクが簡単に完成させられるパレットありがたい!濃い締め色はないんだけど、
このパレットを使えば自然に立体感が作れて確実に盛れる。盛り耐性のない私にもってこいだった!
更に、「じゃない方」ニーズへの注目はメイク以外のカテゴリでも高まっています。例えば、スキンケアでは「脂性肌」、ヘアケアでは「多毛」というワードの出現率は共に、昨対1.3倍の増加がみられました。
<クチコミ抜粋:ベスト化粧水第2位「KANEBO スキン ハーモナイザー」>
私はこの後の美容液と乳液など、しっとりしている物を使用しています。荒れがちだったお肌が、鎮静された気がします。
お試しに購入しましたが、じっくり使用してリピを決めたいと思います。
<クチコミ抜粋:ベストシャンプー・コンディショナー第2位「プリュスオー メロウシャンプー/メロウトリートメント」>
剛毛多毛癖毛ととても厄介な髪な上、この暑さで髪も広がり毎朝うんざりしていましたがこれを使用してから朝起きた時髪がまとまっていて嬉しい...!
また、こうした流れはいわゆる「界隈消費」の流れも汲んでいる様で、「〇〇さんにおすすめです」などと自分と近しい界隈への方への推奨コメントが散見されます。こういった情報発信においては自分の属性をトライブで表現する「●●民」「●●族」などのワードがよく用いられています。「界隈」がどちらかというと客観的な視点であるのに対し、より自分事化された表現と言えるかもしれません。
<クチコミ抜粋:ベストボディケア第2位「キュレル バスタイム モイストバリアクリーム」>
濡れたまま塗って、そのあと拭いて大丈夫、、、?と思いましたが、しっとり潤ったお肌が続きます
忙しい時でも簡単にケアできるので、忙しい方やママさんにもおすすめです!!
季節の変わり目お肌が敏感になっているときでも安心して使える製品が揃うキュレル乾燥さん、敏感肌さんにおすすめです!
<クチコミ抜粋:下半期リップ新人賞「fwee(フィー) フィー 3Dボリューミンググロス」>
使いにくい色かな......?と思いつつ、どうしても気になるリップだったので買ってみました。結果、私には大当たり!塗った瞬間、カサカサ唇がぷっくりになって感動です。皮向けが全然目立たなくなる、すごい。色味も透明感が強いからか、案外馴染んで、美少女みたいな唇になります。(あくまで唇だけ)唇荒れ荒れの民なのでこれは嬉しい。
「盛り耐性あり」界隈では「盛りメイク」シフトの兆しも?
一方、「盛り耐性あり」界隈を中心に「盛りメイク」シフトの兆しもありそうです。
クチコミをみてみると、数は少ないながらも「盛り」傾向のメイクを連想させる「平成」「海外メイク」といったワードの出現率がそれぞれ、昨対3.4倍、1.4倍と増加傾向にあります。
受賞商品のクチコミにも、これらのワードが見られます。
<ベスト単色アイシャドウ第3位「アディクション ザ アイシャドウ パール」>
ナチュラルメイクには向いてないかもしれませんが、海外メイクやギャルメイクパーティメイクにぴったりなんです!
<ベストリキッドルージュ第1位「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」>
ラメ感とぷっくらした唇を演出できるところが好きで購入しました。このラメ感とうるツヤ感が平成ギャルっぽいというかあゆっぽくもあるので、私は好んでよく購入してます。
生活者から大きな支持を受けている、メイクアップアーティストの小田切ヒロさんがYouTubeで平成メイクの動画を複数本あげていたり、12月下旬にはキャンメイクが"「涙袋をとにかく盛りたい」ニーズに応える、ナチュラルを敢えて無視した涙袋用アイシャドウパレットの新色の発売を予定しているなどの動きもみられることから、今後、この「盛りメイク」の芽がどうなるか要注目です。
ヘアケア
ヘアケアも打倒暑さ消費!?
