2024/12/10

急性腎障害を対象疾患としたTMS-008の第I相単回投与用量漸増試験における全被験者への投与完了のお知らせ

株式会社 ティムス 

2024 年12月10日
株式会社ティムス

急性腎障害を対象疾患としたTMS-008の第I相単回投与用量漸増試験における
全被験者への投与完了のお知らせ


株式会社ティムス(以下「当社」)は、本年6月19日に投与を開始した急性腎障害治療薬候補のTMS-008の第Ⅰ相臨床試験(以下「本試験」)において、予定されていた全ての被験者に対する投与と所定の検査が完了しましたことをお知らせいたします。

本試験においては、健常な成人男性を対象として、TMS-008 を5つのコホート毎に段階的に用量を引き上げて投与いたしました。本試験の概要はjRCT(Japan Registry of Clinical Trials)からご確認いただけます。

URL:https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT2031240084

現在、安全性、忍容性及び薬物動態等について解析を進めております。データ・リードアウトは、2025 年度第1四半期(2025年3月~5月)を予定しております。

TMS-008 について

TMS-008 は、黒カビの一種に由来するSMTP(Stachybotrys microspora triprenyl phenol)化合物のファミリーです。可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)を標的とする阻害薬であり、抗炎症作用と抗酸化作用により腎臓の保護効果が期待でき、急性腎障害の治療薬としての可能性が期待されます。

なお、本件が2025年2月期の業績に与える影響はありません。

【株式会社ティムスについて】

株式会社ティムスは、アンメット・メディカル・ニーズの克服を目指し、革新的な医薬品の発見と開発に注力し、研究段階から臨床段階までを手掛けるバイオ医薬品企業です。当社の研究開発品には、真菌由来のSMTPs(Stachybotrys microspore triprenyl phenols)と呼ばれる低分子化合物ファミリーが含まれます。リードパイプラインであるTMS-007(JX10)は、急性期脳梗塞治療薬として前期第Ⅱ相臨床試験において有効性と安全性を示しました。その他に、治療抵抗性又は制御不能な高血圧、急性腎障害、脊髄損傷といったアンメット・メディカル・ニーズの大きい疾患に対する治療薬パイプラインを有しています。株式会社ティムスは、アカデミア等における発見を世界の医薬品市場につなげる架け橋となることを目指し、日本の主要な学術機関との確立されたパートナーシップを活用し、新たなパイプラインの探索を続けています。

詳細は当社ウェブサイト(https://www.tms-japan.co.jp)をご覧ください。

以上

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