新年のご挨拶 - 代表執行役社長CEO クリストファー・カーギル

2025 年 1 月 6 日

新年のご挨拶
代表執行役社長 CEO クリストファー・カーギル

親愛なる株主の皆さま、明けましておめでとうございます。
ネクセラファーマを代表して新年のご挨拶を申し上げます。

2024 年を振り返り、私は当社の将来に対して揺るぎない誇りと自信を抱いています。日本のバイオテック市場が幾多の課題に直面する中でも、当社のチームは確固たる決意と粘り強さを発揮し、日本と世界中の患者さまのために医薬品開発を加速するというミッションに向けて、大きく前進しました。

研究開発では、炎症性腸疾患に対する EP4 作動薬の臨床試験を開始しました。また、ファイザー社、イーライリリー社、ニューロクライン社、ベーリンガー社といった業界のリーディング企業との提携関係も進展し、代謝性疾患や神経精神疾患に対する画期的新薬創出に大きく近づきました。

2025 年には、ニューロクライン社が統合失調症治療薬候補のフェーズ 3 試験を開始する予定で、当社の画期的新薬開発への長年の努力と、その成果が近づいていることが、より一層、浮き彫りになるでしょう。

また、2024 年末の不眠症治療薬クービビック(R)の発売は、日本の患者さまへの当社のコミットメントを象徴しており、今後の成長に大きな期待を寄せています。提携先のマイルストンや新規の販売提携などにより、財務安定性も一層強化されました。これにより、成長とイノベーションの両立が可能になります。

今後を見通すと、当社の未来は非常に明るいです。当社は、代謝性疾患や神経精神疾患など世界的に最も注目される分野に重点投資しており、中期的には高い収益性を背景に、日本の多くの製薬企業よりも、はるかに迅速にイノベーションに対して投資することを可能にしていきます。

株主の皆さまには、当社に対する変わらぬご支援と信頼に心より感謝申し上げます。皆さまとともに、患者さまやステークホルダーの皆さまに貢献できる次世代のバイオ医薬品企業の構築に、邁進してまいります。

また、この場を借りて当社のチームの熱心な取り組みに感謝します。厳しい外部環境にもかかわらず、当社のミッション実現への取り組みに邁進し、目覚ましい成果を上げています。私たちは力を合わせて、当社自身と患者さまのために、より明るい未来を築いてまいります。

皆さまにとって 2025 年が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げますとともに、3 月の株主総会でお会いできることを楽しみにしております。

代表執行役社長 CEO
クリストファー・カーギル