2024/12/24

和歌山県上富田町(かみとんだちょう)と 「上富田町における特定外来生物の対策に関する協定」を締結

フマキラー 株式会社 

2024.12.24

フマキラー、和歌山県上富田町(かみとんだちょう)と 「上富田町における特定外来生物の対策に関する協定」を締結

~当社として全国では2事例目、上富田町は和歌山県内自治体では初~

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大下一明)は、上富田町(和歌山県西牟婁郡上富田町、町長:奥田 誠)と「上富田町における特定外来生物の対策に関する協定」を締結することに合意し、12月9日、上富田役場において、上富田町奥田 誠町長、フマキラー株式会社代表取締役専務加藤孝彦出席のもと調印式が行われました。

当社は、平成30年に全国初となる同協定を広島県廿日市市と締結しており、当町との締結は、2事例目となります。また、当町は、和歌県内の自治体としては初の協定となります。

フマキラー加藤専務(左)と奥田町長

本協定では、町及びフマキラーが相互に連携・協力し、上富田町内における特定外来生物の早期防除及び特定外来生物による被害の低減等の対策を行うことにより、町民の良好な生活環境の保全及び安全で安心なまちづくりの推進に寄与することを目的しています。

本協定が合意にいたった背景には、日本には本来存在しなかったクビアカツヤカミキリが、平成29年7月に和歌山県かつらぎ町で発見され、紀北地域で被害が拡大し南下している状態であり、当町の基幹作物である梅の木を枯死させる恐れがあり、専門知識を持つ当社との協働により農業を守る事につながると考えられたためです。

また、当社と当町は、昨年当町で実施したイベント「ガキ大将の森1週間キャンプ」に、当社職員が害虫対策の一環として参加した際に、当町からクビアカツヤカミキリ対策の相談を受けたことがきっかけとなりました。今年度においても引き続き協議をする中で、協定を締結し包括的に取り組んでいく事となりました。

フマキラーは、「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。」という経営理念のもと、商品開発や社会活動に取り組んでおります。平成23年には、環境省、独立行政法人国立環境研究所と連携し、東京都大田区内に定着した特定外来生物アルゼンチンアリの地域根絶に向けた防除事業に参画し、アルゼンチンアリ防除手法の開発に協力。「アルゼンチンアリ防除マニュアル」の策定に貢献しております。また、平成29年の特定外来生物ヒアリ・アカカミアリ侵入時は、神戸市の要請を受けてアリ対策剤を無償提供し、緊急防除作業にも参加しております。

当社は、長年培ってきた害虫に対する研究成果や知識を活かしながら、今後も害虫対策や感染症予防対策について積極的な啓発活動に取り組み、安心な地域、社会づくりに貢献してまいります。

<「上富田町における特定外来生物の対策に関する協定」協力内容>

(1)調査
(2)研究
(3)防除に関する普及啓発活動
(4)情報交換
(5)侵入発生時等の緊急対応
(6)前各号に定めるもののほか、特に要請のあった事項

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