2024/12/16

国際的な評価機関EcoVadis社によるサステナビリティ調査で上位5%の「ゴールド」評価を獲得 (富士フイルムビジネスイノベーション)

富士フイルムホールディングス 株式会社 

国際的な評価機関EcoVadis社によるサステナビリティ調査で上位5%の「ゴールド」評価を獲得

2024年12月16日

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、国際的な評価機関EcoVadis社(本社:フランス・パリ)によるサステナビリティ調査で上位5%に与えられる「ゴールド」評価を獲得しました。

EcoVadis社は、世界180カ国以上、220業種13万社を超える企業を対象に、「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な調達」の4分野においてESGの方針や取り組みを評価しています。今回当社は「環境」と「持続可能な資材調達」の2分野で高い評価を受けました。

「環境」分野では、7つの評価項目※1のうち「支持」「措置」「認証」「範囲」の4項目で満点の評価となり、気候変動対応・資源循環の取り組みや製品の環境性能、環境対応に関する外部認証などが高く評価されました。当社では、商品を通じて「気候変動対応」と「資源循環の促進」に向けて技術開発と資源循環に取り組んでいます。例えば、気候変動対応への取り組みの一環として、従来のトナーと比べ約30~35℃低い温度での定着を実現※2するSuper EA-Ecoトナーの開発などで、商品の省エネルギー性能の向上を図ってきました。また、資源循環促進の一環として「使用済み商品は、廃棄物ではなく、貴重な資源である」という方針のもと、新造機同等の品質・信頼性を保証した再生機※3を2010年から製造しています。2024年5月には、さらなる新規資源投入の抑制に向け、新規資源投入率を2030年度までに60%以下にする目標を制定。今後も、再生機の製造およびトナーカートリッジ・廃トナーボトルのリユース、再生プラスチックをはじめとする再生材の活用により資源循環の取り組みを加速することによって気候変動対応と資源循環の促進を強化していきます。

「持続可能な資材調達」においては、7つある評価※1項目のうち「支持」「措置」「範囲」の3項目で満点の評価を獲得し、RBA※4への参画や当社が持続可能な調達に関する外部イニシアチブを支持していること、サプライヤーへの教育やリスク分析などの取り組みが評価されました。当社では、国内外の重要な調達先に、サステナビリティや情報セキュリティに関するセルフチェックアンケートに毎年回答いただいているほか、当社生産拠点の総務、人事、環境、安全衛生、CSR等のメンバーで構成された専門チームによる実地確認と各領域ごとに改善アドバイスを行う「専門訪問診断」を実施しています。今後も持続可能な調達のさらなる推進に向けて調達先との連携をさらに強化していきます。

また、これまでの取り組みに加え、当社ではこの度、再生機の認知向上に向け「Loop to New」というロゴマークを作成しました。再生機に込められた思い・価値を表現しています。ロゴマークには、使用済みの複合機を回収し、ふたたび再生機として届け、お客様とともに次世代に向けて「資源循環の輪」を紡いでいく意味が込められており、再生機の普及拡大につなげていきます。当社は、今後も富士フイルムグループのCSR計画Sustainable Value Plan 2030に基づいてサプライチェーンにおける環境・倫理・人権などの基盤強化に取り組み、サステナブル社会の実現に向けて貢献する企業を目指します。

  • ※1「方針」「支持」「措置」「認証」「範囲」「報告」「360°ウォッチ」の7つの評価項目。
  • ※2トナーの定着温度を低温化することで、定着時の消費電力を低減。消費電力の低減により、機器使用時のCO2排出量が、当社の従来EAトナーと比較し54%削減。
  • ※3お客様から回収した使用済み複合機を使用履歴に応じて、機械・部品単位で所定の基準でリユースの可否を判断。摩耗、消耗した部品は交換し、リユースできる部品は分解、清掃、組立を実施。組み立て後の検査工程では、新造機と同じ工程を経ており、新品としての品質・信頼性を保証した商品。
  • ※4RBA(Responsible Business Alliance/本部:米国バージニア州):グローバルサプライチェーンのCSRを推進。詳細はRBAのウェブサイトをご参照ください。https://www.responsiblebusiness.org/

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