今回のベストコスメの総合大賞から読み解いた2024年の消費傾向として、暑さ対策のできる商品に投資する「打倒暑さ消費」があると第1弾のリリースにて発表しましたが、ヘアケアカテゴリの受賞商品も「打倒暑さ消費」を感じるラインナップとなりました。
ベストヘアケアでは、3商品全てウォータータイプがランクインしました。これまではオイルタイプやミルクタイプが主流でしたが、より軽く、暑いときにもべたつきを感じさせない剤形としてウォータータイプが求められたのではないでしょうか。
また、ヘアスタイリングカテゴリでは、暑さによる自身の汗や、湿気によるスタイルの崩れを防いだり、さっとヘアスタイリングのお直しができるアイテムが選ばれました。
更に、頭皮ケアカテゴリでラインナップされた3商品はいずれも「爽快感を得られる」ことが評価されており、頭皮ケアの目的が、高温多湿化によって、これまでのような薄毛ケアやエイジングケアだけでなくなってきていることを感じさせます。
加えて、前述の通り、「多毛」というワードの出現率が昨対1.3倍に増加しています。多毛のお悩みは暑さや湿気による髪の広がりなど、高温多湿な気候と結びつきが強いことから、今後「多毛ケア」はより大きなニーズとなっていくのではないでしょうか。
その他
男性インフルエンサーの影響力UP、美容のボーダレス化進む
今年も引き続き、インフルエンサーやヘアメイクアップアーティスト、美容家の発信がコスメの人気に大きな影響を与えました。
中でも、クチコミにおいて「ヒョクくん」「ギュテさん」など、男性インフルエンサーの名前の出現率が増加したのが今年の特徴です。また、お笑いコンビのレインボーの池田さんが新ブランドを立ち上げたこともあり、「芸人さん」や「池田さん」といったワードの出現率も増加しました。
これらのワードが含まれるクチコミをみてみると、「同じ美容好きのひとり」「美容賢者のひとり」として、男性インフルエンサーの声をごく自然に参考にしている姿がうかがえ、美容のボーダレス化がまた一歩進んでいるといえそうです。
<クチコミ抜粋:下半期フェイスクリーム新人賞「BIOHEAL BOH プロバイオダーム(TM) 3D リフティングクリーム」>
YouTuberヒョクさんの動画を見てQoo10メガ割で購入しました。テクスチャーはこっくり系。
<クチコミ抜粋:ベストフィックスミスト第1位「コーセーコスメニエンス メイク キープ ミスト EX +」>
ギュテさんが使用されていたので購入。
ミストをするとしないとではメイク持ちが全然違います。これからの季節にピッタリです。
「@cosmeベストコスメアワード2024」受賞商品
集計方法:
「@cosmeベストコスメアワード2024」は、生活者のクチコミに加え、どのくらい注目された商品かなどを加味して、順位を決定しています。
集計対象期間: 2023年11月1日~2024年10月31日
集計対象クチコミ件数: 1,443,189件
集計対象アイテム数: 52,822アイテム
※化粧品、医薬部外品、化粧小物、美容器具、美容家電、日用品、飲料として販売されているものを対象としています。
※複数のカテゴリにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1つのカテゴリに絞って集計しています。
※下半期新人賞は2024年5月1日~10月31日に発売された商品を対象としています。
※価格別賞は、「ハイプライス」「ミドルプライス」「ロープライス」の3つの価格帯ごとに、クチコミでの評価に加え、多くの注目を集めたか等を加味し、選ばれたアイテムに贈られます。
※@cosme SHOPPING ベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定しています。
※@cosme STORE ベストヒット賞は「@cosme STORE」及び「@cosme TOKYO」「@cosme OSAKA」での販売実績をもとに順位を決定しています。
受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://www.cosme.net/bestcosme/
@cosmeとは
月間訪問者約1,900万人、国内外4万3千ブランド・商品数39万点のコスメのデータベースと、クチコミ検索機能や新製品情報などのコンテンツを備えた日本最大の化粧品・美容の総合サイトです。1999年のオープン以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、累計クチコミ数は2,000万件を突破しています。(2023.12月末時点)
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■資本金:57億1,900万円
■代表者:代表取締役社長 遠藤 宗
■事業内容:美容系総合サイト「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営、関連広告サービス・マーケティング・リサーチサービスの提供
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